Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

衣替え

2010-09-26 23:50:42 | 日記
さすがにもう暑くなりそうな感じもないので夏物を片付け「衣替え」


秋口に活躍してくれるロングスリーブのシャツ。

若い頃は固苦しく感じられたが、年をとるにつれシャツを選択する率が高くなった。


毎日仕事でON用のシャツは着ている訳だが

マドラス、タータン等のチェックのシャツ、プルオーバーのシャツ

ダンガリーシャツなどOFFにのみ着られるシャツも沢山ある。


Guy Clarkの「Old No.1」(1975)

1. Rita Ballou
2. L.A. Freeway
3. She Ain't Goin' Nowhere
4. Nickel for the Fiddler
5. That Old Time Feeling
6. Texas, 1947
7. Desperados Waiting for a Train
8. Like a Coat from the Cold
9. Instant Coffee Blues
10. Let Him Roll


ジャケット写真のデニムの「ウエスタンシャツ」が象徴しているように

テキサスの芳醇な香りを届けてくれるGuy Clarkのデビューアルバム。


当時30歳半ばでのデビュー作品ということもあり

エイジングされた「ウエスタンシャツ」のごとく

経年の程よい色落ちや皺が刻まれたような渋さが際立つ作品である。


線路の上をゆっくりと走り始める列車の車窓からの風景に

この上なくマッチする冒頭の「Rita Ballou」


Jerry Jeff Walker によるカバーでも有名な「L.A. Freeway」

数々のアーティストから取り上げられることからも

彼の作る曲の秀逸さが伺い知れる。


心のひだに深く浸透する「She Ain't Goin' Nowhere」「That Old Time Feeling」

「Desperados Waiting for a Train」のツボをついたメロディ。

渋さの極みと言える彼の歌声に、女性コーラスの歌声がやさしく柔らかさを添える。


クールさを醸し出すバックサウンドから

後に加わる高揚感がたまらなくいかしている「Texas, 1947」


エンディングは再びシンプルなギターサウンドの戻ってのトーキングスタイル。

広大なアメリカ大陸をゆったりと駆け抜ける列車のように

彼の曲もまた僕らの心の中を駆け抜けるのである。



「衣替え」をして、真っ先に袖を通したのはデニムの「ウエスタンシャツ」

秋風とアメリカの音楽にこれほどマッチするシャツは他にない。
コメント
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