【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

琥珀色の語らい

2013-10-16 17:25:17 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編








「そのうちに、暇があったら、
お茶にでも寄っておくれ。
あなたがまだ 紅茶 を飲む習慣があればよ」
と彼女は情けなさそうに付け加えた。
「近頃の若い人たちは外で
飲み食いするだけらしいわね。
午後のお茶 なんか時代遅れだと
思っているらしいんだから」 
         【A・クリスティー 「鏡は横にひび割れて」】
 










   各地で甚大な爪痕を残した台風26号。
  午後には、温帯低気圧に変わったようですね。

   こちらは幸い雨だけで(通常の雨程度)、事なきを得ました。
  被害に遭われた方、心より御見舞申し上げます。

   台風一過のその後は、涼しいというより寒くなりました。
  一気に秋も運んで来たようですね。

   お天気が回復するや否や、待ち切れないように蝶も。
  ユリオブスデージーに、(園芸名? 「ハロー・エンジェル」)
  都合良く蝶が止まりました。こんな事もあるのですね。











     さて、本場イギリスでも午後の紅茶は時代遅れ・・?
    ~なんて事はないと思いますが、
    果たしてどうなのでしょう。とは言え・・。

     上記の作品の書かれた時代は、1962年。
    その時代からも既に50年経っていますものね。
    そんなこんなで。

   こちらも、ほぼ1ヶ月振りとなりました。
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。

   最近の私は、少々時代をタイムスリップ? 
  していますので、やはりこんなセピア色の部屋がいいかと。

   それに、今日は蝋燭が似合います。
  カップは、薔薇柄を用意。(ニッコー製)
  「香り高い珈琲が入りましたよ~♪」    

重なる光景 ~ 和の美空間

2013-10-15 17:10:17 | レトロ(素敵)な空間~散策













その夜の風は
風などというものではなかった。
野獣の咆哮ほうこうさながらであった。
二日間というもの、灰色の雨が渦巻きながら
更に灰色の海に降り注ぐ外は何も見えず、
下クイーン浜の頑固な岩に轟き
ぶち当たる巨大な寄せ波の
凄まじい音楽の外は何も聞こえなかった。                 
                  【「丘の家のジェーン」 26.】




   昨日の快晴の空から一転して雨となりました。
  これも台風26号の影響ですね。

   それにしても今年は何と台風が多いのでしょう。
  今の所、雨は小降りです。今後の進路が気になります。

   ところで 『アンの世界』 の嵐。まさに台風、さながらですね。
  上記のような嵐にならない事を祈るばかりです。













   さて、今日の写真は、
  以前にも訪れた事のある
  旧笹井家住宅。
  一昨日の写真です。

   前回は家の外観中心でしたが、
  今回は内部を。

   それに以前は閉じられていた、
  ミシンが姿を現していましたから。

   縁側のある和室にミシンって、
  いつかどこかで見た光景。

   郷愁をくすぐる日本の原風景の
  ような気がしたものです。

   雑巾がけで黒光りする縁側と
  光を優しく通す障子。
  何だか素敵だな・・と。

   その縁側も玄関側と
  中庭に面したものがあって。

   兎にも角にも「想像の余地」
  満載の家ですね。この家には着物姿が似合います。

   つくづく思うのですが、日本の家って、
  夏を涼しく建てられている事が分かります。

   一たび建具を外せば、大きな大きな空間。
  家の中を風が通り抜けます。
  自分の中にある懐かしい光景とも重なります。

しっとり陰翳の美

2013-10-13 18:13:08 | レトロ(素敵)な空間~散策
 











古い家 というものは
気を付けて手入れをしないと
すぐ駄目になってしまうんですもの。
そんな人たちは私の庭を
めちゃめちゃにするでしょうよ ――
ロムバディポプラは茫々ぼうぼう
なるがままでしょうし ――
柵は歯が半分も抜けた
口のようになるし ―― 屋根は漏るし ――
漆喰しっくいは落ちるし――
壊れた窓には枕やぼろを詰めるし ――
何もかもみすぼらしくなるのだわ」
                【「アンの夢の家」 第40章】




