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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

「長崎ぶらぶら節」~~♪ (読書感想文です。)

2020-10-30 | 本と雑誌
本棚の整理をしていて見つけた、なつかしい本~~、
「長崎ぶらぶら節」 ~~♪
作者は、作詞家としても有名な「なかにし 礼」氏です。


第122回・直木賞受賞作品でもあり、映画や舞台、ドラマにもなったので、多くの人たちが知っている作品だと思います。
タイトルの「長崎ぶらぶら節」は、小説にも登場する「長崎芸者の愛八」さんが歌ってレコードが大ヒットした「長崎の古い民謡」です!
(単に『ぶらぶら節』ともいうらしいです)。

つまり、この小説は、実話にもとづいて書かれたものなのです。

【 幼い頃、遊里に売られた娘(のちに愛八と名乗る)は、器量はよくないが、天性の音感に恵まれ歌がうまい。若さと美貌を売りにする芸者たちはすぐに凋落していくが、芸が売り物の愛八は名妓と呼ばれて客も楽しませるが自分も人生をたのしんでいる。

長崎学の研究をしている古賀十二郎に恋をする。古賀といっしょに「長崎で古くから歌われている歌を探して歩く時間」が、本当の幸せな時だった・・・。そして「長崎ぶらぶら節」に出合い、二人の充実した時間は終わる。

父親のいない貧しい花売りの少女(お雪)との出会いに、自分を重ね、お雪を可愛がり彼女の病を治すために、無償の愛を注ぐ愛八の一生。】

物語の中に出てくる長崎弁~~、
心地よい響きを持っているのだと思います。
(長崎は三回訪ねていますが・・・自分の耳で聞いたかどうか覚えがありません=苦笑)

映画になったり、舞台で演じられると聞く度に、思い出して読んだ本ですが、今回は整理整頓で見つけました(笑)。
何度読んでも、「心が豊かになる無償の愛ってあるんだ~」と、感動します!

 

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