爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺が、見たり聞いたりその日の出来事をつぶやいています。

季節の移ろい 味わう旬・・・

2015-12-04 11:40:42 | あれこれ
季節の移ろい 味わう旬  ・・・


11月6日の朝日新聞「お気に入りの小さな旅」ライター新目七恵さん。わがマチの名物「深川そばめし」について載せていましたので転載します。


 風が冷たい。夕暮れが早い。どんどん近づく冬の気配に気持ちがなんだか追いつかない。とうとう降った初雪も素直に喜べない自分がいた。


 先日、札幌からJRで約1時間の深川に行ってきた。深川は道内有数の米どころそばも全国2位の産地、今は「新米&新そば」の季節。どちらも堪能できる、名物「深川そばめし」で過ぎゆく秋を惜しもうと考えた。


和風れすとらんふじ屋の「そばめし」

 向かったのは駅から徒歩2分の「和風れすとらん ふじ屋」明治39年創業旅館から飲食店に変転した老舗である。注文すると、まもなく深川産ふっくりんこで握ったおにぎり2個とハーフサイズのかけそばが登場、これに大根サラダ、鶏そぼろあんかけの飛竜頭で通常セットだそうだが、この時はご当地グルメ10年を記念して揚げたて天ぷら付き。ボリュウムたっぷりで950円だった。


 まずはおにぎりを頬張って見る。プチプチという食感は、揚げたソバの実を混ぜ込んでいるから。咲くような香ばしさが、そばつゆとバター醬油、それぞれの味付けと絶妙に合う。続いて熱々のそばをずずっ。これこれ、格別な風味が口中に広がる。


 食後にもお楽しみがあった。それは、その都度煎って淹れるというそば茶。馥郁とした香りが、旬を味わった余韻を包み込んでくれた。

 真っ赤な紅葉が秋空に美しい。寒さに首をすくめる前に目の前の季節を楽しもう。聞けばこの街では「深川どんぶり」なるグルメもあるらしい。食べて、歩いて、できれば笑って冬を迎えたい。



http://www.city.fukagawa.lg.jp/kankou/category/eat/ne5dau0000000362.html
コメント (4)
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