●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】

~苔玉【Moss ball】という、緑の地球。野想系~

●秋の色は、赤と金。

2008年08月26日 | 番外編<植物>
もう見つけましたよ。赤とんぼ。

棒がほんとに好きなんですね。
いちど飛びたっても、またこの棒の魅力にさからえず、舞い戻ります。







▼そして、空中にトンボが群れてきらめくのですが、カメラにとどめることができません。
秋の光の破片のようです。




▼久しぶりに歩いた散歩道。エノコログサを見にきました。
何種類かあるうちでいちばん好きな金色です。

【金狗尾】(キンエノコロ)イネ科







▼これは【紫狗尾】(ムラサキエノコロ)だと思われます。










エノコログサは、粟(アワ)の原種だそうです。
粟は五穀のひとつで、その味が淡いことから「アワ」と名付けられたとか。


▼【狐のまご】キツネノマゴ科の一年草。
そろそろ目立ってきた、小さなピンクです。

いつもこの花の名前を思い出そうとすると、
キツネの「マゴ」か「ゴマ」か、分からなくなってしまいます。

検索して確認するのですが、同じような人が多いとみえて、
グーグルでは、キツネノマゴ→62500件
       キツネノゴマ→1320件でした。
調べても語源ははっきりしません。




▼うっすらピンクがかかっているのをときどき見かけます。
【白詰草】(シロツメクサ) マメ科の多年草。
ふるさとは、ヨーロッパ。クローバー。

四つ葉は、希望、幸福、愛情、健康をあらわすそうです。

この日、少ない野の花にたくさんのシジミチョウがやってきていました。
人にはうれしい涼しさも、蝶にとってはタイムリミットの知らせなんでしょう。





さぁ、秋の衣替えの開幕です。
どうぞ、ゆっくり。どうぞ、おてやわらかに。





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●静謐の窓。天王寺公園 慶沢園編その2

2008年08月25日 | 番外編<植物>

天王寺公園4回目、最終回です。→公園マップ

あまり期待してなかっただけに感動した「慶沢園」(けいたくえん)。
ぐるりと池の周りを歩いて、最後にたどりついた四阿(あずまや)です。









▼室内。先客は一家族だけ。





▼暗い場所から見る明るい外の世界。その対比が絵のようです。












▼池には大きな鯉と亀。
ここの池も外来種のミシシッピアカミミガメ(小さいときは、ミドリガメと呼ばれています)
に占拠されていました。
目の横の赤い模様が特徴。








▼この四阿、室内のしつらえもいい感じでした。
自然素材ばかりの落ち着き。
ここに住みたい。

椅子。



天井。



床。




なんてのんびりしてると、閉門の時間になりました。
ここから出て、天王寺駅に向かいます。










この庭園で感動して帰ったのですが、実はまだ奥に、茶臼山や池があります。
次にくるときは、ゼッタイ見るぞ~。

秋(9月9日~10月19日)に、天王寺公園内にある美術館で
「没後80年記念 佐伯祐三展  -パリで夭逝した天才画家の道-」が開かれます。
(同時開催 「特集展示 大阪市立近代美術館コレクション、その誕生と成長
 ― モディリアーニ、ローランサンから今井俊満、バスキアまで ― 」)

機会があれば、ぜひ美術展+お庭めぐりにおでかけください。
動物園+お庭めぐりもいいなぁ。

大阪市立美術館
天王寺動物園
天王寺公園


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●心静かに和の庭。天王寺公園「慶沢園」編

2008年08月24日 | 番外編<植物>

大阪天王寺公園の日本庭園です。→公園マップ

温室を見た後、大阪市立美術館の横にあるお庭に。
初めてです。

天王寺公園の入場料(150円)で、
温室、この慶沢園も自由に見ることができ
動物園、美術館の入場料には、公園入場料も含まれています。(かなりおトクで~す)

「慶沢園」(けいたくえん)
元は、住友家本邸の庭園。明治41年から10年をかけて作庭。
3つの島が浮かぶ池の周囲を歩きながら鑑賞する「林泉回遊式」の近代日本庭園。
大正10年に住友家から隣接する茶臼山とともに大阪市に寄贈。

庭園の広さは約6000坪。


▼入り口のすぐ右にある黒田藩蔵屋敷長屋門。

中之島の渡辺橋南西詰西側にあったものを、
昭和8年の中之島三井ビル建設に際し三井が大阪市に寄贈、移築。
江戸時代中期の蔵屋敷遺構の一つ。「後藤又兵衛あかずの門」「源蔵門」などと呼ばれていた。




▼足を踏み入れます。








▼わ~、予想以上に広い。すばらしく深い緑です。



ちょうど大阪市立美術館の裏側。





▼ここから、ぐるり一周します。





▼すぐ隣りがビル街とはとても思えない静けさ。



睡蓮、睡眠中。





こちらは、【河骨】(コウホネ)かな。



▼滝もあり、池に流れ込んでいます。



▼いちばん奥のあたり。ほんまに静かです。(動物園からアシカらしい鳴き声が聞こえますけど)





▼笹葉の白斑点の多さから、鳥たちの来訪も多いようです。









▼高い木々に囲まれて、繁華街の真ん中にあるのがウソのようです。
でも木の向こうはラブホテル街‥。お城みたいな建物もそうなんです。



ひとりでゆっくり歩いた緑のなか。
どこで足をとめても、おだやかな景色です。
自然の中に身を置いたような。

そのへんも計算しつくされているのでしょうね。
日本庭園のよさをひとしきり味わうことができました。

洋のお庭は、わぁ~と目を見開いてながめますが
和のお庭は、心のなかにじわじわと静かさがしみこむような印象です。
日本の生花のように、はぶくことによって創り出される美でした。


