マックンのメモ日記

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あの「Tレックス」に全身羽毛のあるティラノサウルスがいた!

2012-04-05 11:52:03 | 自然・環境問題・古生物
中国の科学院などのチームが5日、新種の大型恐竜の化石を発見したと発表がありました。場所は中国遼寧省で、約1億2000年年前の地層から発見され、全身が羽毛に覆われていたそうです。その恐竜とは恐竜史上最強の肉食恐竜と言われたティラノサウルスだそうです。あの獰猛な肉食恐竜であるティラノサウルスが全身羽毛に覆われていたなんてちょっと信じられないような話です。と言ってもすべてのティラノサウルスが全身を羽毛で覆われていたとうわけではなく、新種のティラノサウルスが羽毛に覆われていたと言う事ですので念のために。しかし小さな恐竜の中には羽毛を持っていたものいますが、大型では、成長とともになくなっていったと考えられていました。

新種のティラノサウルスは、体長9メートル、重さ1,4トンと推定され、羽毛を持つ恐竜としては最大の大きさになります。名前は中国語で「美しい羽毛の王」という意味の「ユウティラヌス・フアリ」と命名されたそうです。これは化石商人が博物館に持ち込んだ3体の化石を分析したところ分かったものです。その根拠とされたのは、鼻にトサカのような薄い突起があったことから新種のティラノサウルスだとされそうです。トサカに羽毛とくれば、まさに鳥の特徴を持っていることを想像させ、恐竜が鳥の祖先だった事を裏付けているかのようです。

もっとも大きな一体には、尾の部分に長さ15センチ以上の羽毛があり、他の2体にも上腕や首に20センチ前後の羽毛が残っていたそうです。鳥類の祖先の恐竜のように滑空することは不可能なため、チームは羽毛が保温に役立っていたと見ているそうです。ティラノサウルスは進化初期の小型の頃には羽毛があったとされているそうですが、大型化すると羽毛は体温調節の妨げになると考えられていましたが、白亜紀前後は気温が低かったことと関係があるかもしれないと言っています。と言うわけで、ティラノサウルスの羽毛を否定する根拠は乏しくなったとしています。

ティラノサウルスは、約6,850万~ 約6,550万年前(中生代白亜紀末期)の北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜で、現在知られている限りでは史上最大級の肉食恐竜の一つとされています。 恐竜時代の最末期の約300万年の間生きていましたが、中生代を終わらせた大絶滅によって姿を消しています。映画でジュラシックパ-クと言うのがありましたが、あのときの宣伝で使われた映像の中で、ティラノサウルスが自動車を追いかけて来て、車で逃げている人間を睨みつけた姿が印象的でした。俗称は「T・レックス」ですが、そう呼ばれることも少なくありません。

ちなみにティラノサウルスの成体の体長は約11~13メートルで、その体重は概ね5~6トンと推測されていますが、体重に関しては異説も多いそうです。発見されているティラノサウルスの化石はそれほど多くはなく、2001年の時点では20体程度であり、そのうち完全なものは3体のみだそうです。そう考えると今回の発見は大変貴重なものであり、今回の「T・レックス」の体長が9メートル、体重が1,4トンと言う事を思うと、今までのティラノサウルスは体長の割に体重が重たいように感じます。もしかしたら体重に関しては異論が多いということですので、本来は5~6トンもなかったかもしれませんね。
これは今までの「T・レックス」です。

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