●ボードゲーム”シィットゥイン”の木製駒
製作地 ミャンマー
製作年代(推定) 19世紀~20世紀初頭
素材 チークウッド、漆
シィットゥイン(sittuyin)は、将棋やチェスの起源とされる古代インドのボードゲーム“チャトランガ”が、8世紀頃にビルマに伝わり独自化したものと考えられております。
千年以上にわたり原型を保ったまま継承されてきた点、インド本国では仏教信仰が意匠化されたボードゲーム駒は時代とともに消滅した中、ビルマではこれが継承・残存している点においても貴重な伝統のものと言うことができます。
敬虔な仏教国ミャンマーの空気感、職人手仕事の精神性が薫る、チーク彫りのゲーム駒です。
(写真 ミャンマー・バガンにて)