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【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

柿色に染まる桜の山

2010-11-18 21:10:58 | レトロ(素敵)な空間~散策






   今朝は寒々しい空で明けましたが、
  意外に寒くありません。
   
   その後雲は途切れ、嬉しい事に
  今日は太陽も思い切り
  顔を出しています。

   となりますと・・
  日溜りは春のよう。
  小春日和とは良く言ったものですね。

   そんな中、我家から見える里山が、
  ここに来て俄かに赤くなりました。
  矢もたてもたまらなくなって、出掛けて来ました。
  
   でも、ちょっと遅かったようで、ほらこの通り。
  おまけに着いた頃から風も出て来て。
  
   かろうじて残っている折角の葉っぱも、ハラハラと舞い落ち・・。
  春は一面ピンクに染まった桜の山が今は、こんな風に柿色に。
  
   紅葉(もみじ)のように目の覚めるような赤ではないけれど、
  どうしてどうして、桜だって味わい深い秋色。
  
   風に舞う落葉にも、たまらなく風情がありますもの。
  きっと 「桜風」 が吹いたのですね。
  ~なんてアンを気取ってみたりして、ちょっぴり詩的な気分。
  
   そして、その柿色の絨毯の上をサクサクと音を立て、思い切り歩いたものです。
  落葉と言いますと必ずやってしまうクセ・・? 

   そんな時、向こうからリ~ン、リ~ンと鈴を鳴らしてやって来るハイカーの方。
  こんな所にクマ・・? でも、今のご時世ですもの、分かりませんものね。
  
   尤も山から下りて来られた
  ばかりのようですけれど。
  
     年配の方でしたが、
  結構重装備。さすが! です。

     そうそう、今日は、
   「ボジョレー・ヌーヴォー」
     解禁日なのですね。

    静岡在住の学生時代の
   親友から送られて来ました。
  
   私なんて、今ではすっかり
    忘れていましたのに。
  
      温かさが心に、
     ジ~ンと響きました。
  どのワイングラスがいいかしら・・?   

和が主役

2010-11-17 17:56:56 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   今朝は、時折太陽は顔を覗かすものの、それはおずおずとしたもので、
  雲の多い、いかにも晩秋らしい空になりました。

   おまけに寒い・・と来ていますから雰囲気は、もはやアース色の世界。
  でも一歩庭に出れば、まだまだ赤や黄、ピンク等、色とりどりの花々に恵まれています。

     さて、9日振りとなりました。
    今日は早速、『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の
    オープンと致しましょう。

     と言いますのも、つい先程、美容院から帰って来たものですから、
    熱い1杯の珈琲を無性に頂きたくなりました。
    空気が乾燥して喉がカラカラ。

   それにしても出掛ける時は、どんより曇った空で辺りは寒色。
  美容院の方も、「お寒い中をようこそ」~なんて。
  でも、帰りは抜けるような青空になっていました。
  
   気が付けば、
  いつの間にか里山も色付き・・。

   赤や黄に木々の葉っぱは、
  太陽の反射を受け、キラキラ。
  話が逸れました。

   今日のカップは、
  ご覧の通り土物です。
  
   写真では分かりませんが、
  たっぷり入る大振りなもの。
  大のお気に入りです。
  ただ生憎、どこの焼物か分かりません。備前風ではあるのですが・・。    

2本の薔薇

2010-11-16 16:38:16 | 薔薇の追憶


   起床時の空は全く雲のない空。
  こんな空は何日振りの事でしょう。

   その後、いかにも晩秋らしい空に。
  おまけにグンと冷えて。

   さて、今日も性懲りもなく、
  赤い薔薇、白い薔薇、そして
  2本の薔薇で引っ張っています。
  その赤い薔薇、今日は1輪挿しに。

   しかしながら、この期に及んで、
  他の薔薇も次から次へと蕾を付け、
  嬉しい悲鳴。

   本来なら今年最期の薔薇・・となる
  筈でしょうが、昨今の季節の事、
  何とも言えません。

   何しろ未だに夏の花の、
  ハイビスカスやペチュニア、本来なら
  今頃咲き始める赤いカランコエが
  1年中、花を付けているという有様ですから。

   でも、12月に入ると寒くなるという長期予報ですものね。
  そろそろ花たちにも冬支度、必要かも知れません。

   ・・・ 略 ・・・ ウォルター は詩人が好きで、
  そろそろ何か読めるようになった時分から、
  詩の本に夢中になっていたのだった。
   これら詩人の奏でる音楽は ――
  不滅を謳った音楽は彼の、
  伸び行く魂に深く織り込まれて行った。(略)

