わが家のつれあいが「いちご大福」を買ってきた。
東海林さだおさんの文春文庫「パンの耳のまるかじり」の中で「苺と大福」がある。
それを読んで、一度は食べてみたいと思っていたが、自分ではなかなか手が出せなくて「あ 苺大福がある」程度で過ごしてきた。
つれあいも「なんの反応もなく」見過ごすことが多かった。
夫婦も40年以上連れ添うと相手の考えていることがわかるらしい。
私がいつも「いちご大福」を気にして見ていたので1個100円で買ってきたという。
原材料は こしあん、もち米粉、砂糖、苺、トレハロース、グリシン、乳化剤、香料、コチニール色素、酵素と添加物も多い。
手に持ってみると全体がピンクで普通の大福餅よりぽたぽたして軽い。
包装を取って、でん粉をふるい、一口かじるとグニャとしてこしあんの味がする、苺までには届かなかった。
二口目であんの中で丸まっている苺に達した。
なんだ、この酸味と果汁は・・・?
饅頭とも違う、大福餅とも違う、
あ・・・これが「いちご大福」なんだ。
あ・・・やっぱり。
手の出せない理由があった。
初めて食べてみて大福は、大福、そのあとデザートに苺と、なんとなくそんな感じがした「いちご大福」でした。
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