空
2016-07-24 | 日記
今日は
昨日より気温は上がったものの
気持ちの良い一日でした。
梅雨の後戻り
の様だった東京
久々
綺麗な
空が
雲が
眺められました。
「家康 江戸を建てる」 門井慶喜 著
徳川家康が
豊臣秀吉から
全く水浸しの不毛の土地
関八州
相模、武蔵、上野、下野、安房、常陸 を与えられ
代わりに
駿河、遠江、三河、甲斐、信濃の国を
召し上げられた。
普通なら
絶対受けられない
この条件を
家康は「良し」として
受け取った。
そして
如何にして
この不毛の土地を逆手に取って
江戸という地を
形作っていったか
のお話しです。
利根川の流れを変え
江戸の金貨を作る
飲み水を引き
石垣を積む
そして
江戸城は出来上がったのです。
時は
秀忠の時代
家康は
しかしまだ健在でした。
金貨も
石垣も
読んでいて
とても興味のあるお話で
面白かったのですが
何よりも
私の興味を引いたのは
治水でした。
ワタクシ30代後半
少し子供の手が離れた頃から
土日で夫に子供達を頼み
始めた終着駅乘りつぶしの旅。
初めて訪れたのが
車窓から
飽くことなく眺めた渡良瀬川
足尾線の旅でした。
瞬く間に虜になった
渡良瀬川。
その
渡良瀬川と利根川が集まって
江戸、東京に注ぎ込み
度々の洪水が起き
関東は水浸しの土地であったのです。
その利根川の流れを変えて
利根川の水を
現在の茨城県へ流れ込む様にしたのが
伊奈忠次でした。
あの時代に
これほどの事ができたなぞとは
昔昔の その昔から
人は凄いことをやってのけていたのだなぁ
と
本当に
その知恵に感服してしまうお話でした。