                                       【「虹の谷のアン」 第3章】

   ところで昨日が 「赤い薔薇白い薔薇」、
  今日が 「2本の薔薇」 と、そのものズバリのタイトルですね。
  今日は、同名のこんな詩を見つけました。ちょっと ウォルター 気分。

【2本の薔薇】
薔薇たちよ、そうだ、薔薇たちは
花々の 輪飾りの中で 一番美しい
だから空も 自ら 借りるのだ
装いのために この色を
白薔薇も また美しい だが何という美しさだ
二つの薔薇が 一緒になり
無邪気な頬の上で 花開き
互いの喜びを 高め合う姿は
                              F・Mフランセン


   私達も薔薇の美にあやかりたいと、その美しさを借りています。
  ある時は髪に挿し、ある時は胸に飾り・・。

   そうそう余談ですが、ミャンマーのスーチーさんが解放されましたね。
  支援者から花束を渡されると、すかさずその花を髪に挿した彼女。
  お洒落心を常に失わないスーチンさんって、本当に素敵ですね。

赤い薔薇白い薔薇

2010-11-15 16:17:17 | 薔薇の追憶




   今朝の空は真珠色。
  しかしながら黄砂ではありません。

   それにしても週末は季節外れの黄砂。
  本来なら3月か4月頃ですのに。

   今回は中国大陸の更に奥の
  ゴビ砂漠を強い低気圧が通過し、
  その風で舞い上がった砂が、やはり
  強い偏西風に乗り、渡って来たとか。

   こうなりますと3千キロもの旅を
  した黄砂に、ある意味神秘性を
  覚えたくもなりますね。

   とは言え、洗濯は出来ませんし、
  視界はぼんやり。

   おまけに有害物質を含んでいる事も
  考えなければなりません。

   明らかに喘息患者には有害との
  結果報告がされているそうですから。

   さて、昨日より随分寒くなった今日、先日の白い薔薇に引き続き、
  真紅の薔薇が微笑みました。そう、3日前には涙に濡れていた? 蕾の薔薇。
  
   辺りがどんなに鬱陶しくても、これらの薔薇の微笑みを目の当たりにしますと、
  気分が和みます。たった1輪の薔薇の効果は絶大なのです。
  そうそう白薔薇も、まだまだ元気。(2枚目の写真)

   ところで余談になりますが、今日のタイトル、 「赤い薔薇白い薔薇」 。
  私は観た事はありませんが、同名の映画があるそうですね。(台湾、香港映画)
  2人の女性(赤い薔薇と白い薔薇)の間で揺れる男性の心理を描いたもののようです。
  
   一方、「白バラちゃんと赤バラちゃん」 というグリム童話も。こちらは姉妹のようです。
  クマを助けた事が縁で2人とも美しい王子様と結婚するという物語。

   このように、ロマンティックな赤い薔薇と白い薔薇。
  好みは分かれる処ですが、あなたはどちらがお好きですか・・?

   
 



   こちらの薔薇の詩は、又々、【Koheiさん】 よりご紹介頂きました。
  含蓄のある詩です。高橋健二訳(新潮文庫)でどうぞ!    



白い太陽

2010-11-13 18:21:18 | 煌きの硝子(ランプ含む)


   今日は真っ赤な晴れマークの
  筈が、こんな空で明けました。

   太陽は出ていますのに、
  白い靄(もや)のようなものに
  覆われています。

   これは言うまでもなく黄砂。
  春なら兎も角、空気の澄む
  秋のこの季節に黄砂なんて。

   空が全く見えず、重苦しい
  天候になっています。
  空がないって、何と鬱陶しいのでしょう。

   “・・・略・・・いかつい 11月 の空の下で港は黒ずみ、
  不機嫌に広がっていた。
  濡れた枯葉がじっとりと窓敷居まどじきいにこびりついていた。
  しかし、かの小さな家は炉の火で明るく、
  アンの羊歯しだとゼラニウムで春のようだった。(略)”

