まどか先生の「ママ達のおやつ」

ママの笑顔は、我が子が幸せであるためのママ・マジック。ママが笑顔であるために、この「おやつ」が役立つことを願っています!

生きるパワーを感じる?

2008年01月04日 | にこにこ
 あけましておめでとうございます 2008年、晴天に恵まれ、穏やかに明けました。
 今年は我が子の○○の年・・・、△△の年・・・、というふうに、年明けと同時に今年を「特別な年」として、緊張の思いで迎えた方もおいでになるでしょうね。
 すべての方々にとって、実り多い、素敵な年となりますよう、心よりお祈りいたします

 私は、年末の30日より、家族も一緒に大阪の実家でお正月を迎えました 31日には、一人暮らしの主人の母も加わり、賑やかな年明けとなりました。
 横浜の自宅にいる限り、私ペースで事が運び?!、私の天下なのですが・・・ここにいるとそうはいきません 結婚まで25年間の悪しき習慣がよみがえり、ひたすら働く・・・働く・・・ 三が日が終わった今日4日、ちょうど横浜に帰り時です

 今日は、大阪のオモシロ話をご披露しましょう
みなさんは5,6年前、違法な路上駐車撲滅のため、総理府が制作したCMを覚えていらっしゃるでしょうか?
 内容は、大阪の路上。違法駐車をしていた大阪のオバチャンに、警察官が「違法駐車です」とチケットを切ろうとしたとたん、オバチャンがものすごい勢いでまくしたてる・・・
 「違法駐車?みんなやってるやんか ほら、みんな停めてるやん 私だけちゃう(違う)やん なんで私だけ怒られんといかんの」みたいなセリフを話す、というもの。
 私はあのCMを見たとき、大爆笑をしたものです うんうん、わかるわかる、みんなこんなふうに言うに違いないだろうなあ・・・ 
 むかーしむかし、北野たけしさんが、ビートたけしとして漫才をしていた頃、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」とネタで話し、笑いをとっていましたが、まさに大阪のオバチャン達の感覚は、「これ」ですねえ
 とは言え、大阪を離れて25年。体裁を構う?!関東婦人の感覚のほうがフィットした私は、すっかりその生活に慣れ、なかなか日頃はこういうオバチャンに触れる機会はなく、身近に体験する機会には恵まれませんでした

 ところが・・・お正月2日、おつかいで実家のそばの梅田のデパ地下に出かけた時のこと。幸いにもこの「大阪オバチャン」に遭遇しました

 60代のオバチャン。5,6歳のお孫さんを二人連れて、私の前を歩いておられました。孫二人は、お正月ということもあって、完全にふざけモード おばあちゃんが背負ったリュックから出た2本の紐を引っ張り、キャーキャー言いながらおばあちゃんの後ろを歩きます。
 まあ、さすがにかわいいわねえ、とは思えませんでしたが、お正月ということもあり、私も少しは微笑ましい光景だと見ていました
 しかし、その直後、おばあちゃんがデパ地下の入口に入ったとたん、二人の孫のふざけモードは頂点に達し・・・二人とも紐を持ったままで入口に寝っ転がり、入口を塞いでしまいました 後続の人たちが次々に入口で立往生をしました。
 
 さすがに、ちっとも孫たちを叱りもせず、爆笑しているおばあさんに閉口した私は、寝っ転がってふざけている二人の孫達の腕をトントンと叩き、言いました。
 「ねえねえ、あなたたち、そこで寝っ転がってたら、入ってくる人達の邪魔になるんよ。迷惑だから、立ち上がりましょう

 すると、おばあちゃん、すかさず・・・
 「ほら、あのおばちゃん、おこったはんで(怒っているわよ) 立ち、やてえ(立ちなさい、だって)
 と孫達に声をかけ、私のほうを向いてものすごい形相で睨みました。
あまりの非常識さに私はびっくり。少々顔をしかめたとたん・・・
 「なんやのアンタ たかが子どものすることやんか 入口でしただけやんか なんやの、何えーかっこ(いい格好を)言うてんの

 ひゃー、これこれ、これですね あの総理府のCMをライブで見た気がしました 
 おばあさんの言葉を聞いた瞬間は、あまりの非常識さに呆れましたし、子どもへの教育も躾もあったものじゃないな、と憤りも感じましたが、すぐに、おかしくなりました
 「なんやのアンタ!」は、吉本新喜劇のようですし・・・
 「たかが子どものすることやんか!」は、完全に低次元の勘違いですし・・・  「入口でしただけやんか」は、意味のない言い逃れ・・・
 本当に、総理府が作った違法駐車のCMのように、大阪のオバチャンの悪しき部分を象徴するような出来事で、「良いもの、見せてもらっちゃった!」の気分になりました。

 善悪の次元で言えば、このオバチャンは間違いなく「悪」でしょう
大人として、孫への教育は出来ていませんし、悪い点を指摘された時、悪を悪として受け入れ、それに対して反省もしていません。
 単に自分にとって心地悪い時間になったことに腹を立て、道理に反する意味のないことを捨て台詞として言っただけです
 しかし、何と言うのでしょうか、これほど善悪を超越した「ものすごいパワー」を感じることは久しぶりでしたねえ
 こういう「覇気」というのでしょうか、「生きる気」とでも言うのでしょうか・・・60代後半に見える老人から、パワーを感じる、ということは凄いなあ、と思えました

 実家に帰宅してから、この話を披露したところ、私の母は「大阪とは言え、普段はそんな人はいてないよ!」と憤慨し、大阪のオバチャン代表として、すでに大阪人でもなく、かと言って関東人でもない「中途半端の私」に本気で怒っていました
 実際、これも「大阪をけなされると、必死に抵抗する大阪人」らしい、と思えたのですが・・・

 パワフルに生きる 勢いを持ってたくましく生きる これは、本当はとても大切なことですね。
 今年も一年、プラスの気を出して、笑顔で、勢いを持って生きていきたい・・・苦笑しながら、そんなことを感じた出来事でした
コメント
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