「宇宙魔神ダイケンゴー」(1978年制作)と「超人戦隊バラタック」(1977年制作)をコンプリート。ちょっと中身を観ていました。どちらもスーパーロボット系が華やかなりし頃の作品ですが、大分、記憶が薄れているなあ~。特に「バラタック」が「超力ロボ ガラット」(1984年制作)に先駆けるギャグ・ロボットアニメだったとははじめて知りました(汗)

「宇宙魔神ダイケンゴー」は銀河連盟という星間連合に、別銀河の覇者マゼラン帝国が侵略してくる話で、その盟主エンペリアス星の守護神“ダイケンゴー”が登場した事で損害を危惧したマゼラン帝国の前線指令・ロボレオンは、銀河連盟に対して和平交渉(勿論、罠なんだけど)を持ちかけてくる。エンペル王含め、和平派意見が大勢を占める中で、一人、マゼラン帝国を信用できないと判断したライガー王子は、ダイケンゴーを駆ってエンペリアス星を飛び出しマゼラン帝国との戦いを開始する…という物語。堀江美都子さんが歌うOPもいいのですが、僕はMOJOさんが歌うEDの「宇宙の男ライガー」が、カッコよくってすっごい好きでした。(CD「懐かしのB面コレクション」に収録されていますね。持ってます)
このライガー王子、けっこう血気盛んな人なんで、冷静にロボレオンの策略を見抜いていたかは微妙なんですがwどうも和平交渉自体は決裂したものの、そこを境に戦局は小規模な小競り合いに落ち着き、後方からマゼラン軍を攪乱するダイケンゴーがいるために、ロボレオンも大攻勢には打って出られないという状況になっています。
エンペリアス星には三人の王子がいて、それぞれに活躍するなど、巨大な星間国家同士が対決する物語を歴史英雄絵巻的(ナレーションとか含め講談的な感じもする)に落とし込んでいます。そこらへん、たとえば前線指令ロボレオンの上にはマゼラン軍総司令の女将軍バラクロス、そのさらに上には正体不明のマゼラン大帝がいまして、最終回にマゼラン大帝もロボレオンも倒されるのですが、一人バラクロスだけは、マゼラン星雲へと落ち延びて行くんですよね。ここらへんの意図的な“全部決着のつかなさ”は次の戦乱を予想させてなかなか味がある終わり方になっています。

「超人戦隊バラタック」は「鋼鉄ジーグ」、「マグネロボ ガキーン」に続く、マグネロボシリーズの第三弾です。いや~なんか真面目なエスパー戦隊として観ていた記憶なんですけど…ギャクな作りですねえ。(そうは言っても主人公のユージやマックたちは全然真面目なんですけどね)まずそこに驚きました。色々設定が斬新です。そもそも敵組織であるシャイザックは本来、親善使節として地球に来訪していて、本来の目的は地球と友好関係を結ぶ事なんですね。しかし、その全権大使であるゴルテウス指令(CV.大塚周夫)が野心を持って地球征服を目論む…という物語のはず(汗)いや、実際にはゴルテウスは、あんまし地球侵略に一生懸命じゃありませんwなんというかパンダとか、スーパーカーとか、D51とか、そういう地球の(日本の)チビッ子が大好きなものを、同じように好んで、それらを取ってきて自分の物にする事ばかりを計画します。それを副司令であるジュリアス将軍(CV.野田圭一)が窘め、何とか本来の目的を果たすように諫言するのですが…。なんかねえ~このジュリアス、有能でイイ者として描かれているんですけど、イマイチというか……全権がゴルテウスにある以上、何か己を律するものもあるんでしょうけど、まあとにかくゴルテウスの暴走を全く止める事ができませんでしたね(汗)w
当時のスーパーロボットものは基本、小学校高学年あたりをターゲットにしていると思いますが、この作品はそれよりも低年齢向けで、多分、幼稚園~小学校低学年あたりをターゲットにしているんじゃないかと思います。そのせいか、ものすごく観やすかったですね。何というか、わんこそばのようにスルスル最後まで観れてしまった印象がありますw
たとえば上の「ダイケンゴー」なんかは、多少政治的な背景や駆け引きなんかがあって(正確に言うとあると想像されるのですが)そこを変に説明するよりも、分かりやすさの為に端折っているワケで。そうではなく分かりやすい話を分かりやすく描く良さが出ていたと思います。
主人公たちがエスパーである事も含め、上記したパンダやスーパーカーなど、チビッ子が大好きなものをこれでもかと放り込んだ楽しい作品に仕上がっていると思うんですが…。人気的には振るわなかったし、かなり忘れられた作品ですよね。…まあ、前作の「ガキーン」から既に振るわなかったので、その流れは如何ともし難かったという事かもしれませんが。