                                       【「アンの夢の家」 第28章】

   外出したのですが、こんな日は、
  道草する気など起こりません。

   ↑ 『アンの世界』 よろしく、
  まさに辺りは黒ずみ、
  不機嫌この上ないのですもの。

   俄かに色付いた木々の葉っぱも
  今日は横目に、家路に一目散。
  それと言いますのも・・。

   まだ午後3時前だと言いますのに、
  まるで黄昏のよう。
  妙に気が急(せ)いてしまって。

   炉の火こそありませんが、
  家に帰って暖まりたくなりました。

   暖かった筈ですのに、
  いつの間にか肌寒ささえ覚え・・。

   そんなこんなで珈琲で一息入れた
  後、今度は黒糖入りの生姜湯を。

   こちらのコップは、写真では分かりにくいですが、
  かなり大き目の信楽焼。たっぷり頂けます。 

   今日のカテゴリーには少々迷いましたが、こちらの硝子に。手づくりです。
  ラベンダーのポプリを入れているのですが、「小樽硝子」。(北一硝子)
  
   所謂、「ダイヤモンドダスト」 の現象を硝子で表現したもののようです。
  ランプの焔も反射してキラキラ。癒やされます。
  
   (注:気温がマイナス40℃程度まで下がった特に寒い朝、空気中の水蒸気が凍り、
  陽光に照らされてキラキラ光る現象をいう~「ダイヤモンドダスト」)


 
    


     明日(14日)は、ブログをお休みさせて頂きます。
    (雨の場合は、その限りではありません)
    どうぞよろしくお願い致します。

                      

薔薇の吐息~癒やされて

2010-11-12 16:20:16 | 薔薇の追憶






   昨日の快晴から一転して
  意外にも今朝は雨。

   ただ、その雨は午前10時頃には
  やんだでしょうか・・。

   太陽は出ていますのに、
  やけに空が黄色っぽい・・
  と思っていましたら・・。
  何と黄砂なんだそうです。

   昨日は映画、午後も遅くなって観た
  ものですから終わればこの季節の事、
  辺りは既に夜の帳(とばり)に。

   帰る道すがら、
  三日月が大層、綺麗でしたっけ。

   そう言えば、14日(日)が
  「上弦の月」 なのですね。

   昨日は映画が映画ですから、
  暗い気持ちで家路に着き、
  未だに暗い気分を引きずっています。

   つい先日の映画、「雷桜」 と何と言う違いでしょう。
  どうやら口直し? の映画が必要なようです。

   折しも今、日本の周辺では南北共に騒々しいですものね。
  でも、そんな気分を癒やしてくれたもの・・
  やはりと言いますか、先日来からの薔薇の花です。

   白薔薇、リラ版 「ギルバートの薔薇」 が漸く微笑んだと思えば、
  従来からの深紅の薔薇も、ご覧の通り。
  
   今日は、その薔薇も涙を流しているような気がして。
  尤も私の勝手な解釈ですけれど。
  そうそう、バニラ色の薔薇も蕾を付けました。


 





   今日出来る事は今日やらねばならないという事でしょうね。
  “今” をしっかりと生きる事。つくづくそう思います。      

映画 「氷雪の門」

2010-11-11 21:46:25 | 映画の香り


   今朝は、何もない空で明けました。
  しかもその空は1日中続き・・。

   右を見ても左を見ても前も後ろも、
  青 ― 青 ― 青。本当に良いお天気!

   そんな日本晴れの空の下、
  映画 『樺太1945年夏 「氷雪の門」』 を
  観て来ました。

   映画を観終わった後の気分・・。
  今日の美しい空と何という違いでしょう。
  
   それは何とも陰鬱な重苦しい雨に
  打たれた気分・・といった処でしょうか。

   この映画は、1974年(昭和49年)に
  制作されたものの、
  ソ連の圧力によって封印されたとか。

   それだって戦後29年も経っていますのに。
  それから又々、36年を経て、やっと封切られたという訳です。
  
   映画の封切でさえ、しめて65年の歳月。
  圧力に弱い・・日本らしいと言えばそうですが・・。
  でも、そんな事で本当に良いのでしょうか。

   周知の如く、未だに北方4島はロシアに実行支配されたま返還されていません。
  返す意思さえもない? これこそ、江戸時代から日本固有の領土でしたのに。

   この映画の内容は以前、本を読んだ事もあり、大略は知っていたつもりです。
  でも、あくまでも想像上の書物と視覚に訴える映像の違いでしょうね。
  後味の悪さ・・こればかりは、どう仕様もありません。
   
