昨年の夏、そごう美術館で”細見美術館展PartII/琳派・若冲と雅の世界”展が開催され、そのちらしの表を飾ったのが、若冲の”雪中雄鶏図”。ぼくは、この絵の、華麗なる雄鶏の横に生える竹に注目した。まず、ご覧ください。

竹のように真っ直ぐ、という言葉があるように、竹といえば、直線的に伸びて、こんな節ごとにきゅきゅと曲がっているのはみたこともない。こんな解説もあった。この描き方は、その後の”動植綵絵”に見られる超現実的な表現の萌芽ではないかと。でも、待てよとぼくは考えた。きっと、江戸時代にも、そして現在でも、曲がった竹は実在し、若冲はきっと見ているに違いないと(汗)。
それ以来、お寺の竹林(鎌倉には結構ある)に入るたんびに、そういう竹を捜していた。そして、一番、可能性のある竹の品種園、ぼくの良く行く大船フラワーセンターに、りっぱな品種園があるのだが、そこでも、随分、捜した。だが、当たり前の真っ直ぐな竹ばかりが目に付いた。が、ただひとつ、きっこう(亀甲)という品種だけが気になってはいた。それは、節が亀甲状に連鎖していて、幾分、若冲の竹に似通っている。でも、雪中雄鶏図の竹の曲がりには遠く及ばない。
さて、昨日、若冲の竹に負けないほど、節ごとに大きく曲がった竹をとうとう発見した(えへん、えへん)。それがネ、なんと、これまで何度も探索したはずの、フラワーセンターの竹の品種園で。ぼくが、これまで見逃していたのか、はたまた、その品種の特性ではなく、たまたま、高温、強風雨、病害虫などの環境的要因によって生じたものなのか、判断はできない。
いずれにしても、曲がった竹だ!ぼくが見つけたことは、観察眼が尋常ではない若冲も必ず、見つけているはず。”面白いどすナ、今度の絵の雄鶏の横に描いておこう”と若冲が思ってもおかしくない。
その竹はこれどす。品種名は、”はがわりめだけ(葉変わりメダケ)”。同一株にさまざまな形状、色の葉があり、棹の伸び方が女性のように、すらっとしている(メダケ)品種。では写真をどうぞ。ほらね、グイッと曲がってるでしょ。
はがわりめだけ



若冲の、曲がった竹を見つけた、えへん、えへん、といえるかどうか
・・・
参考までに。
きっこうちく(亀甲竹) 若冲が住んだ京都の特産。

今日も暑くなりそうですね。ほおづき市が始まったようだ、うん、今日は、浅草だ!
。曲がったほおづきを見つけてこよう。


竹のように真っ直ぐ、という言葉があるように、竹といえば、直線的に伸びて、こんな節ごとにきゅきゅと曲がっているのはみたこともない。こんな解説もあった。この描き方は、その後の”動植綵絵”に見られる超現実的な表現の萌芽ではないかと。でも、待てよとぼくは考えた。きっと、江戸時代にも、そして現在でも、曲がった竹は実在し、若冲はきっと見ているに違いないと(汗)。
それ以来、お寺の竹林(鎌倉には結構ある)に入るたんびに、そういう竹を捜していた。そして、一番、可能性のある竹の品種園、ぼくの良く行く大船フラワーセンターに、りっぱな品種園があるのだが、そこでも、随分、捜した。だが、当たり前の真っ直ぐな竹ばかりが目に付いた。が、ただひとつ、きっこう(亀甲)という品種だけが気になってはいた。それは、節が亀甲状に連鎖していて、幾分、若冲の竹に似通っている。でも、雪中雄鶏図の竹の曲がりには遠く及ばない。
さて、昨日、若冲の竹に負けないほど、節ごとに大きく曲がった竹をとうとう発見した(えへん、えへん)。それがネ、なんと、これまで何度も探索したはずの、フラワーセンターの竹の品種園で。ぼくが、これまで見逃していたのか、はたまた、その品種の特性ではなく、たまたま、高温、強風雨、病害虫などの環境的要因によって生じたものなのか、判断はできない。
いずれにしても、曲がった竹だ!ぼくが見つけたことは、観察眼が尋常ではない若冲も必ず、見つけているはず。”面白いどすナ、今度の絵の雄鶏の横に描いておこう”と若冲が思ってもおかしくない。
その竹はこれどす。品種名は、”はがわりめだけ(葉変わりメダケ)”。同一株にさまざまな形状、色の葉があり、棹の伸び方が女性のように、すらっとしている(メダケ)品種。では写真をどうぞ。ほらね、グイッと曲がってるでしょ。
はがわりめだけ



若冲の、曲がった竹を見つけた、えへん、えへん、といえるかどうか

・・・
参考までに。
きっこうちく(亀甲竹) 若冲が住んだ京都の特産。

今日も暑くなりそうですね。ほおづき市が始まったようだ、うん、今日は、浅草だ!



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