19c英領ビルマ時代のチーク彫り装飾柱 2014-03-14 05:55:00 | 技巧・意匠・素材 製作地 ビルマ(ミャンマー) 製作年代(推定) 19世紀 素材 チーク材 下から上へと視線が動く、目にする者の心を操るかのようなデザイン構成と、浮き彫りと透かし彫りを巧みに交えた繊細で躍動感溢れる彫り意匠が見事な約1mの装飾柱です。 寺院・僧院の装飾柱に一般的なデザインですが、本作品にはコロニアル様式を感じさせる要素もあり、或いはラングーン(現ヤンゴン)の植民地邸宅における調度品として手掛けられたものである可能性を指摘することができます。土地と時代の色香が目と鼻腔を刺激する一品です。 « 曲がってもなお佇まいの美し... | トップ | カンボジア ダマスク絹の多... »