今日は出先で、すっかり時間がおしてしまいました 昼食の時間はすでに過ぎ、夕方まである予定を思えば、もうそのまま昼食抜きでいこうか、とも思ったのですが、どうも今日は朝の面談の時間中から、おなかがグーグーとなっていました
考えた挙げ句(大袈裟ですが・・・たかがランチ、されどランチです)、ぱっぱとマクドナルドで済ませることに決定
そのマックは、子供向け施設に併設されたかたちのお店で、店内は親子でいっぱい いろんな親子を見ながら、お食事をするのは、なかなかおもしろいものです
私が食べていると、そこに大泣きしている3歳くらいの女の子と、その前を怖い顔で歩くお母さんが店内に入ってきました
たまたま、ジュースをトレイに乗せて、二人は私のお隣の席に座りました
相変わらず、子供は大泣きのままです まさにワーワー状態
「もう泣くのは止めなさい いくら泣いたって、ママの言うことは変わらないよ」
「やだよー、やだー、欲しいよー、欲しいのー」
「あなたが欲しいのは、もうわかっている でも、ああいう大きな、高いオモチャは、お誕生日やクリスマスの時に買うお約束のものよ 今は、お誕生日でも、クリスマスでもないもの。ここであなたがどんなに泣いても、それはお約束でしょう?決まったことじゃないの」 今は、我慢しないといけないでしょう?」
「我慢できない ちさとちゃんは持ってるもん ちさとちゃんは我慢してないもん 私だけ、我慢はいやだもん」
「ちがうな、それはあなたは間違ってるよ 我慢しているのは、あなただけじゃないわよ さっきボールの売り場にいた男の子も、サッカーのボールが欲しいって泣いてたけど、あの子のママだって、ダメよ、お誕生日よ、って言ってたでしょう?・・・ほらね、あの子だって、我慢したんじゃない あなただけじゃないでしょう?」
「でも・・・ちさとちゃんは、持っているよ ちさとちゃんは我慢してないじゃないー」
「あのね、ちさとちゃんは、きっと別のことを我慢してると思うよ みんな、それぞれに、我慢すること、我慢する時は違うのよ。でも、みーんな大人も、子供達も、いろんな我慢をしているのよ」
「・・・・」
「さあ、オレンジジュース、飲みなさい 飲みたいって言ったでしょう?オレンジジュースは、我慢させなかったわよ でも、あのオモチャは、今は我慢 お誕生日にね いいわね、わかった?」
「・・・わかった・・・ オレンジジュース、飲む・・・」
「そうね、ジュース飲んでね きっと今どこかで、あなたが飲んでるオレンジジュースを、飲みたいけれど、我慢してる子がいると思うわよ」
「うん、そうだね オモチャは、お誕生日まで我慢する」
その頃には、すでに子供は泣きやんで、お母さんのお話を、しっかりと聞いている様子でした
私は、この母子の会話の一部始終を盗み聞きして、心底、賢いお母さんだなあ、と感銘を受けました
怒鳴り散らして終わるのでもなく、かと言って、教育をしております!的な様子で、まわりを意識しながら、娘に必死に話している、というわけでもないのです
きっとこの親子、日頃から、こういう感じで暮らしているのでしょうね お母さんの上手なリードで、さすがに子供も、きちんと「聞く耳」を持ち「表現する力」も育っているのでしょう
あまりに泣きすぎて、顔がむくんでしまっている女の子でしたが・・・とっても嬉しそうに、「きっとその瞬間、誰かが飲むのを我慢した」ジュースを飲んでいましたよ
考えた挙げ句(大袈裟ですが・・・たかがランチ、されどランチです)、ぱっぱとマクドナルドで済ませることに決定
そのマックは、子供向け施設に併設されたかたちのお店で、店内は親子でいっぱい いろんな親子を見ながら、お食事をするのは、なかなかおもしろいものです
私が食べていると、そこに大泣きしている3歳くらいの女の子と、その前を怖い顔で歩くお母さんが店内に入ってきました
たまたま、ジュースをトレイに乗せて、二人は私のお隣の席に座りました
相変わらず、子供は大泣きのままです まさにワーワー状態
「もう泣くのは止めなさい いくら泣いたって、ママの言うことは変わらないよ」
「やだよー、やだー、欲しいよー、欲しいのー」
「あなたが欲しいのは、もうわかっている でも、ああいう大きな、高いオモチャは、お誕生日やクリスマスの時に買うお約束のものよ 今は、お誕生日でも、クリスマスでもないもの。ここであなたがどんなに泣いても、それはお約束でしょう?決まったことじゃないの」 今は、我慢しないといけないでしょう?」
「我慢できない ちさとちゃんは持ってるもん ちさとちゃんは我慢してないもん 私だけ、我慢はいやだもん」
「ちがうな、それはあなたは間違ってるよ 我慢しているのは、あなただけじゃないわよ さっきボールの売り場にいた男の子も、サッカーのボールが欲しいって泣いてたけど、あの子のママだって、ダメよ、お誕生日よ、って言ってたでしょう?・・・ほらね、あの子だって、我慢したんじゃない あなただけじゃないでしょう?」
「でも・・・ちさとちゃんは、持っているよ ちさとちゃんは我慢してないじゃないー」
「あのね、ちさとちゃんは、きっと別のことを我慢してると思うよ みんな、それぞれに、我慢すること、我慢する時は違うのよ。でも、みーんな大人も、子供達も、いろんな我慢をしているのよ」
「・・・・」
「さあ、オレンジジュース、飲みなさい 飲みたいって言ったでしょう?オレンジジュースは、我慢させなかったわよ でも、あのオモチャは、今は我慢 お誕生日にね いいわね、わかった?」
「・・・わかった・・・ オレンジジュース、飲む・・・」
「そうね、ジュース飲んでね きっと今どこかで、あなたが飲んでるオレンジジュースを、飲みたいけれど、我慢してる子がいると思うわよ」
「うん、そうだね オモチャは、お誕生日まで我慢する」
その頃には、すでに子供は泣きやんで、お母さんのお話を、しっかりと聞いている様子でした
私は、この母子の会話の一部始終を盗み聞きして、心底、賢いお母さんだなあ、と感銘を受けました
怒鳴り散らして終わるのでもなく、かと言って、教育をしております!的な様子で、まわりを意識しながら、娘に必死に話している、というわけでもないのです
きっとこの親子、日頃から、こういう感じで暮らしているのでしょうね お母さんの上手なリードで、さすがに子供も、きちんと「聞く耳」を持ち「表現する力」も育っているのでしょう
あまりに泣きすぎて、顔がむくんでしまっている女の子でしたが・・・とっても嬉しそうに、「きっとその瞬間、誰かが飲むのを我慢した」ジュースを飲んでいましたよ