love

神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

博士の愛した数式~~

2006-01-24 | 映画

第一回「本屋大賞」に選ばれたベストセラーを映画化したものです。(原作本は読んでいませんが・・・)

とても、気持がほんわかする、ステキな映画でした~~♪

Eiga123_009_1ルート先生」と呼ばれる数学教師(吉岡 秀隆)が、新しく数学を教えることになった生徒達に、「なぜ√と呼ばれるようになったのか」と、名前の由来を話しながら、「数学」の「楽しさ・不思議さ」をも教えるのですが・・・

この映画は、彼が10歳の時「交通事故で、字をこよなく愛する記憶が80分しか持たない、数博士(寺尾 聰)」と出会い、交流の日々へと続く、回想シーンで作られています。

ルート先生は母・杏子(深津 絵里)と二人暮らし。

杏子が博士の家で家政婦として働くことになり、行ってみると、「洋服に何枚ものメモ」を貼り付けた博士に出会います。

「貴女の足のサイズは?」と聞く博士に、「24です」と答える彼女。

「階数ですね。実に潔い数字です」という博士。

交通事故で記憶が80分しか持たない博士は、混乱したときは数字を使って会話をする、彼なりの方法を編み出していたのです。

彼女に10歳の息子がいると知った博士は「一人にするのはよくない。ここに連れて来なさい。いっしょに夕食Eiga123_002も食べよう」と言ってくれたのです。

10歳息子に博士は「ルートとは、どんな数字でも嫌がらずにかくまってやる、実に寛大な数字なのだ」と教え、彼のことを「ルート」と呼ぶようになったのです

博士が教えてくれる数式の美しさ、優しさ、奥深い不思議さ・・・親子は数字の魅力とともに、博士の温かい心にも触れ魅せられていきます。

そんな三人の時間は笑い声が耐えず、母屋に一人住む「兄嫁(浅丘ルリ子)の嫉妬を誘ってしまう・・・

昔、野球をやっていた博士はルートの野球のコーチもしてくれました。 Eiga123_010

野球の試合を見にきてくれた日、熱を出した博士。杏子は、家政婦協会の規則には違反していることは承知でしたが、3日間も泊まりで看病したのです。

兄嫁からの連絡で、協会から派遣先を変更させられた杏子。新しい職場でも、博士に教えられた「身の回りにある数字の不思議」さを、いつも考える彼女でした。

そして、兄嫁に呼び出され「泊まったことの意味・息子を使っての策略だ」と問われる杏子。そんなとき、博士が一枚のメモを兄嫁に渡すのです。

「e(πi)=-1」・・・・これを見た兄嫁は、再び杏子を家政婦として働くようにしたのです。

Eiga123_008

10年前、兄嫁と博士は、「愛しあって」いたのでした。二人で出かけたドライブの途中で起きた事故。

博士は記憶が80分しか持つことができなくなり、兄嫁も足が不自由になったのです。

それ以来、二人は「母屋」と「離れ」で、お互いの昔の姿だけをとどめて日々を送っていたのですが・・・

杏子とルートと博士の三人の生活で見る「笑顔」に、兄嫁の心もほぐれていき、「母屋」と「離れ」を繋ぐ柵は、いつも開かれるこおtになりました・・・

この映画・・・映像がとってもステキでした!

季節の花、木々、水の流れ、能・・・日本の美しい風景がたくさん見られます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