ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

お祝いの言葉

2006年02月15日 | シェフのコラム
さて 会場のエントランスには

今日 このふたりの

結婚を皆さんでお祝い出来る事は

すばらしいことで

そうぞ みなさん

二人の門出を祝いましょうみたいな

事がかいてあるものが

置いてありまして 皆 

ニコニコしながら会場の中に入ってゆくのでした

トリュフの瓶はハニーカム構造

2006年02月12日 | シェフのコラム
私の作っているトリュフを入れる

ガラス瓶

六角形で金のキャップが素敵でしょ!

そして その瓶に入ったトリュフは

気絶するほど美味しい

このトリュフの魔法にかかった男性は

その後

彼女を マイ シェリーと彼女を呼び

彼女は 彼を 

マイ ハニーと

ハニーは蜂

蜂の巣は六角

これを

ハニーカム構造といいます

マイ ハニーと呼ぶ日が来る

ハニー カム

ハニー カム

トリュフを渡す貴女の胸の内を形に

いつかハニーと呼ぶ日が来るようにとの思いを込めて

トリュフをお作りいたしております




                      妻:ちょっと早く手伝ってよなにごちゃごちゃいってんのー


はいはいはい

いまいきますよー


昔ハニーで 今 ちょっと


刺される蜂もいます


アルザス名物

2006年02月12日 | レ・アールについて
アルザスといえばドイツとの国境に近い為

料理もよく似た料理があります

このシュークルートもその一つで

マスタードを付けながら頂くと本当に美味しい

煮込み料理でワインにもビールにも合うシュークルート

ショーケースに登場

もちろんキャベツは義理の父の作った無農薬

雪の中から取り出してきました

キャベツが自分で糖分を出して凍の防ぐ為

キャベツが甘ーくなっています

チキンコンフィに添えても絶品ではないでしょうか

100g ¥230(税込)


レアールさん ニューボトル!

2006年02月11日 | メニュー紹介
トリュフの瓶に新しいボトルが登場!

白いガラス瓶で コルクの蓋が
 
おっされー

美味しいトリュフにおしゃれなコルクボトル

アナタもいかがですか

ちなみにトリュフは2月末日まで作りますよ

トリュフの甘い誘惑に酔ってみませんか

私は KOWAII妻に内緒で誘惑されてみたい

                            妻:早くトリュフ詰めてー


はっ やっぱやめとこ

コルク瓶 ¥1,500(税込)

記念撮影

2006年02月09日 | シェフのコラム
先に結婚した

フィリップとカリンヌも出席

移動した建物は公民館のような場所でした

その庭先で代わる代わる新郎新婦と一緒に写真を取りました

そしてその公民館のような 建物の中に入ると

食前酒が用意され

皆でアペリティフを飲みながらしばし歓談



エントランスには二人の結婚祝いのプレゼントが並べられ

花嫁と花婿がプレゼントをくれた人たちに

握手をしビズーをし肩をたたきあい喜び合いしばし時が過ぎ

午後の3時頃になったでしょうか

ふたたび 集まった人々が車に乗り込み

私も言われるままにティリーの車に乗って

新郎新婦を乗せた車の後から例のごとく



いくつか林檎の木の茂る丘を越え

牛が寝そべる牧場を通りぬけ

道の両側に高い木のある

何キロもつつ”く一直線の道を過ぎて

小さな集落に入り横道に入ると

幼稚園や保育所にある遊戯場のような建物に到着

結婚式から早何時間経った事でしょう

それにしても違う場所で皆 

飲酒運転じゃ 



いいか済んだ事は

お祝い仕様

2006年02月05日 | シェフのコラム
教会での結婚式が終えてから

別の場所に全員車で移動する時

新郎新婦の乗る車には派手派手な飾りつけがしてあります

ボンネットやドア、ルーフまでタスキやリボンが掛けられ

後ろにいたってはごらんのとうり

バンパーには空き缶を何個もひもでつなぎ

走り出すと そうカランカランカラン

カランカラン





花ぁーー

嫁はぁー

夜汽車ぁーに乗ぉってーー

嫁っいーでぇ 








あのーーー

人のーーー

写真をぉー

むうねにー

ノルマンディーのぉ 

まーちぃーえーー

いの   






















む す ばーれるーーーーーー

かえーーーれないーーー

式が済んでもーー

二次会ぃい

あーるうのー

(ちなみにこのメロディー知っている方は相当通です)

