まりっぺの平凡日記

毎日平凡に生きれるって幸せなんだ。でもその平凡っていうのは意外と難しい。

病院との戦い

2013-02-01 01:26:20 | Weblog

一昨日の夜、祖母の転院先の候補の外観を見に行ったことで、すっかり撃沈した私。家に帰ってからあまりのショックで、吐いては、泣きを一晩中繰り返し、そのことを昨日の朝ブログに書いた後、母に電話を入れました。

私「ママ、実は私、昨晩、転院先の候補であるN病院の外観を見に行ったんだけど、悍ましい程の廃墟、いや遺体収容所みたいなようだった。あそこは絶対に無理。あそこにママタンを入れるくらいなら、日赤のあの病棟で私はママタンの首を絞め、ママタンを日赤で死なせたい。」と電話口で泣いた。

母「外観や周辺の環境で判断せずとりあえず中の見学をしてみて、どうしても嫌なら断って、他の病院を探してもらうようにしましょうよ。そんな泣くほどのことではないでしょ?」

私「だってあんな病院を最初の候補に挙げられたこと自体、私は悲しい。ママタンの尊厳はないも同然よ。ママは見てないから泣いたってって言うけど、私、N病院を見に行った直後にママタンの首を絞めに行こうかと思ったくらい、ひどい外観と近隣の環境だったのよ。夜、見に行ったから物凄く恐ろしい所に思えたのかもしれないけど、そんなに言うなら、今から迎えに行くからママも肝試しに行きましょうよ。」と言って、母を迎えに行った。

母、私が大げさに言っていると思っていたらしいのですが、病院の前まで来たら母の顔も青ざめる。日中であっても、それなりにひどい外観。

私「昼間でもこの様だから、夜きた時のその怖さというか、ショックは物凄いものだったのよ。で、どうするの?これでも院内の見学を申し込むの?」

母「見学するまでもない…」

私「私が遺体収容所って言ったのがわかるでしょ?本当に廃墟とか、遺体収容所とか、斎場みたいでしょ?」

母「いや、今の斎場は物凄くりっぱだから、比べ物にならない…」

その後、私と母、日赤に行き、ケースワーカーにN病院は却下の旨を伝え、祖母の病室へ行く。

そこで母が「二人いてもしょうがないから、気晴らしにテニスに行ってきて、N病院のことはもう忘れなさい」と言ってくれたので、私はその足でテニスへ行ってきました。

昨夜、吐きまくり、泣きはらしたから頭がガンガンに痛かったけど、テニスをすることで少し発散できた(*^^)v

テニスの後、母に連絡を入れると「あの後、O先生がお嬢さんもおうちで見ることを希望していると言っていたから、中長期のN病院がそれほどショッキングだったなら、一度、ママタンを往診してくれていた在宅医療の主治医と、相談して、家で看る可能性があるかどうかを考えて見てくれるそうよ。幸い血液検査の結果も今回は良かったから、このまま良い状態を安定させてから家に帰って二日に1度の割合で点滴をして、また調子が悪かったら、日赤と連携を組む形が可能かどうかを考えてくださるんだって」と言うので、少し安心した私。

勿論、今まで以上に在宅は厳しいことになるのはわかっているけど、遠い病院や、中長期の病院に入れ、尊厳のない最後を迎えさせるくらいなら、家に連れて帰ってきたい!

と思いながら、私はもう一度祖母の顔を見に19時過ぎに病室へ行ったら、祖母のテーブルの上には夕飯が置かれたまま、祖母は吸入器のマスクをしたまま爆睡ちゅう。

うん?配膳は確か6時頃のはず。夕飯を食べる前に吸入しているはずだから、1時間以上、このままの状態でまた放置されているのでは?と思ってナースコールを鳴らすと慌てて、看護師さんが飛んできた。

私「すみません、吸入は終わっているから、他の方々の夕食の時間が落ち着いたら、祖母にも夕飯を食べさせて見て頂けますか?」

看護師さん「えっ?嚥下ができないのに?」

私「でも先生が夕食の指示を出しているということは先生も食べさせることを考えているんだし、家族としてはやはり一口でも二口でも口から食べて欲しいんですよ。嚥下がダメならダメでしょうがないけど、味わうことだけでもさせて欲しいんです。」