このあと、四阿(あずまや)で休憩。
その建物からながめた景色がすばらしいものでした。
写真多くなりましたので、また明日に続きます。


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●おいしい弱虫、来たれ~。天王寺公園 温室編

2008年08月23日 | 番外編<植物>
昨日の続き、大阪ミナミ、天王寺公園の温室編です。


▼入り口前。
【紅紐の木】(ベニヒモノキ) トウダイグサ科の常緑低木
キャットテールをぐ~んと大型にしたような姿です。




▼温室内。
なんといいましょうか、一歩足を踏み入れると
愛情不足か予算不足か
熱帯植物のもつ、あの圧倒的なパワーが伝わってきません。
ほら並べたよ、という感じ。

う~ん。園芸店を見ているほうがオモシロいかも。
解説もあまりありませんでした‥。
せっかくの立派な温室、これじゃもったいない。


これは立派でした。大きな椰子。
この木の高さにあわせて温室がつくられたのかな。




▼【風鈴仏桑華】(フウリンブッソウゲ)アオイ科の常緑低木
ふるさとは、東アフリカ。ハイビスカスの一種です。

長い花柄と、すぅっとぶらさがった雄しべ(10センチぐらいあります)
全体にほっそりしており、繊細でした。
ふつうのハイビスカスは1日花ですが、これは何日も咲き続けるそうです。






▼ラン室へ‥‥。ここもランランとはいきません。



鉢植えを、そのまま埋め込んであるような‥。
ほとんど胡蝶蘭だけ‥。





▼ベゴニア室というのもあったのですが‥‥。
こちら側には、「木立ベゴニア」



こちら側には「球根ベゴニア」と手書きで書いてあるだけ。
傷みの出た鉢がポンポン並んでいました。
品種名はなし。



▼隅っこで企画展「食虫植物」
並べ方は夏休みの宿題のような雰囲気でしたが、
ここで撮らなきゃめぼしいものがないので。



▼【蠅取草】(ハエトリグサ)モウセンゴケ科の食虫植物
ふるさとは、北米。別名も凄くて、「蠅地獄」






▼【サラセニア】サラセニア科の食虫植物
ふるさとは、北米。





種のようなものが見えました。


▼【靫葛】(ウツボカズラ)ウツボカズラ科の食虫植物
ふるさとは、東南アジア。





ひゃぁ~毒々しい顔~。



▼音に反応して葉が上下に動き、それが踊るように見えるらしい。

【舞萩】(マイハギ)マメ科の常緑低木
ふるさとは、インドからフィリピン。




温室の外にあったトピアリー。ミッキーマウス君?




ちょっとガッカリして温室をあとに。

次に公園内にある日本庭園「慶沢園」(けいたくえん)に向かいました。
あまり期待してなかったのに、これが大当たり。すばらしい庭園でした。

明日へ続く。


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●天王寺公園 ひやかし編。

2008年08月22日 | 番外編<植物>
仕事で大阪ミナミに行く用事があったので、
計画的道草決行。

大阪の天王寺駅前。動物園は、まだアツイし時間もないので
そうだ、天王寺公園のぞこう編です。→公園マップ

▼JR天王寺駅前の商店街。200年近い歴史を持つお店です。
「赤松種苗」

種が並んでいるケースといい、展示台といいすごく年季が入ってます。
中はう~んと広いし。植木もいっぱい。
野菜の種の種類、すご~く多いのです。
見ているだけで楽しい♪(荷物になるから買わへんのですけど)



→所在地


向側にあるお店を見ると、おお、壁のノウゼンカズラがええ感じ。




▼天王寺公園前。この辺りは縁台将棋が盛んです。今日は暑いせいか少しだけ。



▼入り口前に大きな園芸店。
いつも見るんだけど、
お店に長いこと住んでいるのかな、と思うような植物が多い‥。ここも見るだけ。



苔玉の苔もコケてる。




▼入場しました。昔は公園内は自由に出入りできたのですが、
今はゲートがあり、動物園、美術館、公園の入場料がいります。

とはいっても、公園だけだと150円。
この値段、安いか高いか~は最終回までお付き合いください。へへ。



花壇は、暑さでくたびれたお花ばかり。
天王寺動物園の前だけあって、花壇の植え込みも動物関係のデザイン。

▲ライオン。左にちょこっと通天閣が見えます。

▼クマ。身にまとう夏花は、暑さでもうへなへな。



▼シマウマ?



それともキリン?




▼でっかいハンギング。直径1mほどあります。インパチェンス。



ペチュニア。



▼全体的にもう夏バテという感じの花壇でした。
歩く人なし。平日の午後4時です。
植えてある植物は、お決まりの、赤いサルビア、ベコニアセンパフローレンスなど。
う~ん、ちょっとなぁ~、イケテナイ。汗をぬぐいながら歩きました。写真少なめ。






▼わが身かカバ。




▼銅像。池上四郎第6代大阪市長。
関助役(次の市長。名市長として有名。御堂筋の生みの親と言われる)とコンビを組んで
天王寺動物園開園、全国初の児童相談所・公共託児所開設、
大阪電燈株式会社を買収、電力事業の市営化などを実行した。





▼5時閉園。






子どもの頃、天王寺動物園に連れてきてもらったとき
途中で入った温室。
むぅっとする温かい空気のなかで見た熱帯植物。
そのときの情景が浮かびます。
なんか不思議な世界だったのを。

その思い出に惹かれて、温室に入ります。
明日に続く。





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ブログを始めたのは糖尿病で目が不自由な愛犬「ルナ」がキッカケ。ハンドルネームは同じく「るな」です。趣味は苔玉づくり。つくりすぎて家の外も中も苔玉ごろごろ。植物名を覚えるのがもっかの目標です。
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