今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。




「カードライバー翔」とか、相変らず岡本喜八監督の映画とかをまとめていました。

・「独立愚連隊西へ」 のデータシートを更新しました。(2010/02/25)
・「独立愚連隊西へ」 を新規登録しました。(2010/02/25)
・「大学の山賊たち」 のデータシートを更新しました。(2010/02/25)
・「大学の山賊たち」 を新規登録しました。(2010/02/25)
・「暗黒街の対決」 のデータシートを更新しました。(2010/02/22)
・「暗黒街の対決」 を新規登録しました。(2010/02/22)
・「アキカン!」 のデータシートを更新しました。(2010/02/22)
・「ライブオン CARDLIVER翔」 のデータシートを更新しました。(2010/02/22)



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放送は終了しました。放送は終了しました。録音データは下記のリンクです。

【「黒子のバスケ」@まんがラジオ】
http://www.websphinx.net/mv/radio/mangaRadio-100224.mp3

また、これまでの放送をリスト化しました。併せてよろしくお願いします。
【「漫研」インターネットラジオ】
http://www.websphinx.net/mv/

黒子のバスケ 1 (ジャンプコミックス)
藤巻 忠俊
集英社

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かんで。さん、てれびんさんとネットラジオをやります。今回のお題は「黒子のバスケ」(作・藤巻忠俊)です。

2月24日(金)22:00(2時間くらい)

場所:livedoorねとらじ http://ladio.net/

テーマ:「黒子のバスケ」

掲示板:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/radio/14811/1266965614/

URL:http://std1.ladio.net:8010/mangaRadio.m3u

放送URLは当日掲示します。よろしくお願いします。


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前から来るゴジラと後から来るキング・シーサーの挟撃を迎え撃つメカゴジラのこのシーン!最高に好きです!

【「ゴジラ対メカゴジラ」ダイジェスト(α版)】 ※一定期間で削除する可能性があります。
http://www.websphinx.net/mv/mv/madGvsMG-1.wmv

先回にTANIZOKO上映会で「怪獣バトル」の上映をやった事(「グドン対ツインテール」が上映できなかった件)は書きましたが、その時に僕が推薦していた“対決”がこの「ゴジラ対メカゴジラ[1974年]」です。解説の場では怪獣バトルものとしては最高傑作!!などと口走っていましたが、ほんと、そう思っているくらい大好きな怪獣映画です。“昭慶爆発”なんて呼ばれている(らしい)、中野昭慶特技監督の過度な火薬っぷり、ダイナミックっぷりがよく出た一本だと思います。昔、「私の愛した悪役たち」というシリーズでメカゴジラの事は書いているので、そこを引用しておきます。…妙なテンション高さが僕のメカゴジラの好きさ加減を分るような分らないような~感じにしている文ですが(汗)

【私の愛した悪役たち第78回 メカゴジラ(ゴジラVSメカゴジラ 1974年)】
http://www.tsphinx.net/manken/room/badd/bad08.html#MEKAGOZIRA
僕は元々「ゴジラとガメラのどっちが好きか?」と問われると「ガメラ!」と答えてしまう人間である。ガメラいいですよぉ、ガメラ(笑)目つきがいい(笑)しゃくれ牙がいい(笑)他の怪獣たちもシンプルで、それでいて存在感がある。しかし「一番好きな怪獣は?」という話になると…こう、ニョキニョキとメカゴジラの顔が浮かんでくるのですね(笑)メカゴジラいいですよぉ、メカゴジラ(笑)なんていったってメカ怪獣ですからね(笑)以前の映画「地球防衛軍」などで“モゲラ”なんていうメカ怪獣もいたけれども、メカ(兵器)の危なさと、怪獣の危なさの二つか見事に融合しているのがメカゴジラだと思うのです。人災(兵器)と天災(怪獣)が一緒に来た痛快さっていうんですか?(笑)精悍な白銀のボディに鋭い牙、そしてゴツイ尻尾。特にこの頃のゴジラってかなりの愛嬌を醸し出しているので、その肩代わりのように今見ても見事なまでの兇悪さなのです。
しかし、このメカゴジラが好きな理由はその実体に依存したもののみではなく、もう一つ重要な付属品がありまして、実はそれがけっこう、決め手というか決定打になっている物があります。えー、ぞれはこのメカゴジラについているテーマ曲なんですね(笑)佐藤勝先生、作曲の。(いきなり歌い始める→)チャン!チャン!チャンララッタラ♪チャッチャラッチャ、チャラッタッタラ♪(ドンドンドン、ドンドドドドドン)チャン!チャン!チャンララッタラ♪チャッチャラッチャ、チャラ~♪チャチャ!!…ってやつです!うぬう…文章だとビタ一文伝わらないぞ!(汗)軽快な調子のいい曲なんですよ。機会があったら一度聞いてみて下さい。この曲に合わせてメカゴジラが全砲門開いて一斉射撃するシーンなんか、いかもにメカゴジラ、何にも考えずに弾薬垂れ流し状態という感じで(笑)一般にゴジラの音楽っていうと、伊福部昭先生の重厚な「ゴジラのテーマ」「自衛隊のテーマ」っていうのが有名だけど、僕はこの「ゴジラ対メカゴジラ」の音楽が非常に好きでして、これぞ怪獣映画の音楽!…ってな事を思ったりしているのです。しかし、何度か再登場したメカゴジラたちにはこの軽快なテーマ曲が流用されることはなくってちょっとガッカリしているワケです。「東宝、分かってないなあ!」とくだを巻いたりしています(笑)
そんなワケで、メカゴジラ、大好きです(笑)音楽もそうだけど、首を180度回搭して後ろから来るキングシーサーと正面のゴジラの両方の動きを同時に制するシーンなんて本当にシビれる大好きなシーンです!その後にキングシーサーとゴジラを同時攻撃したはいいけど、勢い余って見当違いの方向にも射撃してしまうどこかすっトボケた所も大好きだ!飛行形態があるのは知ってる?飛行形態もすっトボケてていいよね!(笑)
2002/12/24

