鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

のんびり瀬戸内の幸と温泉を楽しむ 播州赤穂の旅

2010-09-02 | いろいろなこと



 夏の名残りの小旅行として出かけた赤穂御崎。のんびりと温泉につかり、夏の瀬戸内の幸を堪能するのが目的です。
 8月22日、京都駅を13時前の「ひかり」に乗り相生へ。ここで播州赤穂行きの新快速に乗り換え10分余りで到着。迎えに来てもらっていた本日の宿、赤穂御崎温泉「潮彩きらら 祥吉」のバスに乗り込みます。静かな城下町を抜けると海辺の町の風景が広がったかと思うと、もうそこが宿。案内された広縁付き10畳の部屋は、南と西の2方が海に面した明るく気持ちのよい部屋です。南側には家島の島影が見えています。
 
 夫婦ともに日ごろの疲れをいやそうと、特に目的を持たず、のんびりするために来た旅行です。家内はさっそく、この海に面した部屋でお昼寝を決め込み、私は温泉の大浴場へ。露天風呂から海が間近に見えるのは当たり前ですが、内湯も大きな窓が開放されており、こちらも半露天風呂のようなもの。景色がよいと言いながら、実は立ち上がらないと外が見渡せないと言う風呂も結構多いのですが、ここは湯船につかったままで海と空を見渡すことができます。文字とおり、のびのびとしました。

 夕食は、お食事処でいただきます。それぞれの部屋ごとに仕切りがあって、大広間で食べるのではありません。それぞれのグループごとの空間はきちんと守られています。部屋食がよいという方もおられるかもしれませんが、食べたあとの残骸が部屋に残っている(もちろん、すぐに下げてもらえますが)ような感じより、いっそ別の場所で食べる寝食別途のほうが気持ちがよいと思います。それはともかく、今回、楽天トラベル経由で「播磨の膳 宿泊プラン」を選んだのですが、地物を中心にとてもおいしい魚介がふんだんに出てきました。
 お刺身はひとり一人、氷を張ったガラスの器に盛られており、伊勢海老丸ごと1匹、ウニ、カンパチ、タイ、マグロ=写真上。渡りがにの炭火焼やアワビの天ぷら=写真下、も絶賛したくなるおいしさです。加えて兵庫県産の和牛のステーキがこれまた絶品。ちゃんと焼き加減も聞いてくれ、地元丹波の酒「小鼓」が進みます。

 この日は夕方になるにつれ、雲が出てきて残念ながら瀬戸の夕陽は見ることができませんでした。もし、晴れていたら瀬戸内の幸に舌鼓を打ちつつ燃えるような落日を見られたことでしょう=写真中・部屋から見た暮れゆく瀬戸の海。

 部屋に戻ると、布団が敷かれているのはいうまでもありませんが、枕元に鶴の折り紙が。こういう配慮が心憎いですね。
 翌朝もよい天気で、早速、露天風呂につかり、朝食をいただきます。湯豆腐をはじめ、あたたかで焼き加減抜群のアジの干物など、朝からご飯のおかわりをしてしまいました。
 そうそう、忘れるところでしたが、夕食前にはロビーで地酒の利き酒を自由にできますし、夕食後は無料で塩ラスクとコーヒーを楽しむことができました。

 何より、部屋の係「ひとみ」さんや他のスタッフの方々の応対が明るく、穏やかで、とても心地よく過ごすことができたのです。

 2日目は宿を出てから赤穂城までバスで送ってもらい、大石神社や歴史博物館を見学。播州赤穂始発の野洲行き新快速で、帰途につきました。相変わらずの猛暑だったので、観光はほとんどしませんでしたが、塩田開発などに興味があり、また気候のよいころに訪問したいと思いました。行きは新幹線を使いましたが、京都-播州赤穂は直通の新快速で約2時間。気軽に訪れることができます。そのときは、また「潮彩きらら 祥吉」で、温泉と瀬戸内のさかなを楽しみたいものです。


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コメント (12)
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