【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

クリスマス色に染まって ~ その2

2014-12-21 18:07:58 | 四季のスケッチ















その晩は忙しい晩だった。
ヒイラギやヤドリギが大量に持ち込まれ、
食堂の片端にクリスマス・ツリーが立てられた。
誰もが、その飾り付けや、ヒイラギの枝を
絵の額縁の後ろに挿したり、
ヤドリギをホールの
適当な所に下げる手伝いをした。
「まだこんな古めかしい事が
行なわれているとは、夢にも知らなかったよ」
                       
         【A・クリスティー 「クリスマス・プティングの冒険」】






   昨日の雨は上がりました。
  そして今日は、一時のあの寒さからも一息付いています。

   今日くらいの気温でしたら、庭でごそごそ出来ますものね。
  それにしても人間とは現金なものです。

   身を切る寒さだった一昨日などは、
  ほうほうの体(てい)で引き揚げましたもの。












   さて、今日も
  昨日の続きを。

   年の終わりの
  最大イベント、
  クリスマスグッズを
  お部屋のあちこちに
  飾る事は、いくつに
  なっても心弾みますね。

   それはお雛様を
  飾る時の心境にも
  近いかもしれません。

   そう言えば、仲の良い
  従姉の所などは毎年、
  家全体を電球で飾る事を
  家族総出でやっています。

   私にはそこまでの
  熱意はありません。

   そこそこ手作りして
  そこそこ飾るだけ。

   負担にならない程度の
  小さな楽しみ・・と言った所でしょうか。

   ところで上記の例文、A・クリスティーの
   「クリスマス・プディングの冒険」 は、1960年作。

   森からクリスマスツリーにする樅の木などを
  取って来るのは 『アンの世界』 でもお馴染みです。

   それから時代が数十年進めば、
  英国でも既に古めかしい事に。時代背景を感じます。