キャラメルボックスアコースティックシアター
「あなたがここにいればよかったのに」観劇。
3/18(火)19:30と3/21(金)18:00の回。
どちらも当日券で見たけど、わりと前方でどちらも14番の席だった。
今年初のキャラメル。
なかなか見に行かれなくて後半です。
公演前半の平日が狙い目なのでその辺に行きたかったんだけど。
まぁ、見られてよかったです。
最初真柴さんぽくない…と思ったんだけど
真柴さんらしいものがどんなかというと言えないのにね。
物語的にはいろいろ突っ込みどころあるんだけど
それでも。面白いと感じたのはそこにいる人達が
生き生きとそのキャラクターを生きてる感じがしたからかな。
大家さんのきらきら感がすごかった。
というか、ほんっとにかっこよかった。
足を組む時の姿勢も。娘の報告に「それで」と声が裏返っちゃうところも。
きびきびした動きも素敵なんだけど、大志の一回目の人生で彼に関わり続ける姿勢も
二回目の人生で出会った時に「君か」と言って破顔するところも。
アベジョーに対して罰を受けろと言う時の揺るぎなさも。
熱く語りたいわ。素敵だった!
主役は筒井くんのはずでしたが、どちらかといえば相手役の貴ちゃんが軸の話で
筒井くんがなんでそんなふうに過去に飛んだかがもっと明確なら筒井くん主役に感じられたかも。
そして、彼が35歳を過ぎてこのまま年を取れても、また彼女がこれ以上どうにもならない不幸になった時に
また過去に飛ばないともかぎらない。という曖昧さもちょっと惜しいかな。
最初っから筒井くんの味方目線で見てたからアベジョーがほんとにうさんくさくて。
まひろがお父さんとけんかして家飛び出てきた時に
出迎えたネクタイなしシャツそでまくりの姿が
ちょっとだらしないんだけど、隙があってそれがまたかっこよくてずるい。
ずるいよー。
あそこで抱きしめ合うだけで送って行ける男なのはどうなんだろう ←
彼が最後まで改心せずなのがね。まひろとならやり直せると思ったんだけどな。
それならチラシのコピー「二度と会えなくてもいいんだ。君の声が聞けたから」にも納得だったな。
アベジョーのカーテンコールのお辞儀でネクタイ押さえる仕草が好きなので今回のスーツ姿も嬉しい。
ダンスの時に貴ちゃんを挟んで筒井くんと敵意を持って向き合ってる図は珍しくて面白かったな。
三浦さんの、大きい図体で譲くんと呼ばれる可愛さが似合ってて好き。
おばかなパパっぷりが実生活でもこんなかしら? と思わせる人のよさぶり
妻の友人の為に頼まれてもいないことを調べて知らせてくれるおせっかいさ。
菅野さんの深見さんに迫られて我慢したりいやがったりの自然なところ。
こういう人いたらなぁと思う人だったわー。うん。
この人の仕事よくわかんなかったけど、書店に出入りしてる業者ってことなのかしらね。
菅野さんの演じられた、いずれもののけになる予定の深見さん。
ノーマルだということにまず驚きましたが
徹底してるなぁ。とカーテンコール見て思う。
この人のお店は働く人わりと辞めて行く人多いんじゃなかろうか。
次のところへ行けるよう、自分の夢に向かって背中を押してくれる。
ちゃんと、見ていてくれる。そんな不思議な人だった。
綾ちゃんの演じた編集の人。この人みたいな人とお仕事できるってすごく嬉しいなって思える人だった。
仕事を依頼する時も、一回目のだめだった時に結論から先に言いますのところも。
もう一度チャンスをくれたところも。なんだかこの人と一緒に仕事をするというのは
きちんと姿勢正してがんばろう思える、この人に認めてもらいたいと思える素敵な人だった。
筒井くんと姉弟。たしかに全然似てないんだけどもさ。
「言いなさいよ」っていうとこ、確かに姉弟だわって感じだった。
樹里ちゃんのカラフル。最後のくすんだターコイズブルーの服が好きだったなぁ。
貴ちゃんと親友なのが自然でこういう二人が並ぶのは見てて嬉しいね。
強気で可愛くて、あんな風に友達を泣かせてあげられることの出来る存在って素敵だわ。
亜矢奈ちゃんのおばさん。ナミヤの時より自然な感じがしてよかったな。
病院のお見舞いのところで出て来る月刊誌の表紙がとても気になりましてね。
意外な3人+1人でしたな。
大志の一回目の人生の時の告白を受けて「この話はこれでおしまい」のところ
やわらかな人柄が出てて好きだったな。
春世ちゃん&玲衣ちゃん。Wキャストだったんですが
春世ちゃんの公香、玲衣ちゃんのナース(門倉さん)しか見られなかった。
Wキャストというかクロスキャスト? こういう時せつない。
でもたぶんこの組み合わせの方が好きだった気がする←ということにしておく。
春世ちゃん。アシスト時代に何があったんだろうか
うっすらと見当はつくけど、「オリジナルでなきゃ」ということを言って
怒った顔で立ち去るところが泣きそうでかわいそうで、かわいい。
玲衣ちゃんの検査結果を聞かれて先生からお話を~といいながら振り返りビースのところがかわいい。
ここのまるっとした形になる感じが好きなんだなぁ。
ダンスはいなくて、踊り終えて椅子運んでくるところでだけ
公香の衣装で出てきたのかな。この衣装も可愛かったのでやっぱり見られなくて残念だわ。
貴ちゃん。ヒロインの背中してたなぁ。
スカートのラインもひらりすらりとしてて可愛かったなぁ。
最初の大志との出会いのシーンで熊みたいに近づいてくる筒井くんに怯えるところが好きだわ。
アベジョーを追いかけようとする時の横顔が好き。
うまく行かない方がいいのがわかって見てても、
彼女の声が彼の胸の奥に届くといいのに願ったりしました。
筒井くん。うーん。
いいところいっぱいあるけど。ひとつだけ気になって。
ショーシャンクの時も思ったけど、一生懸命相手に説明するシーンがなんかね
思い入れたっぷり感が強くて、大袈裟になっちゃうというか。
んー。私はちょっと醒めるのね。次回に期待してみよう。
最初、白衣着て登場したとき「大友先生!」って思ってしまいました。
前回のヒトミで演じられた役のイメージかと思いました。
オープニングの背中全体で聞き耳してるところとか熊っぽくてかわいい。
病院で再会したところとか、おお!ドラマみたいーって思う展開と景色。
最後の手紙くちゃくちゃ投げ捨てのシーンもかわいい。
タイトルここに持ってきたのも面白かったけど。
カーテンコールの挨拶は貴ちゃん。
残すところ明日、明後日というつもりが
あす、あした。と言ってしまい筒井くんから訂正というか突っ込みが入る。
かわいい。
来場記念のおくすり。ラムネ入り。
見た瞬間「Papa told me」のお話の一つ思い出して、すごく嬉しかった。
久しぶりに本とり出して読んでみたりした。
あとそうだ。前説で鈴木くんが「ガラスの仮面」を知らないということに驚かされたんだ。
「誰ですか速水真澄って」と彼が言った時、会場そう突っ込みみたいな感じでしたよ。
ほんとだよ! まぁでもそんなもんなのかもねぇ。
生で見ることが出来るなら「二人の王女」のオーディションだよねぇなどと友達と語ったことが懐かしい。
せめて紫のバラくらい知っててねー。