Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

大音量

2014-06-28 23:55:15 | 70s
ここ最近、自身のルーツに立ち返り音楽を聴いているのだが

何かが十代のあの頃とは違う。


当時は実家住まい。

スピーカーを通じて当たり前のように

「大音量」の音楽を敏感な十代の身体に浴びていた。


ただでさえあの頃より鈍感になっている現在。

家族が寝静まった深夜にヘッドフォンでちまちまと聴いているのでは

心への響き方も違ってきて当然である。


当時の機材は確かこんな感じだったかな?




Crosby, Stills & Nashの「CSN」(1977)

01.Shadow Captain
02.See The Changes
03.Carried Away
04.Fair Game
05.Anything At All
06.Cathedral
07.Dark Star
08.Just A Song Before I Go
09.Run From Tears
10.Cold Rain
11.In My Dreams
12.I Give You Give Blind


幾度となくの衝突を経て、再結成へと至った1977年作品。

それまでのゴタゴタ劇が何だったのかと思わせる非常に一体感のある一枚。


Crosby作の「Shadow Captain」




Stills作の「Dark Star」



Nash作の「Cathedral」



三人三様の魅力溢れる作品が程よいバランスで配置され

美しいハーモニーが至る所で繰り広げられる。

老体であっても「大音量」で是非とも体に染み込ませたい素敵な楽曲ばかり。




父親と激しく衝突しながらも

オーディオ雑誌から得た拙い知識でなんとか買いそろえた機材。

処分した覚えはないので、実家の押し入れの片隅できっと眠っているはず。

再びセッティングして「大音量」で聴いて見れば

あの頃の気持ちにもう一度戻れそうな気がするのである。
コメント
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