Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

ドーナツ

2010-06-15 01:34:23 | 日記
最近の息子のお気に入りは小麦粉粘土。


子供はそれぞれに好きなものが異なるが

どうやら男の子のわりには、身体を動かすよりも

子供用キッチンで料理をしたりする方が好きな模様である。


そんな彼の渾身の手料理と言えば

小麦粉粘土で作るリングの「ドーナツ」


出来上がった「ドーナツ」とおもちゃの「コーヒーカップ」を

小さな「ウェイター」は、おぼつかない足取りで

僕の元まで一生懸命に運んできてくれる。


最近悪さもメキメキ急上昇中であるが

賢さも同様にメキメキ急上昇中である。



Maria Muldaurの「Waitress In A Donut Shop」(1974)


01. Squeeze Me
02. Gringo En Mexico
03. Cool River
04. I'm A Woman
05. Sweetheart
06. Honey Babe Blues
07. If You Haven't Any Hay
08. Oh Papa
09. It Ain't The Meat (It's The Motion)
10. Play Something Sweet
11. Travelin' Shoes



ソロ・デビュー作 で「Midnight at the Oasis」のヒットという

成功をおさめたMaria嬢が「オールドタイムレディ」の名前にふさわしい

ノスタルジックなジャズ色を更に強めた2ndアルバム。


ビッグバンドスタイルのイントロに導かれるように

一挙にオールドタイミーな世界へと引き込まれる

オープニングナンバー「Squeeze Me」


ポール・バターフィールドのハープに煽られるように疾走感を増し

軽快なステップが脳裏に浮かぶ「I’m A Woman」


スウィング感溢れる 演奏とコーラスとの掛け合いも楽しい

「It Ain't The Meat (It's The Motion)」から

Allen Toussaintのナンバー「Play Something Sweet 」へ


まさに本作のハイライトと言えるこの曲は

数多くのアーティストがこぞってカバーするToussaintの曲であるが

No.1の称号を間違いなく与えられる素晴らしい仕上がりである。


ラストの「Travelin' Shoes」のアカペラが終わる頃には

すっかりオールドタイムな空間に

心地よく身を任せる自分がいる。



「ドーナツ」と言えば「オールドファッション」が好みであるが

古めかしさの中に懐かしい甘さの漂うその美味しさが

Mariaの歌声にも同居している。
コメント
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