   やっと秋らしくなりました。光と影がくっきり。
  その色は、秋独特の蜂蜜色でしょうか・・。

   それでも日中など、平年よりはまだ高めかも知れません。
  でも今日などは一歩日陰に入ると、そよそよと風が吹き、
  その気持ち良さと言いましたら・・。
  






【昭和の曲がり角?】






   そんな今日。
  またしても道草です。

   性懲(しょうこ)りもなく、  
  昭和の町にふらっと。

   今日の アン ではないけれど、
  昔ながらの家を維持するって、
  大変ですものね。

   でも、きちんと手入れをし、
  大切に住めば、こんな風に
  100年だって住めるのですね。

   それに、天災などにも
  耐えて来た家。威厳さえ感じます。

   同じように見えてもそれぞれ家には個性があり、
  いつも感心しながら眺めています。
  和の建築技術って、素晴らしい!!   

薄紫の思い草 ~ 紫苑

2013-10-11 17:25:25 | 香る庭の花綴り



【「紫苑(シオン)」】





窪地には抒情味豊かな 紫苑 が咲き、
林檎が鈴なりの果樹園からは
子供達の笑い声が響いて来た。
上グレンの山の牧場の夕べは澄み渡り、
銀色の鰯雲いわしぐもの空を黒い鳥が渡っていた。
日が短くなるにつれ、
小さな灰色の霧が
砂丘を静かに越えて港に上がって来た。
                【「炉辺荘のアン」 第11章】












   夜のうちに雨が降ったのでしょう。
  起床時には路面も庭の草花も濡れていました。
  いつもでしたなら・・。

   こんな雨上がりは、とりわけ “キラキラ感” に浸るのでしょうが、
  感じるのは、モヤ~ッとした蒸し暑い空気だけ。
  今が10月という事さえ信じられません。

   それでも見上げた空は面白くて。
  こんな空になるのは秋だけですもの。

   巷では季節外れの桜が咲いた・・
  ~なんて姦(かしま)しいですが、秋は必ずやって来ますね。








【アメジストセージ】



   さて、今日の幸せ。
  予(かね)てから欲しくて
  欲しくてたまらなかった、
  紫苑が手に入りました。
  (冒頭の写真)

   勿論、『アンの世界』
  では、お馴染みです。

   知人の庭先に咲いている
  ものを分けて頂きました。

   いつも眺めていたい
  ものですから、私の視界の
  及ぶ所に植える事に。

   ところでこの紫苑、
  日本が原産なのですね。

   正確には日本、中国、
  モンゴル、朝鮮など。

   道理で 「源氏物語」 や
  「今昔物語」 に、この花が出て来るのですね。

   花言葉も大層、ロマンティック。
  「君を忘れない」 「遠い人を想う」 「追憶」

   「紫苑」 という名前も花言葉も、
  “何もかも素敵~!” と思っていましたら・・。

   何と別名は、「鬼の醜草(オニノシコクサ)」。
  時々、草花には思いがけない名前が付いている事がありますが、
  この花もしかり。でも、どうして鬼であり醜い草なのでしょう。

   根には去痰作用や利尿作用があるそうですね。
  それよりも花の美しさから観賞用で育てられる事が多いのだとか。
  そんな花ですのに。その上、絶滅危惧種でもあるそうです。

   それに今回、調べて分かったのですが、漢字の本来の意味には、
  吉凶を共に併せ持つと言います。言霊(ことだま)と同じなのですね。

   となれば・・今、流行りのキラキラネームも考えさせられます。
  単なる思い付きや当て字で付けるべきではないと。

   そうそう、「紫苑色」 という色がありますね。
  実際の紫苑の色よりちょっと濃い赤紫色に思えますが、
  どうなのでしょう。

   アメジストセージの色がその紫苑色・・? 
  こちらは逆に少し赤っぽいかも知れません。

かそけき秋の宴

2013-10-10 19:05:05 | 四季のスケッチ





【一日だけの “今” ~ 「藜(あかざ)」 の葉っぱ】




「凄く、いい匂いのする晩 じゃない?」
デイヴィーは嬉しそうに鼻をくんくんさせながら、
汚れた手でくわを振り回した。
今まで働いていたのである。    
                    【「アンの青春」 第24章】







