goo blog サービス終了のお知らせ 

工作台の休日

模型のこと、乗り物のこと、ときどきほかのことも。

好きな車輛のこと 581系、583系 つづき

2018年09月22日 | 鉄道・鉄道模型
前回お知らせしたように、今回は581系、583系の模型の話をしましょう。
もちろん、模型以前にいわゆる「鉄道おもちゃ」との出会いから始まります。
今でも手元にあるのが、ダイヤペットの鉄道シリーズで、寝台特急電車と書かれているものです。(写真右)

スケールは1/200を名乗っており、クハネ581とモハネ580、プラ製の軌間9ミリの道床付きレール、電車遊び用の小さな切符が入っていました。
出来のほうは見てのとおりというところですが、パンタグラフも壊さず残っているので、大事に眺めていたのでしょう。
他にも鉄道玩具の定番ともいうべきダイカスケールのクハネ581も持っていたので、このあたりが初めて立体で手にした「しんだいとっきゅう」だったわけです。
小学生に上がると、動くおもちゃに移行します。私はバンダイの「ミニミニレール」でよく遊んでいました。これは後年発売され、今も人気の同社のBトレインショーティーのようなサイズの車輛が3輛入っていて、プラ製レールの上を単5電池2本で走るというものでした。
このなかに583系もあり、485系とともに私の鉄道のエースでした。まさに昼夜を問わず走る特急の役回りだったわけです。

やがて鉄道模型の世界に足を踏み入れることになりますが、最初にやってきた「月光型」はTOMIXの「月光型特急電車セット」でした(クハネ581・写真左)。
コストを抑えた製品で、4輛セットで5,400円という値札が箱に貼ってあるので、確かに当時としても安価な部類に入るでしょう。
ただ、安かろう悪かろうではなく、この製品、なかなかよく走りました。また、今見ても特徴はきちんととらえています。惜しむらくはクハネとモハネ(なぜかモハネは582、583です)のユニットだけのラインナップだったことです。
「いつかサロやサシが出ないかなあ」と思いながら、お座敷のエンドレスを走る姿を眺めていたものです。

中学生の頃だったと思いますが、カトーも583系を発売します。ただし私が購入したのは大学生になってからでした。中学生、高校生のお小遣いではセットをいきなり買うということはできなかったのと、腕が伴わないのにGMキットを組む方に夢中になっていた時代で、なかなか興味が向かなかったからでしょう。
これまでカトーは改良生産も含め、何度も再生産をしていますし、581系も発売しました。トミックスからも昔の製品とは比べ物にならないくらい精密な581系、583系が発売されています。私も両方のメーカーの最近の製品を持っています。内装に色を差したり、別売パーツのブラインドを取り付けたりと、一通りのことをしました。
もちろん、食堂車もグリーン車も今の製品にはありますので、実物通りのフル編成、とはいかないまでも、東北本線を行く「はつかり」であったり、山陽本線を走る「月光」を楽しめるようになったというわけです(渋いところで札幌五輪輸送関連の
「オリンピア」なんていう列車もありましたね)。

基本はNゲージの私も、16番の数少ないコレクションの中に583系があります。TOMIXの製品を持っております。このスケールになると人形を乗せて、製品付属のブラインドも所々つけてという遊びができます。乗客たちも商用、観光などさまざまな目的で乗っている人たちを再現できます。すべてお見せすることができず申し訳ありませんが、駆け落ちなのか肩を寄せ合って目立たないように座る男女、サロの座席には選挙区に帰る代議士なのか、恰幅の良い紳士も乗せました。

食堂車に至っては金属のパイプを加工して一輪挿しを作り、花もさしてあります。ウェートレスさんが行き交い、かつての活気のある食堂車の光景です。人形はプライザーとカトー製品です。

さて、「月光型」は昼夜両方で使われることを前提としていましたので、A寝台車は作られず、優等車輛は座席車であるグリーン車のみでした。子供の頃、A寝台の車輛が作られていたらどうなるだろう?と想像して、紙でモックアップのような模型をいくつか作ったことがありました(我ながら相当変な子供ですね)。博物館の大型模型などに触発されたのかもしれませんが、このころから、車輛のインテリアなどにも興味が向いていたようです。後に「サロネ」という形式が生まれたときは驚きましたが。

好きな車輛の話になるとついつい長くなってしまいますが、ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。次回は583系とは全く違うタイプの車輛の話をしましょう。






この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 好きな車輛のこと | トップ | 通勤型だって好き 東急8000系 »
最新の画像もっと見る