●ちいさな、すてき。道草たち。苔玉454。

スミレ。
直径2cmほどの小さな鉢です。
鉢は前にアクリル絵の具で塗りました。
愛でるちいさなすてき。
なんていいんだろう、春、命、可憐。


▼こまごま植えていたちいさなものを並べました。




▼スミレとオオカワヂシャです。

【菫】（スミレ）スミレ科スミレ属の多年草の総称
このスミレ、道ばた出身です。小さいので姫菫かな。

【大川萵苣】（オオカワヂシャ）ゴマノハグサ科の
ヨーロッパからの帰化植物です。河原でよく見かけます。
関西で増えているらしい。

お花は、こんな感じ。（2008年4月の写真です）





在来種は「川萵苣（カワヂシャ）」（見たことありません）
近くの用水路のフチで見かけたので、引っこ抜いてきて
苔玉に。






▼道ばたから引っこ抜いてきたといえば、これもそう。
ツツジの植え込みの下でなぜか生えていました。
調べてみたら、どうもこれらしい。

【松葉蘭】（マツバラン）シダの一種
日本中部以南に分布

直径5cmぐらいの小さな鉢です。
ね、すてき。
本日の3つ、どれも道ばたから来た、道草ばかり。








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●たんぽぽ娘。

わが家の愛犬、モネ。2才半です。
ことしもたんぽぽカーペットの上で走り回りました。

4月16日土曜日。17日日曜日。連チャン桜散歩です。



土曜日に眺めた桜は、葉が金色を帯びていたのだけど
日曜日は若緑が増えていた。
1日でちがう春の歩み。

土曜日。




日曜日（裸ん坊）







さぁもう、新緑の季節へ。


ここにひろがるたんぽぽ。
ほっそりした関西たんぽぽです。
まだ西洋たんぽぽに占領されていない貴重な場所。




昨日、手術後1カ月検診。
血液検査もレントゲンも順調との診断でした。
次は2カ月検診です（また苦手のMRIがある）。
昨日のMRIは、精神安定剤なしだったので、→閉所恐怖症です
耳栓して持参したタオルを顔にかぶせて、おびえながら20分（長い長い）。
「前にがまんできたんやから」と呪文のように自分に言い聞かせ、
なんとかクリアできました。




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●あでやかに散ろう。げんきに咲こう。

今日の桜は
昨日と確実に違う。
春の時間は、そんなふうにこまやか。
見逃さないように。
忘れないように。
一年に一度みんなでながめる花しるべ。


土曜日も日曜日も
あの子に連れられ、散歩道へ。
桜並木は、葉桜へ。
あの愛らしい淡ピンクが濁って汚れる
と今まで思っていたけれど

水彩絵の具にほんの少し濃い色を落としたよう
なんかいい感じやねと
はじめて感じた。

行く桜の季節の、
その最中に立ちつくす
交差する思い。
それでもこの暖かさがうれしい。







桜という春を
せいいっぱい味わって
やがてくる夏にたちむかおう。





桜が終わろうとしたら、
ここはたんぽぽがひろがります。
モネもたんぽぽ絨毯のうえでいっぱい走りました。
たくさん撮ったので、また明日。


本日、これから病院です。
なんか色々検査があって、超苦手のMRIも。
血液検査→レントゲン検査→CT→MRI→担当の先生の診断。
1日仕事になりそうです。

退院したときは、体にセメントで頭がくっついているような感じでしたが
日ごとにわずかずつ動きやすくなってきています。
年始めからずっと仕事休んでいるので、
体ものんびりムード。復帰めざして頭もトレーニングせねば。









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●えらいよ、風信子。

お隣花壇にヒヤシンス。
もう5年以上もこの季節にひとりで咲きます。
えらいなぁ。
毎年このお花を見ると、感じます。

おニューの球根が咲かせる、
あの大きくて豪華なお花じゃなくて
ほっそりした姿がいいなと思います。

漢字で書くと「風信子」
この表記に出会うたび、あれっ、なんだったっけと。
胸のどこかで覚えているはずの懐かしい名前。
いかにも、あの香りが届くような名前です。


【風信子】（ヒヤシンス）　ヒヤシンス科（ユリ科）の球根性多年草
ふるさとは、地中海沿岸。

ここの左はしで咲いています。


パンジーも、今、いちばん綺麗。





▼ご近所の桜です。散る前に。
これは金曜日。
今日はもうすっかり景色が変わっているんだろうなぁ。

高校の桜です。











こんな姿で散っているのは、鳥のしわざ。
うしろの茎から蜜を吸うようです。








桜がおわると、ひとつの季節が終わってしまう。
あ、今夜（9時）から、テレビドラマ「仁」の続編がはじまります。
忘れないように見よう。





■2011年4月17日　朝日新聞「天声人語」

ほころび、咲き、散っていく桜の姿は、他の花には抱くことのない想念を人の心に醸す。
東京近辺の桜は数日前から落花がしきり。
細かい光となって風に流れ、木によってはすでに残花か、もしくは葉桜に近い

▼落花の名詩の多い中、〈昔去るとき　雪　花のごとし／今来たれば　花　雪に似たり〉という詩句がある。
６世紀中国の漢詩だから桜かどうか分からないが、雪と花の対比が忘れがたい。
去るときは雪。戻り来れば花。
「別れの詩」という題ながら、季節にせよ人生にせよ、どこか春が巡る喜びが感じられていい

▼みちのくを北上する桜前線は、今日はどのあたりか。
各地で開花が人を励ましている。
福島県いわき市久之浜では先日、津波で根が露出し幹も傾いた一樹が花開いた。
耐えて咲くその姿は、東北の風土と気質を彷彿（ほうふつ）とさせる

▼岩手県陸前高田市の寺にある避難所では今日、花見が行われるそうだ。
がれきの街を見下ろしつつ、人々は開花を待ち望んでいると小紙が伝えていた。
どんな言葉より、花の無言に励まされる心もあろうと思う

▼詩人の大木実は、戦争が終わって命ひとつで復員してきた。
祖国の土を踏んだ心情をうたった作を残している。
〈もういちど　はじめから／やり直そう／そう思った／さくらの花を仰ぎながら……〉

▼被災した人には戦後の焦土にも等しいであろう眼前の光景。
惨に耐えて咲く桜木を、心の荒野にそっと移し植える方もおられよう。
雪が花に変わるときが、必ずくると信じたい。




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●花見てイッパイ。

先週出かけた散歩道の桜です。
桜まつりは人出が多くて、犬が歩けないので
それが終わった日を狙っていったけど
それでも、それでも桜人は多かった。
これだけ美しい桜道、そりゃあそうだよね。

桜も人も笑顔もイッパイです。


▼対岸からの遠景です。
1.4kmの堤の両側に桜がつらなっています。



▼駐車場、満杯だったので、しばらく待って
降り立てば、入口付近からお花見人。








▼モネは奥の広場でひとしきり走って、



この春もいっしょに桜を見たね。







▼年にいちどの桜道。





家族の思い出も桜といっしょですね。




かんたんなお握りとおかずを詰めて
ほおばった桜の下。
美味しかった。

お箸にはさんでいたジャコ天を
横向いていた間に
モネが
パクリと横からくわえました。

「あっ!!」って言ったら
あわてて大きなまま飲み込みました。
通りがかった人も大笑い。

ふだんはそんなことしないのに、
花より団子か、浮かれモネ。

淡いピンクの花びらが道路を染め、
散ってもなお華やか。
2011年の桜は、
ほんまに胸いっぱいの想いがつまっています。



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