まあ、とりあえず動画の方は“仮止め”というかパッチワークな感じで繋げただけのものです。もう少し切り詰め、加工してニコニコ動画に上げたりしてみようかな~とか考えています。怪獣とか特撮とかの楽しさに触れる切っ掛けみたいな物を作れるといいかなあ…とか。


ゴジラ対メカゴジラ [DVD]

東宝

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【2月第1週:クロスゲーム 第158話:盛り上げようぜ 】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10448.html#625

【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



少年チャンピオンで新連載が始まった「ハンザスカイ」(作・佐渡川準)に注目しています。

少年ジャンプについては前回は細川雅巳先生…

【今週の一番付記「シュガーレス」細川雅巳先生の描く不撓不屈のヤンキーマンガ】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/2e90080322b0a589c4d9500faafa93a1

その前はフクイタクミ先生と、僕はチャンピオンの新連載を立て続けに誉めています。どれも新ジャンルを生み出すような革新性があるワケではないのですが、当り前の少年マンガを当り前にこなす一定のパワーを示していると思います。お、チャンピオン、なかなかやるやないか!(=´ω`=)って感じで僕もほくほく顔です。

【今週の一番付記「ケルベロス」スーパーヒーロー(正義の味方)の再構築】
http://blog.goo.ne.jp/ldtsugane/e/9abdb098bee9fc3df96e35c31ad5d468

それで「シュガーレス」の細川雅巳先生の時は、ある意味不当(?)なジャンルを描こうとする事(※チャンピオン編集部って時々こういう事をやっていますよね。梅田阿比先生がバレーマンガ連載していたのも編集の指示だと思う。…もっとも好きなジャンルは描けなくて普通…な、マガジンから比べると散見される程度って事でもありますがw)の反発力から出てくる「面白さ」のような話をしましたが(←そうだっけ?)佐渡川先生の「ハンザスカイ」は佐渡川先生が一番得意なものをストレートに描ける物語を選んだ感があり、そのストレートさがとても気持ち良い。

【Wikipedia:佐渡川準】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E6%B8%A1%E5%B7%9D%E6%BA%96

調べると佐渡川先生って、どうやらかなりの空手の上級者(有段?)のようですね。これはさもありなん。いや、有段者だからって画力とは関係ないんですが、元々、佐渡川先生のアクション描写は、キャラクター性がやや弱い事(失礼!)に相反して頭抜けたものがありました。その迫力を出す技術は別としても、各アクションをとるキャラの体勢の一つ一つの“決まり方”は何らかの格闘マニアである事を感じさせるものではあったんですよね。

佐渡川先生は「無敵看板娘」(2002年~2007年)で好評を博してアニメ化まで行ったのですが、1話完結のギャグ主体で、必ずしもギャグが切れる作品ではなかったと思います。(…いや、無駄に無敵な主人公の鬼丸美輝ちゃんとか、それを遥かに上回る強さの母ちゃん、特撮マニアの太田さんとか好きでしたけどねw)ただ、格闘アクションは何か無駄に異彩を放っていた。その変なギャップが「面白かった」と言えなくも…ないw(これも編集部が1話完結のギャグを描くように指示したのかもしれませんね。…正しいと思いますが)
これが次回作「パニッシャー」(2008年~2009年)になると相当キビしくなる。ファンタジー主体のこの作品は、ともすると作者が一番描きたかった物語なのかもしれませんが、いわゆる「レベルたけぇ!設定」(?)と言うか……まあ、結論目指して簡潔に言いましょう。“アクションの良さ”を出して行くのに余計なものが多かった。その余計なもの一つ一つが「面白ろ」ければ、全然違った展開はあったのでしょうが、取り立てて際立つものがあるワケではなく“アクションの良さ”をかえって霞ませるような部分があったと思います。

