まりっぺの平凡日記

毎日平凡に生きれるって幸せなんだ。でもその平凡っていうのは意外と難しい。

第一ラウンド

2010-08-07 12:15:46 | Weblog
8月5日、15時より、祖母の案件について共済病院で、呼吸器科部長のT部長、相談室のソーシャルワーカーのN氏、相談室長部長のH氏、祖母の入院していた病棟の看護師長のH氏の4名と面談をしてきました。面談は1時間半近くにも及び内容をどのように記事にしてよいものかと悩んでいたところ、このところ疎かにしていた日常の雑務や、仕事が単発でチョコチョコ入ったり、噂の男が余計な揉め事を増やしてくれたりで、ついつい、ブログのアップは後回しになってしまいました。何せ、面談は一時間半近くにも及び、ICレコーダーで録音した素材は書面に書き起こしたら27枚にもなってしまったものですから…そんな中、体力は消耗しきっているのに、テンションだけは今上がっています…

さて、本題。今週明けに電話で、もしかしたら2名で面談に行くかもしれないが、その人の名をその時点では明かせないと言ったら、超ビビっていた病院。しかし、木曜日に出向いたのは私一人。会議室に入るなり、女が一人で来たということがわかり、病院側のスタッフの強張っていた顔が急に安堵の表情に変わりました。

私が「もう1名の方の都合がつかなかったので、私一人でお話させて頂きます」と満面の笑みで言ったら、「あぁ~よかった。あれはただのハッタリだったのねぇ~。女一人のクレーマーなら、話を聞くだけ聞いて、とっととお引取り頂き、私達部長クラスでこの案件を片付けてしまおう」というような雰囲気が部屋に充満。そして呼吸器科のH部長は椅子にのけぞった。

でも、そうはいかないわよ~ん!T氏もそんな椅子にのけぞっていられなくなるからねぇ~覚悟しなさいよ!と話し合いがスタート。同伴者がいないから思いきり吠えてきました!

私「まず今回、私は院長の同席もお願いしましたが、出席されないということですが、どの程度、T部長と院長には今回のお話が上がっているのでしょうか?」

T部長「クソ澤の方で特に病状の説明等で対応の不備があり、退院の直前に御説明に行った際、ちょっと失礼な態度を取ったということ。そして退院の日程が二転、三転したこと。」

私「私が何故、ここまで怒っているかということはクソ澤さんは理解しているのでしょうか?」

T部長「いやはっきりと何が悪かったということはわかってないようで、ただ何らかの失礼な態度があったようで怒らせてしまったということです。」

私「では、私が祖母の入院中、N氏にあれだけ事細かにお話し、N氏も細かくメモを取っていたにも関わらず、院長もその程度の話しか知らないわけですね?」

相談室長H氏「はい。従って、今回、ここにいるスタッフでお話を伺い、私たちでお答えできることは答えさせて頂き、それ以外で院長でなくては対応できない内容については上に上げますので…」

私「(貴方達が対応できるものはここで処理し、ポイントだけを伝えるような)院長でなくては対応できない内容云々の問題ではありません!この問題は全て、病院のトップ、責任者として院長が知っておくべきことなんです。そんな甘いものではありませんよ。」

と一喝してから、今回の経緯を説明。長くなるので、ポイントしかここでは書きませんが、この辺りから、当初安堵感が充満していた会議室に緊張感が広がりはじめました。

私「まず、クソ澤先生は私が説明を求めていたにも関わらず、全く来なかった挙句、そっちから聞きに来い!と言いましたが、祖母が入院している以上、そして、クソ澤さんが主治医なら説明責任があるでしょ?それをそっちから聞きに来いとはどういうことですか?」

T部長「仰るとおりで、通常は依頼があれば直ぐに時間の都合をつけ、お話させていただくべきです。」

私「それに、クソ澤さんはナースとの連絡ミスがあったといいますが、それはこちらには関係のないことで、内部の問題でしょ。それに発熱の症状に対して私が幾ら訴えても記録にさえ残っていない、2、3週間何の対応もせず、説明はしない、再検査は愚か、最検温もしない挙句、こうやって熱中症で死者が多数出ている中、ポンと高齢の患者を放り出すように退院させるという対応はこちらの病院では別に悪くないこと、普通のことだと思われているのですか?」

T部長「熱とか病的な兆候があれば検査はすべきですし、今回の対応は普通ではないです。勿論、退院直前に具合の悪い方であれば退院は延期すべきでした。」

看護師長「ご家族にお熱を測って頂き、それが正しいものであれば記録すべきでした。それで、緊急性が有る場合、医師に話をあげるような形を通常は取るのですが…」

私「私、毎回、自分で検温した際、看護師さんに37.6~8度の数字を看護師さんに見せていました。それに緊急性がある場合といいますが、2~3週間もその症状が続いていたのを放っておいたんですよ。私たちくらいの年齢のものがそのような熱を継続するのと、高齢者が長期間そんな熱を出すのは状況が違います。それに、こちらのHPを拝見しましたが、こちらにはSTもいらっしゃるので嚥下の評価を行ったり、食事の指導等もあってしかるべきなのにそんなことは一切せずに、熱のある高齢者を追い出すなんて、今年5月に熊本で90歳の女性に対して出た判決よりもお粗末ですよ。」