そして二人が乗り込んだ車の後から列席者が他の車でクラクションを鳴らしながら

付いてゆくのです



ノルマンディーの畑の真ん中を新郎新婦を乗せた車がはしり

対向車からも祝福のクラクションと窓から手を振る人々

そこには

昔見たテレビのカネタカ カオルの世界が広がって

なんか自分まで幸せって感じになりました





ガトーショコラ(限定品)

2006年02月04日 | メニュー紹介
私がミッシェルトラマ師のレストランで

シェフパティシェをしていた時の

レシピをベースに作ったガトーショコラ

師のレストランでは

長い円筒状の筒で作るのですが

ミディアムレアの状態で焼き上げ

焼きあがったガトーのてっぺんにマカロン ド パリを乗せて

キノコの形でお出ししていました

フォークを当てると中からトローッとショコラが流れ出し

流れ出したショコラは

それを口にする前のお客様の

溜息で細かく立ち昇る湯気が弧を描き

ひとくち口にすれば

適度な甘さと鼻腔を刺激するカカオの風味に

酔いしれ魅惑のデザートとなるのです


今ではレストランでも定番になって召し上がった事のある方もいらっしゃることでしょう

当時はこんなデザートは師のレストランだけでした

レアールではお持ち帰りになる事を前提に

ミディアムで焼き上げております

それにこのガトーショコラにも

ベルギー産カレボー社のクーヴェルチュールを使用し

常温でも香りを楽しめるようにコアントローまで入れてしまいました

贅沢ですねぇー

妻に試食させたところ

妻:バッカウマ(たいへん美味しい!)とのコメントを頂きました

そこで

「トリュフもいいけどガトーもね


結婚式一日目

2006年02月04日 | シェフのコラム
私の友人のフランクとキャトリーヌの結婚式での思い出は

今までで一番印象深いものになっています

思い出すだけでも顔がほころびます

フランクとキャトリーヌからの結婚式の招待状がパリのアパートに届き

なんか自分の身内が結婚するかのように

うれしく感じたのも彼らには

ノルマンディーでいろいろな所に連れて行ってもらったり

彼らの両親、兄弟、友人などたくさんの人を紹介してくれたり

本当に思い出深いことばかりで

この二人はやく結婚しないかなぁと何時も思っていました

さて

結婚式の前日にシェフパティシェのティリーに駅まで迎えに来てもらい

久々のノルマンディーの空気にほっと自分の

故郷に帰った気分になりました 

翌日の結婚式に出席する時のティリーの服や

フランクとキャトリーヌに送るお祝いのプレゼントの買い物をして

ティリーの家で一泊

そこの国でも結婚式に出席する日はバタバタするのは同じで

「ジジ(ティリーの奥さんの呼び名本当はジスレンヌ)ネクタイ何処だ?」

「そこにあるじゃない ちゃんと見てよー」

「マサ おまえネクタイの締め方知ってるか?」

「時間がないぞ あっ 忘れ物!」

「おーい靴下どこだー」

「あんたたち(子供達に)何やってんのー服が汚れる出しょ

「ティリーその靴 仕事用でしょ!」

ってな具合で出発

教会に着くとすでに友人達が来ていて懐かしさと共にお互いの友人である

フランクとキャトリーヌの結婚式に出席出来たことを喜び合って

教会の中に・・・

石造りの高い天井に賛美歌が響き

神父さんを前に二人の愛の誓い

指輪が交換され映画のワンシーンがここにありました

そして新郎と新婦と両親が並び

列席した人々が祝福の言葉を順番に二人に

私:[フェリシタッション(おめでとう)フランク!」

フランク:「テャン マサ メルシー モン フレール ジャポネ」
      (おれの 日本人の 兄弟)
私:「キャティー! フェリシタッション
   (チュッ チュッ チュッ チュッ【ビズーをしながら】)

