去年ヨメはイチヤクソウが数本生えているのを見て喜んでたけど今年同じところには何もない。でも少し違った場所に今年も1株生えていた。高さ10cmくらいと小さい草だ。花が咲いたのは去年よりやや早い。
法的には宅地とはいえここは元々林だった。家の西側はなるべくそのままにしてるけど、まったくそのままという事はなくどうしても好きな草は残しそうでないのは抜いたりするので様子は大分変化した。そして年々違う気候なので毎年同じとは限らない。だから残したいと思っててもある年から全く見れなくなることもありそうだ。
夕方洗濯物を取り込もうとした時、タオルに止まっていた。ボチボチ羽化し始めたようだけどあの幼虫の多さに比べると数はゼロみたいなもんだと感じる。繭もそんなに見かけないので蛾だらけになる心配は無さそうだ。ちなみにこの蛾、比較的綺麗な部類だと思う。
時々これから私は蝶のように綺麗になるのよ、という女の人がいる。ここのところ幼虫を調べてて思ったんだけどその女の人が幼虫だとしても綺麗になるばかりとは限らない。蝶は概ね綺麗になるけどもし蛾ならば幼虫時代の方が綺麗だったり派手だったりする。
蝶や蛾は完全変態で成長する。なので幼虫の次は蝶(成虫)ではなく蛹。そしてこのサラサリンガのように幼虫から羽のある成虫になるのはほんの一握り。やはり美への道は険しく、そして遠い。
ゴマダラカミキリが庭のコナラの木の根元にいた。それはそれで楽しめるんだけどこのコナラはまだ若いのにオオゾウムシだの色々な虫に食われてポロボロ。今年もカブトムシが寄ってたかって樹液を吸うんだろうか。こんな調子だと何年くらい持つんだろう。
こんなキノコが庭に生えていた。ンコ色のキノコが生えているとヨメに言ったらマグソリコボウだと言った。これはこの辺りの言い方だけど、まぁ人が考えることは似たようなもんなんだな。
笠の直径10cmくらいと大きい。裏側に特徴があった襞状ではなく網目。イグチの一種らしい。検索してみて一番近そうなのがヌメリイグチだったけどそうかな。滑るっていうから触ってみたけどそうでもないし、触った感じは固い。水をかけ濡らしてみたけど変らなかった。下のは少し小さめだけど同じ種類みたいだ。
ヨメはまだ6月なのにもう生えたと言ったけどここ数日蒸し暑い。昨日は死にかけたノコギリクワガタを見たけど今年の夏も長そうだ。