【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

時の旅人 ~ その2

2013-10-08 15:33:16 | レトロ(素敵)な空間~散策








その窓は見出す事の出来ないものを
いたずらに求めて物悲しげに
顔から覗いている盲目の目を思わせた。
夏の夕暮れにも冬の暗闇にも
この窓から家の灯が輝いた事がない。
しかし何となく私にはこの小さな家が
夢を抱き続けており、いつかはそれが
実現するのではないかという気がする。  
              【「エミリーはのぼる」 第11章】




   こちらは一転、真珠色の空になりました。
  それでも時折、薄日が射したり、翳(かげ)ったり。
  雨は降っていませんが、蒸し暑くて。

   これも大型台風24号の影響なのでしょうね。
  その後の進路が気になるところです。














   さて、昨日の続き。
  昨日の登録有形無形文化財の
  医院意外にも、その周辺には、
  何軒かの古式豊かな家が
  残っています。

   江戸時代、明治、大正、
  はたまた昭和と・・。

   それぞれの時代の面影を
  たっぷり残すそれらの家は、
  「想像の余地」 には
  事欠きません。

   居ながらにして、
  その時代を旅しているよう。

   勿論、中には既に空き家になっているお宅もあります。
  (冒頭 ~ 2枚目の写真)

   でも平成の今に至っても、取り壊されていない事に感謝。
  やがては壊される運命にあるのだとしても。

   それにしては、荒れ果てている感じはありません。
  きちんと管理はされているようです。

   一方、そんな家を維持し、住み続けられている方。
  いくら造りのしっかりしている家とは言え、色々と大変でしょう。

   手入れしながらもそこに住み、しっかりと受け継ぎ、
  伝統を守って行かれている事に感動すら覚えます。(3~6枚目)

   3、4枚目の写真のお宅の表札は右綴り。
  木枠であったであろう窓や格子戸の玄関は、
  サッシに変えられていますが、実に手入れが行き届いています。

   5枚目のお宅は、今まさに修理中。
  意匠が凝らされ、重厚感ある建物ですものね。
  受け継いで行く事も、並大抵ではない事が分かります。