…で、アクション、それも空手の型でのアクションを描くのが得意なら“空手マンガ”を描くべきだろうというのは一周して正解に思えます。というかむしろ何故、一周しているのか分らないw即、空手に手を出すべきだったろうと思ってしまうくらい正解に思えます。物語も一目惚れ(本人は認識低いみたいだけど)した女の子を追っていったら空手に出会った…で、空手部に入部する(今の展開だと、入部できるのかな?)という“空手”に一直線な作りで分りやすくってとてもいいと思います。

また、この入部した半座くんの前に立ちふさがった2年の“番場さん”ですが、このキャラは気に入ってしまいましたねw女の子とか増やさんと、こんなゴッツいおっさん高校生主体に描いてていいんですかねっとも思わなくはないのですが、現代武道家風な顔つき(?)でw…なんかモデルになっている人が居そうですね。それで、登場したキャラ位置から考えると、半座くんの空手開花につきあってぶっ飛ばされて、すぐに退場というか“やられ役”的扱いとして脇に追いやられてもよいキャラに思えたんですが、妙に引っ張って半座くんと絡んだ行動を取り始めて物語を牽引していますw…なんだろう?この展開wそこらへんも含めて注目です。


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「ラインバレル[アニメ]」とか「とある魔術の禁書目録[アニメ]」のデータシート作ってました。

・「とある魔術の禁書目録」 のデータシートを更新しました。(2010/02/17)
・「鉄のラインバレル」 のデータシートを更新しました。(2010/02/12)
・「課長令嬢」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「勝手にもう、しませんから。」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「妖怪ジャンクション」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「north island」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「ゲッチューまごころ便[創刊40周年特別企画]」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「東村山あたりの夕日」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「ティグジン!」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「CROWN!」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「特攻天女[創刊40周年特別企画]」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「上野由岐子物語」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「明治百機八匣譚DENGI」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「男旗[創刊40周年特別企画]」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「だぶるじぇい」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「わっしょい!わじマニア」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「本気!~雑記~」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「波打際のむろみさん」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「やおよろっ![単行本1巻発売特別]」 を新規登録しました。(2010/02/12)
・「ジオと黄金と禁じられた魔法」 を新規登録しました。(2010/02/12)


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仲間内でTANIZOKOという上映会をやっていまして。そこで「怪獣対決的な映像を持ち寄ろう!」みたいな話になって、僕は「帰ってきたウルトラマン」のグドンとツインテールの回(2話分)を持ってくるように仰せつかったのですが、ディスク不良のためやむなく上映を断念してしまいました。関係者の皆さん申し訳ないです(汗)今、レストアしました。お詫びにもなりませんが、ちょっとブログに上げておこうかと思います。

この第5話「二大怪獣東京を襲撃」~第6話「決戦!怪獣対マット」は、「帰ってきたウルトラマン」の中で代表的に扱われるエピソードの一つですね。(「解散MAT」なんて言葉もここから始まっていると思います)夕陽に浮かぶ二大怪獣とウルトラマンの画が非常にキマっていて、2体の怪獣の挟撃を受けて敗れ去って行くウルトラマンのシルエットも身震いするほど美しく、それだけで心に残る映像美を見せてくれています。…特技監督は高野宏一さんですが…大木淳さんって事でもないんですね。(←)



また、ここに登場する古代怪獣・ツインテールは僕は大好きな怪獣の一つです。その造形のユニークさはウルトラシリーズの中でも屈指の優良さだと思います。いや、着ぐるみの脚部に頭を持ってきて身体全体を怪獣の尻尾に見立てだだけなんですけどね。それが場面場面によって後前逆に着たりして、その巨大な尻尾を前に後に揺らす様はかなりいい感じに“人外”っぽさを出しているんですよね。ある意味、コロンブスの卵だと思います。逆にグドンは怪獣としては非常にノーマルなフォルムなんですが、対決する2体の怪獣がまるで違う造形で成っていた事も、この対決の画としての良さ、力強さを支えているのでしょう。ストーリー的には相変らずというかチーム内の軋轢に苦悩する郷隊員、妙に強硬な作戦を敢行しようとする司令部、といった具合に「帰りマン」っぽい話(…というかこの話の印象が「帰りマン」っぽさを形成しているのかw)なんですが、解散なんて脅しをくらいながら怪獣に果敢に攻撃をするMAT隊員一同の激戦も見所になっていますね。全員土埃にまみれた顔で夕陽をバックに互いの奮闘を称え合うシーンはなかなか良かったです。



