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ソフトバンク障害から見る日本の通信事業

2018年12月07日 01時25分07秒 | ビジネス
ソフトバンクの障害はエリクソンのMME(vMME)が原因との噂です。
イギリスのO2でもエリクソンのvMMEで同日に障害があったそうです。

MMEですので、HSSを管理したりするネットワークの頭脳と言えるノードです。
頭にvがついていますので、仮想化されたやつかと思います。

日本の通信事業者は、3キャリアとも通信設備のどこかにエリクソンを採用していますし、
第4のキャリアになる楽天もエリクソンを採用します。

コア系にはHuaweiは未だ入っていませんが、これも時間の問題です。
近い内に採用されるでしょう。同じく仮想版の採用になります。

日本勢はNECや富士通、日立もまだ存在していますが、電電公社時代の残滓というレベルです。

まぁビジネス面が全くダメな会社群ですので、世界標準の技術は持っていますが
それを売る方法を知らないので、海外の会社に負けてしまいます。
逆に言うと、世界標準の技術はどの会社もだいたい持っています。
ですのであとは売り方や、価格、管理のしやすさになってきます。

日本は結局オーバースペックでメンテナンスもフルで高額という、昔ながらの
ビジネスをしていますので、海外勢に勝てません。

このあたり、国家の安全保障にかかわってくるレベルの問題になってきましたね。