【午前6時の空】

 
【午後5時の空】




   毎日、刻々と変わる空から目が離せません。 
  気温は、いつまで経っても夏のままですが、
  空はすっかり秋の様相。今日も季節外れの真夏日になりました。

   ただ、今日の 『アンの世界』 同様、
  真夏の暑さですが、「いい匂いのする晩」 になっています。
  そう、言わずと知れた金木犀の香り。

   例年ですと、10月もそろそろ半ばになろうとするこの時期は、
  夕方ともなりますと冷え込みもあって窓を閉めます。

   今年ばかりは夕方になっても開け放っているものですから、
  夜になっても、そのいい匂いを堪能(たんのう)出来るという訳です。












   なかなか本格的な秋とは
  なりませんが、それでも
  庭の藜の木の葉(このは)が、
  こんなかそけき色になりました。

   秋と言えば、紅葉(もみじ)や
  ドウダン、ニシキギ等の
  紅い葉っぱが注目されますね。

   勿論、その美しさと迫力は、
  秋の宴の NO1 でしょう。

   一方、緑の葉っぱからス~ッと
  色が抜けて生まれる黄葉にも
  切なさと言いますか・・
  しみじみと心に迫るものが。

   同じ紅でも
  何と控え目なのでしょう。

   優しい・・仄かな紅。
  はにかみながら、頬紅を引いたような。

   それにしても、
  この藜の葉っぱ、大活躍です。

   夏の間は青々と繁り、日射しを遮(さえぎ)ってくれ、
  季節が巡ると、こんな風にひっそり、かそけき色に。
  冬には跡形もなく姿を消してしまうのです。何と潔い木。

   そんな 「一日だけの “今”」 を身近に感じたくて
  庭から摘んで来ました。土物の器に。

   明日には枯れてしまうであろう葉っぱ。
  でも、今日だけはあなたが主役です。

時の旅人~洋館の美

2013-10-09 16:53:56 | レトロ(素敵)な空間~散策

【正面の妻面には2つのアーチ窓。ステンドグラス】






【塔のある家】





あたしにはその部屋が
大好きになる事が分かっていました。
「塔の部屋」 という名前そのものが
あたしをぞくぞくとさせました。
まるで、アヴォンリー小学校時代によく歌った
「灰色の海辺に高くそびえる塔に住まう」 乙女の、
あの昔の歌の中にあたしたちが
生きているような気がしました。
事実それはまたとなく素敵な場所でした。               
                   【「アンの幸福」 最初の1年】
 











