田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

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またまた坊主?

2006-11-22 12:17:10 | Weblog
11月19日アピア。
この日はマイミクtatsuちゃんが、アローンでワンマンで、どちらにしようか相当悩んだが、佐渡山さんバンドで苦楽(笑)を共にするスズキユタカ氏のほぼ1年振りのアピアであり、彼の友人のボーカリスト・アキさん(男性)とのユニットであり、しかも全曲新曲とあれば聴かないではいられないではないか!
tatsuちゃんゴメンm(__)m
今度ピアノ弾くよ~許して~~!


さて、その新ユニット。先ずはユタさんが実に楽しそうにギターを弾いていて、つい5日ほど前によしあき君のライブでピアノだけで出て、とっても楽しかった私はその気持ちがわかっちゃって可笑しかったのだ。人のバックで弾くのは楽しいよねー!アピアで観た彼の中で一番生き生きしてたかも。
一方アキさんは硬さを隠し切れない。後で聞いたら、この日初めて人前でギター弾いて歌ったんだそうだ。オリジナルのライブも初めてらしい。そりゃ仕方が無い。

しかし、なんてったってこの日一番面白かったのは、お客さんで来ていたAjaさんですね。‘あや’さんと読みます。
もうそりゃあ、目の覚めるような物凄い美人なのだが、これまた目が覚めるようによくしゃべる。関西弁で弾丸トークなのだ。ある意味美人だいなしだが、別の意味でとっても可愛いのだ。
そのAjaさんに同じく関西人のアキさんはライブ終了後、まさにコテンパンに駄目を出されていて、私は特にコメントはないです、はい。
彼女の言うには、彼の声は日本には他にないほどのものを持っているのに、全くそれが生かされてないと…
アキさんは今までカバーばかり歌ってたんだそうだ。
もっと生かす曲を作れと彼女はご立腹なのだ。初めて彼を聞いた人に、こんなもんと思われるのは悔しいと。彼女は熱い人なのだ。

しかし声を生かす曲って難しい。言葉を伴っての声だから。言葉を伝える為の曲だから。それらがピシリと合致した時、最高のものが出来るだろうけど、14年やってても声を生かしてるかどうかなんてわかんない。
言葉を伝える為の道具である声。でもね、最後は声なんだよね、歌って。結局どんな言葉もどんな曲も、声にはかなわない。
これは答えの出ない、堂々巡りの問題だ。

そうそう、Ajaさんはユタさんが7年間バックを務めていたシンガーなのです。彼女に言わせると、ユタさんはとってもイイカゲンなのだそうです。ユタさんもコテンパンでしたねー。私はユタさんがそんなにイイカゲンなところは見てないので、彼も大人になったのでしょう。あるいはもっと上手がいて目立たないか…


さて、この日の競演者はこ&あごまゆげのピアニストさんが、またもや坊主なのである。
面白いわぁ、このバンド。特に「御家老、御乱心」とかいう曲、鼓でも鳴りそうな「いよぉーっ」て掛け声は抜群で、リハで一番時間かけてたそうである。そして私は、あの坊主さんのようなピアニストになりたいのだ。
ボ沢セバスチャン氏も初めて聞いた。芸人さんみたいなんだが、ステージを降りると同じ人かと思うくらい大人しそうな人だ。ダミ声でギターも上手いブルース系。
それから田村やすひさ。久しぶりに聞いた田村は相変わらず熱いが、少し丸くなっていた。大人になったのね。もうパパだもんね!


ところで、アキさんはずっと帽子を被っていたが、何かの拍子に被り直してるのが目に入った。彼も坊主らしい。
この日レイクは休みだった。

よかった。坊主がさわやかなのは一人が限度だ。