マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

家系図を作って家族の絆を確認!

2012-01-25 22:40:33 | その他
東日本大震災を契機に家族の絆を見直す機運が高まったということは耳にしたことがあると思いますが、その絆を見直すツールの一つとして、今、人気になっているものがあるそうです。それが想像つくかどうか分かりませんが、ちょっと意外なもので楽天の仮想商店街「楽天市場」でも人気になっているそうです。それは家系図を作って家族の絆を再確認するということです。そのための家系図作成セットや作成代行サービスに人気があるのだそうです。もちろんパソコン用の作成ソフトも人気です。年齢層はやはり中高年の人が多いようで、還暦や定年退職を迎え「我が家の来歴を見直そう」と関心が高まっているようです。

家系図の作成は、通常本籍地の市区町村で自分に繋がる家系の戸籍を全て取得するところから始まります。楽天市場では自分で集めた戸籍をもとにパソコンなどで家系図を作るセットが売れ筋だそうで、価格は3000円~4000円台だそうです。しかも震災後に注文が急増したと言う事ですので、明らかに家族の絆とは何かということを、震災をきっかけにして多くの人の心に芽生えたのだと思います。反対に言えば、今まで家族の絆がなくなったと感じていても、忙しい現代においてそれを取り戻そうというところまでは行っていなかったと思います。しかし震災の悲惨さを目のあたりにして、もし自分の家族が同じ目にあったらと考える人が増えたのだと思います。いかに家族とか地域の人との繋がりが大切かということを、3.11の惨状を目の当たりにしてそれを感じ取ったのだと思います。

こうした家系図は自分でもできますが、専門資格を持つ行政書士の作成代行サービスがあります。しかしこれは料金が高く、6万円~7万円からですので、その費用にかかった度合いによりさらに高額になっていくし、上に遡るほど高くなります。それでも高級素材を使った巻物型に仕上げる数十万円の高額サービスも人気だと言うのですからちょっと驚きです。用途としては意外な使い方があるようで、自分の家の家系図としてしまっておくのではなく、親の還暦祝いや子や孫への贈り物などとして需要は幅広いそうです。こう言う使い方があるとは思いませんでしたので、これにも驚かされました。楽天では今後も利用は広がると見ているそうです。

ソフトウエア開発の横浜クリエイションが販売する作成ソフト「ルーツ2006」はパソコンで顔つきの家系図を作れるほか、誕生日や記念日といった個人データも一元管理できる機能が特徴だそうです。さらにインターネットを利用して親族間で情報の共有もできるそうです。価格はCD-ROMが2万9800円ネット経由のダウンローロードが2万6800円だそうです。震災後は売上げが前年比2割り増しで、利用者からの反響も大きいそうです。しかし、ちょっと高額な気がしないでもないです。個人データの一元管理はできなくてもエクセルを使って作れば写真付きでもちゃんと作ることができるからです。一元化と言うのがどう言うのか分からないので何とも言えませんが、いくつかのタイプ別に家系図を作ったときに個人情報がそれぞれの家系図に反映されるということでしょうか?だとすれば便利と言えば便利ですが、それでも自分で個人データ票一覧なるものを作っておけば、それほど苦労することはないと思います。ただし手間はかかります。

それよりも戸籍をとっただけでは曽祖父までで、それも名前だけしか分からないと思います。だから戸籍から作れる範囲は結構限られています。その範囲内で結構と言うのであればそれは問題ないのですが、そもそも80年間の保存義務期間(確か2009年に破棄しているところが多い)を過ぎた除籍謄本は各役場の判断により破棄してもよい、(破棄しなくてもよい)規定になっているので、すでに古い戸籍は破棄されています。中には電子化されていなくて、ある程度遡れるところもあるかもしれませんが、それ以上遡りたいということになるとかなり難易度は上がってきます。

と言うのも戸籍ができたのは明治5年になってからであって、それ以前の江戸時代では戸籍にあたるものとして、徳川幕府や寺社の作成した人別帳や宗門改帳や過去帳が、人民の登録簿であって、これらは現代でも家系図作成などの際に参考にされることが多いのですが、これはなかなか一般の人については分かり難いのです。有名な人ならともかく一般庶民の人の場合は菩提寺などの過去帳くらいではないでしょうか?そのためには菩提寺がどこか分からないと調べようもありませんが。いずれにしても書類で確認できるようなしっかりした家系図を作ると言うのはかなり困難が伴う事は確かです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