高学歴・高収入の男性はスレンダー女性が好み！

裕福な女性は自分の経済力に見合うパートナーとのデートを好む。ただ、男性はそうとも言えない。米カリフォルニア州オレンジ郡にあるチャップマン大学の研究者が実施した調査によると、高収入の男性はスレンダーな体形の女性を強く好む一方、高収入の女性は収入の安定した男性か、自分と同じくらい稼ぐ男性を好むという。この新たな調査は18歳から75歳までの異性愛者の男性と女性2万8000人を対象に実施されたものです。

　研究者はインターネットを通じて重要だと思うパートナーの資質について質問しました。この結果、パートナーが少なくとも自分と同じくらい稼ぐことが重要だと答えた女性の割合は46％（男性は24％）、キャリアでの成功を重視する女性は61％（男性は33％）となりました。一方、スレンダーな体形を好むと答えた男性は80％に達しました（女性は58％）。

　学歴が高い男性ほど「見た目が良く」、スレンダーなパートナーを強く好みますが、女性にとって見た目はたいした関心事ではありませんでした。学士号以上の学位を持つ男性でパートナーの「見た目の良さ」が「不可欠」だと答えた割合は約95％となりましたが、高卒以下では77％にとどまりました。また、高学歴の男性の84％がパートナーはスレンダーであることが必要不可欠と答えたのですが、高卒以下では12％でした。

　チャップマン大学の准教授（健康心理学）で、研究の共同執筆者であるデビッド・フレデリック氏によると、この調査で広告業界（そして一般社会）が細い女性を過大に強調する理由が分かります。同氏は「パートナーを魅了したいという圧力に突き動かされているのが一因だ」と述べています。また、この調査は男性が高収入を得るための努力を惜しまず、積極的に昇給交渉をする理由の解明にも光を当てていて、フレデリック氏は「収入がデート代を支払う能力だけでなく、パートナーを引きつける可能性にも影響するからだ」と話しました。

　なお、ハーバード大学の最近の調査から、賃金交渉をする可能性は男性が女性の4倍になることが判明しています。（ソースWSJ）