キャトリーヌ「メシー メシーマサ サヴァ?(この後短い早口マシンガントーク)

私:「ウイ ウイ ウイ(?)【じつは早すぎてあまり内容は解っていない】」

そして 

私達は教会の外でライスシャワーの中を通り抜けてくる二人を待つのです





二月のイベントのお知らせ

2006年02月03日 | レアール バール
ボンジュー マダム ゼメシュー

ご機嫌いかがですかー

癒し系ジュニア君ですよー

お久しぶりでございます

レアールファンのお客様から

”最近ジュニア君ブログに登場していないわねー!”

とお声がかかり登場となりました

私の振付師は

シェフですがいつもどうやって

みなさんが喜ぶか考えております

拍手してやってください



メッチー メッチー

それ以上はいいですよ

なんせ すぐに 調子に乗る人ですから           

さて 二月のバールの日が決定いたしました

2月11日(土曜日)
2月25日(土曜日)

各 PM:8:45からです

みなさん たのしみにー


シェフ:ジュニアー ジュニアー おーい

ジュニア:クア(なに)?

シェフ:おまえバールのお知らせするんだったらワイングラスとかボトルとか

    持って言ったほうが雰囲気あるんじゃない お前の持ってるのなに?

ジュニア:あーこれシェフ これ知らないのー バールに決まってるでしょー                                 


新型アイポッド?

2006年02月01日 | レ・アールについて
さて 

これはなーんでしょ

分かる方は少ないと思います

これは

新型のアイポッド

なーんちゃってね

すみません 年がいもなく

ヒント

たまごに使いマース










ぶううううううううう!

はい残念時間切れ

これは

たまごの殻に穴を開けるキッチンツールです

穴といっても針の穴

真ん中の黒い部分に穴が開いているでしょ

その中に針があって

下のグレーの部分を押すと

一瞬 針が飛び出すのです

何で針の穴を開けるかと言うと

ゆで卵を作っていて殻が割れて白身がぶちぶちっと

出てきたことありませんか

それは

卵の中に少し空気が入っている部分の温度が上がって

膨張して殻が割れるのです

そこで この器具であらかじめ穴を開けておき

お湯にたまごを入れてやるのです

そうすると

たまごの中にあった空気が

針で開けた穴から

ププププププププププププププップププププププププププププウ プ   

プ     プ           プ

と 抜けてゆくのです

まるで

たまごが

お風呂の中で「お  な  ら」をしているかのようで

結構 かわいいのです

時々 勢いあまって

白身まで出す奴もいて

尻尾がはえて丸いねずみになっているのも中には居たりして

そんな訳で

これは

たまごの 
  
ア イ ボー と言うことでした


糸と針は必需品

2006年02月01日 | フランスこぼれ話
日本のホテルやレストランでは

料理人の着るコックコートは

そのお店で支給されますが

フランスでのコックコートは自分持ち

そこで 

渡仏する料理人達はコックコートを持参します

少ない給料なので新しいコックコートを

買えません

何回も洗濯するうちに

縫い目がほつれたり

生地が薄くなったりで修理が必要になってきます

そこで日本人のキュイジニエ達は

糸と針で修理するのですが

本当に着れなくなったコックコートをはさみで切って

継ぎあてするのです白いコックコートに白い布でパッチワーク!

出来上がりはと言うと

変な形に縫い合わされていたり

折しわがついたまま縫ってしまったりと

けっこう芸術肌の方がいらっしゃいました

そんな苦労をしながらも

帰国して職場が決まって働き出した料理人たちは

自分の作っている料理で失敗をしても

「やっぱりフランスの材料でないとうまくいかないなー」とか

言ってその場を

ツクロウのが上手くなっております