2019年の終わり頃から武漢で未知の疫病が発症していたものの、正か、世の中が激変するとはその頃は思いもせずに2020年2月には知人のおばさまに誘われるがまま、2週間ポルトガルとバルセロナに行ってきました。
ポルトガルではなんと8ヘクタールもあるそのおばさまの知り合いのお宅に滞在させていただき、その方に観光案内やら、外食は勿論、ポルトガルの家庭料理をふるまって頂きました。しかも、その家主、フランス人ジャーナリストのバツイチのおじ様で、私は思わず、そこに嫁ぎたいとまで思ってしまった💓
ポルトガルで行った世界最古の書店。おかれている書籍は初版本ばかり
なんだかのどかな街にもぶらっと行きました
ご一緒したおば様ともう一名の方は食品関係のお仕事をされているのでソーセージ工場に行ったり
美味しいものもいっぱい食べた
ジャーナリストの方のお食事も美味しく胃袋捕まれた
ポルトガルで目いっぱい観光し、美味しいものを食べて楽しかったのですが、やはり旅先で知らない人様のお宅に滞在したので気疲れからか、翌週、マドリッドに移動したらすぐに風邪ひいてダウン。ご一緒した二名の方々はサグラダファミリアに行かれたり、ダリ博物館に行かれたりする中、私は初めてのマドリッドで一人ひたすらホテルで、薬局で購入した薬を飲んで寝てたzzz
でもちょっと調子が良い時はお昼間の暖かい時に食べ物を買いに町に出たけど
旅の最後の頃はあまり記憶がなく、ビルバオ経由で帰ったのは覚えている
旅の後半は完ぺきチ~ンという感じでしたが、それよりも何よりも、羽田に着いてからがドキドキ💓声は出ないわ、咳ゴホゴホ、熱っぽいわ。帰国した頃が丁度コロナが大騒ぎになりはじめており、入国制限をし始めた正にその時。幸いにも、どうにか入国もすり抜けられ、無事、家に到着。家に帰ってからテレビをつけると、病院が大変だから風邪症状の人はまず保健所等に電話をという呼びかけをしていたけど、電話はつながらないし、私、死にそうだったので、電話も何もせず、広尾にあるかかりつけの先生の所に駆け込んだ。その先生には今も足を向けて寝られないのですが、直ぐに血液検査とレントゲンを撮って下さったら、ガビーン!「肺炎です!」との診察結果😨
でも先生の見立てでは細菌性の市中感染でおそらくコロナではないので、その日から朝晩、点滴を打ちに通うことになりました。しかし、5日通っても、数値は下がらず、肺の白さも消えずに水が溜まりはじめ、先生もさすがに後2~3日この状況が続くようであれば「保健所に通報し、日赤に入院ね。」と言われてしまった。そこで私が胸を痛めたのは「私が先生のところに飛び込んでしまったから万が一コロナだったら、先生の所2週間閉院になってしまうこと」と自分の浅はかさに涙がこぼれた。でも先生は「それはしょうがないよ。僕はあくまでも細菌性の市中感染だと思っているし、医師として当然の診療をしているだけだから」と仰ってくださって、本当に助かった。
そして、それから3日程点滴を続けたら、ようやくレントゲンの白い影も消え始め、血液検査の数値も下がり、点滴は無事終了。本当に、本当に先生には感謝。
しかし、その後、数週間はすっかり体力が落ち、夏くらいまでは毎日家でぐったりという状況が続き、周りの人たちからは「実はまりっぺはコロナなんじゃないか疑惑」が浮上。夏になってから高原検査を受けてその汚名は晴らしましたが、とにかく広尾にあるKクリニックの先生は名医で今も感謝しても感謝しきれません。
こんな大変な思いをしたのに実は私、それでもタバコをやめていませんでした。しかし、ようやく緊急事態宣言が明け、友達と夏にご飯を食べに行こうということになり、日比谷のミッドタウンに行ったら、喫煙所は封鎖。街中の喫煙所も封鎖。飲食店はオリンピックの開催もあり、ほぼほぼ禁煙。とにかくタバコを吸うのに苦労した夏に嫌気がさし、そうだ!思い切って禁煙外来に行ってみよう!と思い、6月に麻布十番の禁煙外来に行ってみました。禁煙外来にさえ行けば楽に禁煙できると思っていたのですが、先生に処方してもらうパッチを張っても、張り替える時に吸っちゃったり、その内パッチも効がなくなり、パッチを張っていても吸ってしまう始末。
そりゃそうだ、三十数年一日2~3箱吸っていたんだもの、パッチを張ったら本数は減っても、どうしても習慣でタバコに手が伸びる、まっ、しょうがないか。パッチを張っていればその内、辞められるだろうと漠然と考えていたら、ある日、禁煙外来の先生が「やめる気がないなら、もう来るな!あんたの金の無駄で、僕の時間の無駄です!」と怒鳴られた(# ゚Д゚)
私、その怒鳴られたことにむかついた「金払ってるのはこっちだよ!」と心の中で大激怒!でもそれを言われたおかげで「意地でも辞めてやる!」とその日から一本もタバコを吸わずにいます。
というか今のところ吸っていない
その内吸うかもしれない。
でも今年の夏がくれば3年禁煙したことになる
しかし、未だに吸いたくてしょうがなくて夢の中ではしょっちゅうタバコ吸っています。
というわけで、2020年はコロナが流行り始めた頃、スペインで風邪ひいて、肺炎になって、夏に禁煙したことが私の重大ニュースでありました。