   こんな朝焼けの空で明けた今朝。
  カーテンを通しても、ほんのり赤く染まっていましたから、
  開ける前からワクワク。期待通りの空でした。

   午前8時頃まで雨は降っていませんでしたが、
  その後、かなり強い雨に。

   それでも降ったのは2時間程度でしょうか・・。
  お天気回復は、意外に早いものでした。

   台風24号は、朝の早い段階で温帯低圧になったようですね。
  今では美しい青空が戻って来ています。











【とんがり屋根の家(昭和10年建築)】




   さて、歴史ある和の木造建築は、しっとりと
  落ち着きがあっていいけれど、古い洋館もいいですね。

   それに、なぜか浪漫を感じる 「洋館」 という言葉も。
  それこそ、今日の アン の気持ち、そのものかも知れません。
  いずれも2日前の写真です。

   今日のお宅は、どちらも昭和初期の建築。
  「塔のある家」 は、私邸。

   設計・施行は京都の老舗、「あめりか屋」。(明治42年創業)
  「とんがり屋根の家」 は、地元の会社名になっています。

   どちらも駅から近い繁華な場所にあります。
  ですから、すぐ隣にビルが建っていたり。

   それでも取り壊さないで、
  建物を生かして下さっている事に改めて感謝しています。

時の旅人 ~ その2

2013-10-08 15:33:16 | レトロ(素敵)な空間~散策








その窓は見出す事の出来ないものを
いたずらに求めて物悲しげに
顔から覗いている盲目の目を思わせた。
夏の夕暮れにも冬の暗闇にも
この窓から家の灯が輝いた事がない。
しかし何となく私にはこの小さな家が
夢を抱き続けており、いつかはそれが
実現するのではないかという気がする。  
              【「エミリーはのぼる」 第11章】




   こちらは一転、真珠色の空になりました。
  それでも時折、薄日が射したり、翳(かげ)ったり。
  雨は降っていませんが、蒸し暑くて。

   これも大型台風24号の影響なのでしょうね。
  その後の進路が気になるところです。














   さて、昨日の続き。
  昨日の登録有形無形文化財の
  医院意外にも、その周辺には、
  何軒かの古式豊かな家が
  残っています。

   江戸時代、明治、大正、
  はたまた昭和と・・。

   それぞれの時代の面影を
  たっぷり残すそれらの家は、
  「想像の余地」 には
  事欠きません。

   居ながらにして、
  その時代を旅しているよう。

   勿論、中には既に空き家になっているお宅もあります。
  (冒頭 ~ 2枚目の写真)

   でも平成の今に至っても、取り壊されていない事に感謝。
  やがては壊される運命にあるのだとしても。

   それにしては、荒れ果てている感じはありません。
  きちんと管理はされているようです。

   一方、そんな家を維持し、住み続けられている方。
  いくら造りのしっかりしている家とは言え、色々と大変でしょう。

   手入れしながらもそこに住み、しっかりと受け継ぎ、
  伝統を守って行かれている事に感動すら覚えます。(3~6枚目)

   3、4枚目の写真のお宅の表札は右綴り。
  木枠であったであろう窓や格子戸の玄関は、
  サッシに変えられていますが、実に手入れが行き届いています。

   5枚目のお宅は、今まさに修理中。
  意匠が凝らされ、重厚感ある建物ですものね。
  受け継いで行く事も、並大抵ではない事が分かります。  

時の旅人

2013-10-07 18:27:38 | レトロ(素敵)な空間~散策











【趣きのある早朝の空】




   再び夏が戻って来た2日目の朝は、
  こんな空で明けました。今日も晴れ渡った空。
  ただ、台風の影響でしょうか、風があります。

   一方、空は見上げる度に変わっています。
  ついさっきまで何もない空・・と思っていましたら、
  空一面の鱗雲。雄大です。

   今度は青い空に、むっくり白い雲が。
  かと思えば、刷毛(はけ)でス~ッと筋を付けたような空に。
  見ていて飽きません。

   とは言え、気温は真夏日ですが、視覚的には既に秋。
  蜂蜜色の日光もそうですし、光と影の鮮明さも、
  暮れ泥(なず)む黄昏の早さも。












   そんな空の下。
  外出したついでに、
  今日も道草です。

   さて、今日の写真。
  以前、このブログでも
  紹介済みの見るからに
  古風な医院です。

   何とこの医院、
  今年7月に登録有形文化財に
  指定されたという事を
  小耳に挟んだものですから、
  もう一度・・と。

   尤も、何も知らないあの時は、
  サッと全景写真を撮っただけでしたけれど。

   最近、仕入れた情報では江戸時代から続いている、
  由緒ある医院のようです。という事は・・。
  「養生所」 の時代からですね。

   しかも明治時代には板垣退助も宿泊したという、
  当時の記録が残されているのだとか。

   右書きの看板も青銅版のそれも、古式豊かですものね。
  それに今もなお、現役の医院だという事も頼もしいです。
  まさに、歴史が現存しているのですものね。

   ~明日に続きます。 

風が運ぶ金木犀の香り

2013-10-06 15:51:15 | 四季のスケッチ













階段は半ば土に埋もれ、
薄荷はっか がその周囲に生い茂り、
縁を越してまでいた。
往来の人の足に頻繁ひんぱんに踏まれるために
惜しげなく油を出し、その 香気 は声のない、
目には見えない祝福のように
二人の周囲に立ち込めていた。                   
                 【「アンの娘リラ」 第16章】




