「神の島のこどもたち」「神に守られた島」 仲脇初枝 著
第二次世界大戦が開戦される頃から
戦後間もなくの沖永良部島のお話しです。
1953年に
奄美群島の権利はアメリカから放棄された様ですが
戦後暫くは
沖縄と同じく
奄美群島も日本に返還されなかったという事は
実は
私の頭の中に明確にはインプットされていませんでした。
文化的には非常に沖縄と似ているこの島々
でも日本。
というちょっと複雑な感情を持つ島民の気持ちなど
とても理解できる本でした。
大好きな沖縄。
この本を読んで
更に琉球王国の歴史も知ってみたくなりました。
なんか
歴史的要素の強い文の様な書き方をしてしまいましたが
作者は坪田譲治文学賞を取ったことのある方で
カミという中学生位の女の子の視点で書かれていて
戦争という辛いテーマでありながら
不思議と優しい文章になっています。