   あまりにも、リアルで悲惨。
  観ていて気分が悪くなるような映画です。それと言いますのも・・。

   1945年(昭和20年)、8月15日に終戦を迎えたにも関わらず、
  ソ連軍は、侵略を繰り返します。一般市民を巻き込んで。
  
   いいえ、巻き込んで・・なんて生易しいものではありません。
  「戦争は終わったのだから侵攻はしても銃は撃たないわ」
  そう信じていた女性や子供達にも、正面から銃を向けて撃ち殺すのですから。

   しかも日本とソ連は、「日ソ不可侵条約」 を結んでいたのに・・です。
  言葉は悪いけれど、「火事場の泥棒」 と一緒ですものね。
 
   白旗を掲げている日本軍なのに、完全無視。
  「国際協定違反では」 という精一杯の問いかけにも、
  「敗戦国が何を言う」 と言い、これ又、撃ち殺すのです。

   戦争映画は、これまでにも幾度か観て来ましたし、
  戦争による悲惨さも分かっているつもりです。

   市民、国民など非戦闘員を巻き込んでしまう殺戮などから
  戦争の悲惨さを描き、2度と戦争を起こしてはいけないと考えさせる作品と、
  「バジル大作戦」 に見られるように、
  戦闘要員同志との一大スぺクタクル・エンターテイメントの様相のものも。
  
   それは、ある意味、戦争賛美? のような面もあり、
  戦勝国に対する恨みや憤りを感じた事は、ほとんどありません。

   しかしながら、いくら戦争とは言え、この映画ほどの残忍無比な国を知りません。
  こんな時、司馬遼太郎作の 「坂の上の雲」 を思い出します。
  
   ロシアに苦しめられていた、ヨーロッパの国々から、
  「残忍なロシアと戦ってくれる日本」 と称賛された本当の意味を知る事になろうとは・・。
  
   ソ連軍は、日露戦争に負けた仕返しをしたのかも知れませんね。
  こんな卑怯なやり方で。

   それにしても9名の電話交換手の乙女達。
  郵便局長初め、なぜ彼女達を守ってやれなかったのか・・残念です。
  
   身を呈してでも真っ先に本土に送還すべきだったと思うのです。
  最後に。「死後、政府による勲章よりも彼女達は生きたかったであろう」
  ~と結んでありましたが、正にその通りだと思います。


 
    


   10╱22付の産経新聞に 「北方の悲劇」 と題した記事が載っていました。
  紛れもなく今日の映画の歴史的背景。以下に記して置きます。

【北方の悲劇】
8月15日、日本は降伏した。だが、ソ連軍は侵攻をやめない。
ソ連の戦車は今はサハリンと呼ばれる樺太で国境線を突破。
南下して日本の将兵のみか婦女子も多数殺戮さつりくした。

死亡者は引き上げ船が撃沈された事もあり、四千数百人に上る。
ソ連が樺太全域の占領を目指したからで、終戦5日後の8月20日、
南の真岡まおかにソ連海軍は艦砲射撃を加え上陸した。
そのソ連軍のもとへ停戦交渉に赴いた日本側軍使一行は
白旗を掲げていたが、射殺された。街には火災が発生する。

真岡の名は日本の辞書にはもうないが、
世界地図にはホルムスクと出ている。
戦争中は人口2万、全人口が40万の南樺太では大都会だった。

その真岡郵便局に踏みとどまって最後まで勤務した9人の電話交換手の
少女達は、ソ連軍が迫るや、「皆さん、これが最後です、さようなら」の
通信を豊原に送って青酸カリで自決した。

冬色に映える夏の残照

2010-11-10 16:03:17 | 四季のスケッチ


   こんないかにも
  寒そうな空で明けました。

   しかしながら(昨日もそうですが)
  思った程ではありません。

   又、昨日より今日の方が
  寒くなるとの事でしたが、
  風がない分、寧ろ暖かい位です。
  小春日和と言っていいでしょう。

   それにしても灰色の雲間から
  射す日光は、どうしても
  冬色に近いものです。

   いかにも寒々しい色。アース色。
  それなのに、全然、寒くないというこのギャップ。
  
   脳裏に微かに過(よぎ)るこの不安は一体、何なのでしょう。
  一方、『アンの世界』 の今日、11月10日を紐解いてみる事にしましょう。

   “【11月10日 サマーサイド 柳風荘にて】
   今夜は雪になりそうです。
  あたしは雪になりそうな晩が好きです。
  風は 「小塔や木々」 の間を吹きすさみ、
  あたしの居心地の良い部屋を一層居心地良くしております。
  最後の金色の葉 が今夜、柳から吹き散らされる事でしょう。”

