青臭い少年たちの力強さには憧れもあったが
それは僕にはないものだった
この世界がはじめから歪んで見えていましたから
黒いベールで覆われているような少年期
感じることができたのは大気の鼓動のようなものだけ
取るに足らない人間などとどこか頭にはあった
人間であることをたぶん憎んでいたんだと思う
それは僕にはないものだった
この世界がはじめから歪んで見えていましたから
黒いベールで覆われているような少年期
感じることができたのは大気の鼓動のようなものだけ
取るに足らない人間などとどこか頭にはあった
人間であることをたぶん憎んでいたんだと思う