●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】

~苔玉【Moss ball】という、緑の地球。野想系~

●やさしい春を。

2011年04月13日 | 番外編<植物>
椿、桜に見とれていたけど
小さな庭の小さな花も。

春花が咲き進むごとに
空気は暖かく。光は明るく。
どうぞやさしい春を。

▲▼水仙、ペーパーホワイトです。
陽当たり不良なので、少しだけしか咲いてくれません。
(ペーパーホワイトはシベ以外は真っ白のハズ。これは中央が黄色がかっています。
 う~ん。いただいたときは、真っ白だったような気がするのだけど)
みのこさんのブログで毎年拝見する新宿御苑の群生が美事。




▼抜くに抜けない大好きな草。
【紫華鬘】(ムラサキケマン)ケシ科の越年草






▼【花韮】(ハナニラ)ユリ科の多年草
ポツポツ咲きました。
葉っぱは、あのニラのニオイですが、
お花は甘い香りが。



▼【鳴子百合】(ナルコユリ)ユリ科の多年草
あんまり長いこと植え替えしていないので、きゅうくつそう。
塀の中から脱出したいね。





■メイ・サートンの詩です。

1912年、ベルギー生まれ。
4歳のとき父母とともにアメリカに亡命、マサチューセッツ州ケンブリッジで成人する。
一時劇団を主宰するが、最初の詩集(1938)の出版以降、著述に専念。小説家・詩人であり、日記、自伝的作品も多い。1995年逝去。


「観察」

ほんとうの庭師は手袋をはめない
確かな手触りと 柔らかな根の間を 手袋でさえぎってはならない
その手は働きもので 節くれだっていなければならない
荒っぽく 地面の下を 石と若芽の間を探り
隠された実を 傷つけ 痛めることのないように
こうして わたしは
母の手が傷だらけになっていくのを見た
傷ついた植物や友を
同じ傷つきやすさをもった しかし厳しい愛で癒すことのできる手
母の美しさが 節くれだっていくのを悲しんだこともあったけれど
けれどいま
母の真実は わたしの生のなかで生きつづけている
強くあらねばならないと わたし自身も学んだのだから
傷つきやすいもののただなかで
みずからも傷つきやすいその手を開き働かせ
最後の最後の瞬間まで 鋭い感覚を持ちつづけなければならないこと
たくましさをもって 穏やかな世界を作らねばならないこと を


「わたしの愛する孤独」メイ・サートン 落合恵子 訳



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ブログを始めたのは糖尿病で目が不自由な愛犬「ルナ」がキッカケ。ハンドルネームは同じく「るな」です。趣味は苔玉づくり。つくりすぎて家の外も中も苔玉ごろごろ。植物名を覚えるのがもっかの目標です。
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