                                    【「アンの幸福」 最初の1年 4.】



      最後の金色の葉・・、
   ~なんて、『アンの世界』 は、
   何とロマンティックなのでしょう。      

   その冬色を背景に咲いているのは、
  今日で3日目のオレンジのハイビスカス。

   大きさは幾分小さくなりましたが、
     元気に咲いています。
   しかも、この季節ですが戸外で。

      そして冒頭の写真。
      又々、庭の片隅に、
  植えた覚えのないピンクの花を発見。

     初めはお辞儀草の花かと。
    でも、葉っぱが全く違います。

   他所のお宅の玄関先などにも最近、
   見掛ける事のある小さな可愛い花。
  こんなプレゼント、嬉しい限りですね。     

白い薔薇の吐息

2010-11-09 16:25:36 | 薔薇の追憶




   起床時こそ、いかにも冬らしい?
  鉛色とオレンジの空でしたが、
  その後、雲一つない青空に。

   つい冬らしい・・
  ~なんて申しましたが、
  それは空だけの事。
  相変わらず気温は高めです。

   つい先程の天気予報では、
  昨日より7度近くも下がっているとか。
  まだ寒さはそれ程感じませんが・・。
  
   ただ エミリー 言う処の北風、所謂、
  “がみがみおばさん” が、
  今日は相当、口うるさいようです。
  日が落ちますと寒くなりそうな予感。

   さて、写真の白薔薇。
  (リラ版 「ギルバートの薔薇」)

   昨日より大分、綻びました。
  少しずつ、少しずつ・・まるで薄皮を剥ぐように、それは祈りにも似て。

   紅い薔薇もそうですが、いいえ、白ならではの気高さと言いますか・・独特の気品。
  ついつい気になって、この薔薇の許(もと)に真っ先に馳(は)せ参じる私がいます。

   ところで白薔薇の花言葉は、「尊敬」、「私はあなたにふさわしい」。
  それが今日のような “白薔薇の蕾” に限定しますと、「心にもない恋」 だとか。

   そうそう、白薔薇と言いますと必ず思い出すのがこちらの歌。
  「白薔薇の匂う夕べは」。そのタイトルからして大層、ロマンティックですものね。

   日本では、「年たつ今朝」(明治14年)、
  「父と母」(明治29年)のタイトルで、小学唱歌集に納められています。
  又、耳に馴染みやすい旋律は、バイオリンなどの初心者用の教材としても使われています。



   秋に咲く薔薇は、春以上に香り高いのだそうですね。
  いつの間にか、こちらも 「白薔薇の匂う夕べ」 になって来ました。   

晩秋の白いカフェ

2010-11-08 17:08:18 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




   「明日の午前中は雨でしょう。
  午後は、急速に天気は回復・・・」
  ~とは、昨夜の天気予報。

   一夜明けた今朝。
  意外や意外、雨は降っていません。
  
   そんな朝だからでしょうか、
  冷え込んだ昨日までと違って暖かい!

   しかしながら、
  喜んだのも束の間、ザ~ッと来て。
  
   でも降り続くというのではなく、
  すぐやみました。

   ただ、そのせいかどうか・・
  回復早い筈の天気は結構、
  ぐずぐずしています。曖昧な天気。

   となりますと・・。
  当然、スッキリしたくなりますね。
    
   ちょっと秋らしいとは言えないかも知れませんが、
  今日は白を基調として。いいえ、“今日も” かも知れませんね。

     そして10日振りになりますね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店と致しましょう。

     そう言えば、一昨日の白薔薇。
    ほとんど変化はなさそうに見えますが、
    それでもちょっとだけ綻んだでしょうか・・。
    
     そんな綻んだ白薔薇と共に、
    カップも大好きな薔薇柄のカップです。
    
      そうそう、先日のお花、
       まだ保っています。

        硝子の花、
       今日はこれも
     薔薇の花瓶に挿しました。

     大好きな薔薇と珈琲で、
   心身共、スッキリしたものです。