T部長「その訴訟については存じ上げませんが、仰るとおりだと思います。」

看護師長「そうですね…」

私「それからクソ澤さんは、今の制度がそうだからしょうがないし、ここは治療のための病院だから高齢者のように治療の必要のない人は置いておけないって仰いました。しかも、その前日には延命治療はどうしますかという話をした次の日に、出て行けっておっしゃったんですよ、高齢者は…熱の原因も調べず、改善することさえもしなかったし…」

T部長「それは不適切な表現だったと思います。それからクソ澤の言った制度とは厚労省の入院期間の短縮を図るという…」

私「入院期間の短縮といっても、病状が改善されていない人を退院させてもいいわけではありません。」

T部長「仰るとおりです。僕が今お話しているのは一般論であって…」

私「じゃぁ、祖母の件に於いては出すべき言葉ではなかったですよね?」

T部長「そうですね。はい…」

私「それから、ある看護師さんが熱があっても微熱くらいは皆、夕方になったら出る。しかもお宅は往診して下さる先生がついているから、退院してくれというようなことを仰いました。しかし、熱の症状は入院中のことであって、それを改善したり、調べようともせずに、往診してくれる先生がいるだろ、みたいな発言についてはどう思われますか?」

T部長&看護師長「そこは本当に不適切でした。」

私「貴方達は医療の本質からかけ離れている。医療従事者は命を救ったり、病状を改善するというのが本来の姿なんじゃないですか?」

T部長「仰るとおりです…」

私「ところで、お宅の病院の理念って何ですか、T部長?」

T部長「…」答えられず…

私「HPにも堂々と書かれているにも関わらず、職員のあなたは言えないのですか?患者の権利を尊重し、最善の医療提供を努めます。そして、行動目標として医療の質の向上を目指し、人権の尊重に努め、地域医療の充実に取り組み、信頼される病院作りに取り組む。そして職員の資質の向上に努めるとありますが、信頼されるどころか、お宅は信頼を失うような行動を取っていますよね?そして、院長の言葉として病院の予防から治療、介護までの体制に地域センターによる在宅への支援に加え、より地域密着型の病院として健康と医療に貢献したいと、書かれていますが、高齢者は早く出て行けと、畳み込むように追い出しましたよね。去年の骨折の時もそうですが、今回も…」

「確かに、そのようなことを掲げて、私たちもそれを目標としておりますが、そのような思いをさせてしまい本当に申し訳ないと思います。」と助け舟を出す事務部長。

私「それから、お宅2002年に、患者の家族から内科医と整形外科医と連携して治療に当たってほしいとの依頼を受けながらも、情報交換を怠って、感染症を見逃し、東京地裁から患者に対し1億5300万の支払命令を受けましたよね?その判決を受けたにも関わらず、病院の体質は変わっていないですよね?今回の祖母の件では複数の科が伴うものではないにも関わらず、同じ病棟内のナースとドクター間の情報交換さえもちゃんとできていなかった。こんなんでいいんですか?」

T部長「いえ、決して良くないです…」

まさか熊本の訴訟の件、当病院の理念云々やら、当病院が起こされた訴訟まで持ち出されるとは思っていなかったようで、会議室は動揺の空気が充満し…

私「とにかく、職務怠慢です。搬送した際、苦しがっている祖母を助けてくださったことは感謝していますが、それを全部打ち消す程のこの対応に私は納得いきません。以上の話を聞いて、T部長はどのような御見解ですか?」

T部長「仰るように不適切な対応が多かったと思います。」

私「取りあえず、今日の話を踏まえ、まず、クソ澤氏の見解、T部長の見解を書面にして提出して下さい。そして院長に今回の話を全て上げて頂いて、院長からのご意見も書面にて、全て私の所にお送りください。それを読ませて頂いてから、次回は院長との面談を調整して頂きたいです。私、そちらの出方、そして、今も尚、発熱が続く祖母の容態によっては出るところに出ますから、今日のこの面談で終わりだとは思わないで下さい。そして、この面談は退院してしまった患者の家族がクレーマーのようにただギャァーギャァー文句を言いに来たと思って、貴方達の間で苦情処理として片付けて頂いては困ります。これは大問題ですよ。祖母の件がきっかけではありますが、病院として、あるべき姿ではないから私は最後まで主張します!」

と言って、クソ澤、T部長、院長からの書面を送ってもらう約束を取り付けて、最後に

「まぁ、祖母もたまたま運悪く、クソ澤さんに当たっちゃったのかもしれませんね。」と捨て台詞を吐いて部屋を出てきました。

この捨て台詞を受け、病院側は「こっちこそ、運悪く、怖い家族のいる患者を引き受けちゃったなぁ~」と思っているんだろうなぁ~

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