子どもの頃、冬になるとどこにでも
ぶらさがっていたあのミノムシ。
最近、ほとんど見かけません。
だから見つけると、嬉しくなります。昔のともだちに出会えたようです。
小さい頃、外側のミノをむしりとって、中の虫を出して遊びませんでした?
なかに居たのは、黒いイモムシでした。
【蓑虫】(ミノムシ) ミノガ科の蛾の幼虫です
多いのはオオミノガの幼虫
興味があったので、ちょっとだけミノムシのことを調べてみました。
■ミノムシが減ったワケ■
1990年代後半から、オオミノガに寄生する外来種のオオミノガヤドリバエが増えたため。
中国から渡ってきたと言われています。
福岡では1995年にオオミノガヤドリバエが発見され、その後、約2年でミノムシが姿を消しました。
現在では関東地方まで北上しているそうです。
最近、このオオミノガヤドリバエに寄生する蜂が見つかっているとのこと。
■鬼の捨て子■
「枕草紙」に登場するミノムシ
みのむし、いとあわれなり。
鬼の生みたりければ、親に似てこれもおそろしき心あらんとて、
親のあやしききぬひき着せて
「いま秋風吹かむをり来むとする。まてよ」といひおきて、
にげていにけるも知らず、風の音を聞き知りて、八月ばかりになれば、
「ちちよ、ちちよ」とはかなげに鳴く、いみじうあわれなり
実際にはミノムシは鳴かず、カネタタキの鳴き声と誤解されてきたそうです。
日本では昔から、ミノムシは「鬼の捨て子」だと言われ
秋風の吹くころになると「父よ、父よ」と、父親を慕って鳴くというのです。
■♀は一生ミノから出ない■
♂は成長して、ミノガという成虫になりますが、♀は一生、ミノから出ず
ミノの中で卵を産み、卵でいっぱいになると干からびて死んでいきます。
2~3週間して卵がかえると、幼虫は♀の乾いた体やカラを使ってミノを作りあげます。
そして、ミノが小さくなってくると、
口から糸を出し、近くの葉や枯れ枝でミノをつくります。
絶滅するかとさえ言われているとか。
「蓑」(ミノ)、そして「蓑虫」も
今の子どもたちには、死語となるのでしょうか。
▼野原をぶらぶらしてると、葛(クズ)、ぶらぶら。
▼薮豆(ヤブマメ)も。
▼屁糞葛(ヘクソカズラ)は野のネックレス。
▼ガソリン、ずいぶん値下がりしました。
昨夜、オバマさんの就任式、オットは熱心に見ていました。
自国の首相就任の時は全く興味がなかったのですが
今回は熱が入ってました。
わたしは、知らないあいだに寝てしまいました。
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