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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

蜩(ひぐらし)の記~~~映画鑑賞

2014-10-15 | 映画

映画のTVCMで「美しい日本の田舎の風景、家族愛」という言葉に魅かれた主人が、その映画「蜩の記」を観たいと言うので、お付き合いしてきました(笑)。


午前中は法務局支局での会議が入っていましたが、終了する12時過ぎに迎えにきてもらってシネマへGO~~♪
チケットを購入してから、まずはランチ~~(笑)。


「蜩(ひぐらし)の記」とは、主人公が毎日つけている日記のタイトルです。
秋が近くなると、一日の終わりを悲しむかのように鳴く「蜩」。
三年後の八月に「切腹」をすることが決まっている主人公・・・その日暮らし・・・ということから、つけたとか。その日記の表紙にするのでしょうか・・・、ご子息が描く「セミ」の絵~~可愛いかった。


このタイトルから想像して、
《 主人公が、静かに田舎暮らしをしながら「その日」を待つ。が、いざその日が近づくと、気持ちの乱れが生じて葛藤する様》が描かれているのかも・・・と、勝手に想像していましたが・・違いました(苦笑)。


たくさんの人が、映画のレビューで「高い点」をつけていますが・・・私は半分・・・(苦笑)
本だと、読みながら行間からくる見えない文字を想像し、いろいろの場面を自分で作りだせますが、映画は「映像」に「説明的なセリフ」が加わるので、余韻がない。





《 城内で刃傷騒ぎを起こした檀野庄三郎(岡田准一)は、家老・中根兵右衛門の温情で切腹を免れたものの、遠くの村にいる「とある男の監視」命じられる。
その男とは、7年前に藩主の側室との不義密通の罪で10年後の切腹と家譜の編纂を命じられ、向山村に幽閉されている戸田秋谷(役所公司)だった。

秋谷の切腹の期日まで寝食を共にし、家譜の編纂を手伝いながら秋谷の誠実な人柄を目の当たりにするうちに、庄三郎は秋谷に敬愛の念を抱き、次第に秋谷の無実を確信するようになる。
やがて庄三郎は、秋谷が切腹を命じられる原因となった側室襲撃事件の裏に隠された、もう1人の側室の出自に関する重大な疑惑に辿り着く。

側室の遺言書を手に入れた庄三郎は、それを秋谷に渡す。 切腹の日が近い秋谷は、その遺言書を持って家老宅に乗り込み、家老の心得違いを正す。

その後、清々しい気持ちで「切腹の場」へ向かうのです。》


 その日・・・、「良い夫婦であった」と、互いに手をとり微笑み合う夫婦のシーンだけは~~ステキでした~~♪


なぜ「切腹をしなければならなくなったのか」「多くの登場人物の関係」とかが分かるまでの手際の悪さ・・・目立って・・・。
もっと、淡々と「死」までの日常の時間を淡々と描いて欲しかった・・・。



それでも、
日本の田舎の風景の、季節の変化で「時間の経過」を理解させる手法~~いいですね。
全体に流れる「武士の生き方」~~これは潔く、快適でした(笑)。

映画って、期待しすぎて観にいくのは止めましょう~(笑)。