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製作地 中国 福建省民窯
製作年代(推定) 17世紀 明末清初
渡来地・使用地 日本 江戸時代初期
サイズ 5枚 口径9.3cm~10cm、高さ2.6cm~3cm、重さ56g~77g
後ろ足が一本の”三足蝦蟇”を操る”蝦蟇仙人”の姿が、勢いのある筆遣いで大らかかつ躍動的に描かれた呉州染付小皿(平盃)5枚揃。
日本では画題として、また古典芸能の登場人物としても人気を博してきた蝦蟇仙人は、発祥の地中国においては知名度が低く、八仙とは異なり陶磁絵付の主題とされることはさほど無かったと考えられております。
上記及び絵図の蝦蟇・鉄拐の混交具合を鑑みると、本染付小皿は日本から送られた絵手本により製作されたことが特定でき、呉州手ならではの下手(げて)な絵付、釉の白濁具合と絵の暗青色がかもす粗朴な風情も発注者の狙い通りであったものと推察されます。
釉・呉須・砂高台の表情と虫喰が見られない点は呉州染付の特徴に符合し、少ない筆数で素早く描かれ絵もダミの入れ方も器毎に自由奔放なところに呉州手の持ち味と魅力が感じられます。
一枚一枚に施された丁寧な金繕いに数寄者の愛蔵ぶりが伺え、飄逸な仙人の絵図を愛でながら盃としたであろう光景も浮かびます。
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