「宇宙魔神ダイケンゴー」は銀河連盟という星間連合に、別銀河の覇者マゼラン帝国が侵略してくる話で、その盟主エンペリアス星の守護神“ダイケンゴー”が登場した事で損害を危惧したマゼラン帝国の前線指令・ロボレオンは、銀河連盟に対して和平交渉(勿論、罠なんだけど)を持ちかけてくる。エンペル王含め、和平派意見が大勢を占める中で、一人、マゼラン帝国を信用できないと判断したライガー王子は、ダイケンゴーを駆ってエンペリアス星を飛び出しマゼラン帝国との戦いを開始する…という物語。堀江美都子さんが歌うOPもいいのですが、僕はMOJOさんが歌うEDの「宇宙の男ライガー」が、カッコよくってすっごい好きでした。(CD「懐かしのB面コレクション」に収録されていますね。持ってます)
このライガー王子、けっこう血気盛んな人なんで、冷静にロボレオンの策略を見抜いていたかは微妙なんですがwどうも和平交渉自体は決裂したものの、そこを境に戦局は小規模な小競り合いに落ち着き、後方からマゼラン軍を攪乱するダイケンゴーがいるために、ロボレオンも大攻勢には打って出られないという状況になっています。
エンペリアス星には三人の王子がいて、それぞれに活躍するなど、巨大な星間国家同士が対決する物語を歴史英雄絵巻的(ナレーションとか含め講談的な感じもする)に落とし込んでいます。そこらへん、たとえば前線指令ロボレオンの上にはマゼラン軍総司令の女将軍バラクロス、そのさらに上には正体不明のマゼラン大帝がいまして、最終回にマゼラン大帝もロボレオンも倒されるのですが、一人バラクロスだけは、マゼラン星雲へと落ち延びて行くんですよね。ここらへんの意図的な“全部決着のつかなさ”は次の戦乱を予想させてなかなか味がある終わり方になっています。


「超人戦隊バラタック」は「鋼鉄ジーグ」、「マグネロボ ガキーン」に続く、マグネロボシリーズの第三弾です。いや~なんか真面目なエスパー戦隊として観ていた記憶なんですけど…ギャクな作りですねえ。(そうは言っても主人公のユージやマックたちは全然真面目なんですけどね)まずそこに驚きました。色々設定が斬新です。そもそも敵組織であるシャイザックは本来、親善使節として地球に来訪していて、本来の目的は地球と友好関係を結ぶ事なんですね。しかし、その全権大使であるゴルテウス指令(CV.大塚周夫)が野心を持って地球征服を目論む…という物語のはず(汗)いや、実際にはゴルテウスは、あんまし地球侵略に一生懸命じゃありませんwなんというかパンダとか、スーパーカーとか、D51とか、そういう地球の(日本の)チビッ子が大好きなものを、同じように好んで、それらを取ってきて自分の物にする事ばかりを計画します。それを副司令であるジュリアス将軍(CV.野田圭一)が窘め、何とか本来の目的を果たすように諫言するのですが…。なんかねえ~このジュリアス、有能でイイ者として描かれているんですけど、イマイチというか……全権がゴルテウスにある以上、何か己を律するものもあるんでしょうけど、まあとにかくゴルテウスの暴走を全く止める事ができませんでしたね(汗)w
当時のスーパーロボットものは基本、小学校高学年あたりをターゲットにしていると思いますが、この作品はそれよりも低年齢向けで、多分、幼稚園~小学校低学年あたりをターゲットにしているんじゃないかと思います。そのせいか、ものすごく観やすかったですね。何というか、わんこそばのようにスルスル最後まで観れてしまった印象がありますw
たとえば上の「ダイケンゴー」なんかは、多少政治的な背景や駆け引きなんかがあって(正確に言うとあると想像されるのですが)そこを変に説明するよりも、分かりやすさの為に端折っているワケで。そうではなく分かりやすい話を分かりやすく描く良さが出ていたと思います。
主人公たちがエスパーである事も含め、上記したパンダやスーパーカーなど、チビッ子が大好きなものをこれでもかと放り込んだ楽しい作品に仕上がっていると思うんですが…。人気的には振るわなかったし、かなり忘れられた作品ですよね。…まあ、前作の「ガキーン」から既に振るわなかったので、その流れは如何ともし難かったという事かもしれませんが。