鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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受験生の皆さん。本気出してくださいね

2018年12月17日 21時06分30秒 | 考え事
ふかわりょうが、東京新聞のコラムで、偏差値と大学受験について書いていました。

偏差値は自分の位置がわかるもの。
そして大学受験をすることで人生で初めて本気を出すことを覚えた。

って書いていました。

偏差値なんて数字で人を判断するのはおかしい。
このような制度を批判するために、絶対に受験で勝つ、って心に決めて
頭を坊主にして、猛勉強して普通に受験して慶應に入ったわけです。それも経済に。

そして、本気を出すということを覚えたので、その後、お笑いや
仕事をする時に、本気を出すということを出来るようになったそうです。

こういう正しい例(正解)がいるから、日本では大学受験があり、
就職する時に大学の偏差値が重要になってくるわけです。

企業側が一括採用時に、受験で本気を出して頑張り、且つ
結果を出して良い大学(偏差値の高い大学)に入った人を採った方が
会社に貢献する確率は高い、と判断するのは合理的です。

受験で本気を出した結果、聞いたことのない大学に入った学生よりも、
慶應の学生を採る方が間違えが少ない訳です。

勿論、例外もあります。
無名の大学出身の人が大活躍したり、慶應の学生が犯罪を犯したり。
そういう外れ値もありますが、全体をならしてみると慶應を採った方が安心なことは
論理的帰結であり、誰でも納得感があると思います。

ただし、このような仕組みで出来上がっている日本社会がこのままグローバルの中で
存続していけるのか、というのは、思いっきり不透明です。

というか、私は沈没確定な気がしていますが、この議論はまた別の議論なので、
改めてするとして、今の仕組みを正としてみると、ふかわりょうの言っていることや
大企業の論理は、たまたま彼は別の才能があって個人として有名になりましたが
そうでない大多数の一般の我々にとって、正しいわけです。

そして、ふかわりょうのコラムの結びを要約すると、こうでした。

 受験生のみなさん。
 人生がかかっている機会なんてめったにないから本気で頑張れ。