鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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福岡国際マラソンでの自己判断

2018年12月02日 16時44分12秒 | スポーツ
自己判断やメンタルが大事じゃないスポーツはありませんが、
今回の福岡国際マラソンはそれを再度思い起こさせてくれました。

優勝した服部勇馬の東洋大学時代の監督である酒井監督の解説で、
「(マラソンの)勝負は一瞬」
「ここっていうところを逃したらダメ」
「差をつけて相手を諦めさせる」
という相手の心を折る勝負どころのスパートについて語る場面がありました。

日本選手はメンタルが弱いのと戦略について自分で考えることが出来ないので、
勝負の判断が出来ませんが、今回の服部勇馬は素晴らしかったですね。

勝負どころの、ここ、っていうところで攻める。
そうじゃないな、と思ったら引く。

マラソンでは、そのような判断が個人で出来る選手が出てくることが必要だと思いました。

そして、同じように他のスポーツでも個人で判断出来ることが重要ですね。
サッカーなんか特にそうです。ベルギー戦で、それが考えられないから逆転負けしましたよね。

この局面を読んで自分たちで考えて判断する、ということが出来るようになると
日本のスポーツは伸びるんです。
しかし、そうするべきだということを教えられるコーチが学生スポーツにいない。
言うことを聞かせて、きかなければ殴る蹴る、もしくは言葉で痛めつける。

結局「昔は殴られた」「そんなの普通だった」と堂々と人前で言う人達がいる限り
変わらないんでしょうね。もう、高みを目指すなら海外に行くしか無いですね。

北海道に米軍基地は無い

2018年12月02日 01時32分48秒 | ポリシー
北海道って、自衛隊の基地はありますが、米軍基地は無いって知ってました?

あれだけ広大な土地で、ロシアと目と鼻の先なのに米軍基地も作らないということは、
米軍にとっては戦略上、北海道は特に基地がなくても良い場所ということなのでしょう。

ブエノスアイレスのG20で安倍総理大臣とプーチン大統領が会談するみたいですが、
結論的に言うと北方領土返還が2島でも4島でも、そこに米軍基地が置かれることはない。
対ロシアで北海道が戦略的な要衝になるなら、とっくに北海道のどこかに米軍基地を
置くわけですが、実際は無い、ということがその証左と言えるでしょう。

更に言うと、ロシア(旧ソ連)からの攻撃は自分で守ってね、っていうことですね。
もしくは、ロシア軍が北海道に上陸するようなことになってもfirst bloodは自衛隊頑張れ、
自衛隊が頑張れば三沢の空軍が助けに行きまっせ、ということなのでしょう。

ですので、もし、北方領土が返ってきても、米軍基地を置く必然性は少なくとも
アメリカにはないわけです。そもそもアメリカにはエルメンドルフ(アンカレッジ)が
ありますし。

私は軍事の専門家ではないので、軍事戦略的に本当のところどうなのかはわかりませんが、
今あるfactからみていくと、そういう帰結になると思います。

ですので「北方領土に米軍基地を設置するな」とプーチンが言ってるのは、難癖というか、
交渉条件に出しただけなんでしょうね。