   ちょっぴり夏に戻った今日。澄んだ青空も戻っています。
  その上、ニュースなどでは 「熱中症に注意」 とも。

   それにしても、10月にしてこの気候。やっぱり変ですね。
  尤も、さわさわと風が吹き、あの暑さとは違いますが。

   さて、冒頭の写真。
  いよいよ今年も街全体が、天然の芳香に染まる季節の到来です。

   とは言っても、やっと蕾が開いたばかり。
  まだまだ蕾の方が多いです。

   それなのに待ち切れなくて、身近に香りを嗅ぎたくて。
  庭に出て一枝、手折って来ました。

   『アンの世界』 では一足早く薄荷ですが、
  こちらの世界は金木犀! ~なんて。

   折しも、ランタナの花に止まっていた蝶に遭遇。
  “待っててね・・” と祈りながら、カメラを取りに戻った私。

   期待はほとんどしていなかったのですが、
  ちゃんと元の場所に留まっていてくれた事に感激。
  心って、通じますね。









   
   そして、つい先程。今度は、ちょっと小振りなアゲハ蝶も。
  でも、こちらはすっかりお馴染みですね。何と 「藜(アカザ)」 に。

   藜の葉っぱも、一葉、二葉と・・黄葉に変わりつつあります。
  華やかな紅葉とは違う、色が透けて行くような黄葉の、
  かそけき姿にも心、魅かれます。

野趣に溢れた散歩道 ~ その2

2013-10-05 17:26:56 | レトロ(素敵)な空間~散策



【蔵のある家】






「この 魔法にかけられた 海岸では
古い家 は雑作なく消えはしませんのよ」
アンは微笑んだ。
「ここは 『全てのものがいつまでも
同じに見える国』 ですの ――
少なくとも、ほとんどいつまでもね」       
                  【「アンの夢の家」 第23章】





   お天気崩れるとの予報も、朝の早い時間にパラパラッと程度。
  真珠色の空ながら薄日も射しています。
  かと思えば又、曇ったり。

   どうやら雨が降ったとしても
  大崩れしそうな気配はありません。
  今日は一日、こんな天気が続くのでしょう。

   ところでつい、今しがたの事。
  ふっと金木犀の香りを嗅(か)いだ気がして。

   昨日の今日ですが、慌てて金木犀の木に駆け寄りました。
  何と橙色の小さな花が咲いているではありませんか。

   昨日は影も形もなかった気がするのですが。
  本当に、この香りは突然にやって来ると、
  改めて実感した次第です。( ↓ 庭の金木犀にも花はありません)

















   さて、今日も昨日の続きを。
  そう言えば最近、遠出が多く、
  「アン気分に浸れる場所」 に
  寄ったのも久し振りです。

   もう何度も訪れていますが、
  ここは広大な農園。

   おまけに、ここには、
  古風な家(洋館)と
  古風な庭がありますから。

   正面の6連のアーチ窓が
  印象的な北欧風の洋館。

   やはりと言いますか・・。
  1928年(昭和3年)の建築とか。
  何と80年以上も前!
  (設計:大倉三郎)

   この一角に、佇んでいますと、
  しばし現実を忘れさせてくれます。

   勿論、「想像の余地」
  フル回転させての事ですが。
  いいえ、『アンの世界』 のような魔法かも知れませんね。

   古いと言えば・・。
  敷地内に、こんな石碑を見つけました。
  それにしても弥生式文化なんて。ちょっと古過ぎますけれど。

   そうそう、冒頭の写真。
  同じ蔵のあるお宅ですが、先日の街は商家が多く、
  こちらのお宅は農家のようです。野趣に溢れた家って、いいですね。