看護師「ベッド上でいいですか?」

私「寝たきりだと弱るだけだから御手数ですが、車椅子でお願いします。他の方々の夕飯が落ち着いてからでいいですから。」と下手にでつつも、むっとする私。

そして、本当に2口だけ食べさせて、口腔ケアをして「どうします?もう少し車椅子に座らせておきますか?」と言うので「はい、もう少し、私が付き添ってますから」と言う私。

その後、1時間程の間、ラウンジで夜景を見せてから部屋に戻り、じゃんけんをしたり、色んな話を祖母としていたら、唾液で祖母がむせたのでナースコールを鳴らすと「はい?どうしました?」と応答する看護師

私「すみません。唾液でむせているので吸引をお願いします。」

看護師「はぁ~い」と言ったまま来ない。

私「祖母の背中や胸を叩いたり、なでたりするも唇の色が変わってきたので、急いでナースステーションに行って「むせてるから吸引をお願いってナースコールならしたのにどうしたんですか!」と怒鳴る。

「あぁ~この用事を済ませてから行こうと思ってました」と言う看護師に私の怒りのゲージは振りっ切れたものの、私が怒ったものだから、直ぐに祖母の部屋に行って、吸引をする看護師さん。

そこへ母から「今、どこ?」と携帯がかかってきました。

私「まだママタンの病室」

母「何故?」

私「今、看護師さんがいるから目の前では話したくない。」

母「何かあったの?」

私「とにかく私が体調崩してこなかった間にママタンのことをお荷物扱いすることに私はもう我慢ができないのよ。とにかく、明日、ママが病室に来たら師長さんにも同席してもらって、今日のことは報告しますから…」と言って電話を切る。

そんなやりとりを祖母の吸引をしながら聞いていた看護師さん「すみませんでした。別にお荷物だとは思っていませんから」と誤る

私「今まで、なるべく看護師さんたちにはお手数をおかけしたくないから、自分でできることは私なりにやって、いつも何かお願いする時は「お手すきの折にお願いします」とお願いしてきたつもりです。」

看護師「はい、そうですね。」

私「でも今むせているから吸引をお願いしたのに、あんなに待たせて祖母を殺す気ですか?あんなに唇の色が黒くなっていたの見たでしょ?それなのにあなたは「用事を済ませてから行こうと思っていた」って言いましたよね。あの状態で用事済ませてから来ても、百歳の祖母は大丈夫だったんですかね?O先生は誤嚥性肺炎が怖いから、むせたら直ぐに、遠慮せずにナースコールを押すようにっておっしゃっていた気がするんですけど、O先生がいないところや私たち家族があまりこられなかったことをいいことに随分手を抜いているようにしか思えない。今日の夕飯のことだってそうですよ。私はひと段落したらお願いと言ったのに「食べさせるんですか?」って言う言葉が出るってことは「どうせ祖母が飲み込めないから、食べさせても無駄だ」という意識が看護師さんたちの間にあるからそういう言葉がでるんでしょ?」

看護師「そういうつもりはないし、今日はたまたまバタバタしていてお食事の対応が遅くなってしまったこともお詫びします。」

私「今日はたまたまではありませんよ。この間も15時に来たら、配膳されていた朝食がそっくりそのまま置かれていたではないですか。」

看護師「そのことは私は知らなかったです」

私「それに汚物はそのままベッドの上に放置していたこともあったけど、私、看護師さんたちも忙しいからと思って我慢していたし、祖母を置いて頂いているだけ有難いとも思っていました。全く祖母が放置されているわけではなく、色々と他にもやって頂いているとは思い、何も言わずにいましたが、ここ数日の対応はひどすぎる。」と吐き出す。

看護師さん、ひたすら誤って退室。私、何ともやりきれない気持ちになる、身の置き所がなくなったので、祖母がテレビに夢中になっている間にそぉっと、荷物を持って、部屋を出る。そしてナースステーションに「もう帰りますから、祖母をよろしくお願いします」と言って、逃げるように帰ってきた。そしてお風呂に浸かりながら、「病人(ママ)は病気と戦い、ママタンはママタンで老いと、体調不良と戦っている。家族は看病の傍らこうやって病院と戦わなければいけないって、本当に疲れるわぁ~」とまた悶々としはじめる。でも今更、余計なことを考えても仕方がないから、とっととお風呂から出て、ブログを書きながら、只今、祖母の寝巻きを洗濯中。階下の方、こんな時間にごめんなちゃいねm( __ __ )m


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