ツインテールは、グドンに主食(?)として捕食される怪獣として登場し、結局の所グドンに屠られてしまう怪獣で、まあスペック的にみれば最弱のクラスに位置するような怪獣なんですけどね。そこがいいというか……グドンに追い立てられた時に文字通り尻尾を丸めて逃げる様がすごくすごく良くって!逆に生き物っぽさを感じさせてくれたんですよね。怪獣って大抵凶暴に描かれるものだから、こんな感じに尻尾を曲げてキャイン!キャイン!って感じで退場する怪獣はまあ滅多にいないw(シーボーズとか弱い怪獣だけどデザインそのものは弱そうに見えない)最初、ウルトラマンと闘っている時はふてぶてしい横柄な感じに攻め立てていたんだけど、グドンに負けそうになるとトタンに尻尾をまるめて逃げ去ろうとする。そういう生き物っぽさにちょっとグサッと来ましてwなんてカワイイ怪獣なんだとw好きなんですよねえ~この子w

…というワケで、LDが“ツインテール萌え”とか言ったらコイツの事だから!!(`・ω・´)



…けっして、こーゆー娘の事じゃないから!勘違いしないようにな!(`・ω・´)



帰ってきたウルトラマン1971

ジェネオンエンタテインメント

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放送は終了しました。放送は終了しました。録音データは下記のリンクです。

【「シャカリキ!」@まんがラジオ】
http://www.websphinx.net/mv/radio/mangaRadio-100212.mp3

また、これまでの放送をリスト化しました。併せてよろしくお願いします。
【「漫研」インターネットラジオ】
http://www.websphinx.net/mv/



シャカリキ! (Vol.1) (ビッグコミックスワイド)
曽田 正人
小学館

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かんで。さん、海燕さんとネットラジオをやります。今回のお題は曽田正人先生の隠れた出世作(?)で「シャカリキ!」です。

2月12日(金)22:00(2時間くらい)

場所:livedoorねとらじ http://ladio.net/

テーマ:「シャカリキ!」

掲示板:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/radio/14811/1265651293/

URL:http://std1.ladio.net:8040/mangaRadio.m3u

放送URLは当日掲示します。よろしくお願いします。


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【1月第4週:冥王神話 THE LOST CANVAS 第166話 居場所】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10447.html#624

【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



少年チャンピオンで新連載が始まった「シュガーレス」(作・細川雅巳)に注目しています。…けっこう好みの始まり方をしているんですよね。「シュガーレス」は“風車”と呼ばれる高校の始業間もない日(だと思う)から、跳ねっ返りの1年生・椎葉岳がケンカしてケンカして、ケンカしまくる話(多分)。ちょっと前に少年マガジンで「A-BOUT」(作・市川マサ)という連載が始まっているのですが、おそらくひたすらケンカしまくって(とりあえず)学園制覇を狙うであろう展開含めてかなり似ていますね。また、実は主人公があまり強くはない……いきなり強者ではない事(ある程度は強いけど)が示されている所もまた似ている。……「負けない気持ち/意地」だけで頂点を目指す…みたいな感じなんですかね?流行というワケでもないように思うのですが妙に符合してます。
ここらへん、比較して観ると「面白い」かもしれませんが、僕が両作品において、より惹きつけられたのは「シュガーレス」の方でした。単純に言えばキャラクターのインパクトが「強かった」です。いきなり連載第一話で主人公を二度もKOしてしまう1年の巨人マリモくん(正直、こいつが影の主人公なんじゃないかと思う)、おそらく殴り合いが大好きで、それだけで“風車”の頂点に登り詰め3年の荒巻シャケ。
多分、シャケって主人公の理想像そのものの人間なんだと思います。そのシャケの、挑んだ男に対するあまりのノックアウトっぷりにビビってしまった岳は、その“ビビった心”をシャケに見透かされてあからさまに失望の表情で通り過ぎられてしまうんですよねw「え~?wなにコイツwww」みたいな感じでw連載二回目にして既にマリモくんに二度のノックアウトを喰らって、頂点のシャケには失望を買う。(…で、その後ぶっとばされている)ここまではっきり「格」でビハインドくらってスタートする主人公も珍しいw(むしろ、負けても格は恐るべし…みたいなパターンは多いんですけどねw)ここから、ケンカして、ケンカして、ケンカして再びシャケに挑んでくれるのでしょうw

また、作者の細川雅巳先生は、少年チャンピオンで何度か連載にこぎ着けながら、ずっと鳴かず飛ばずでやってきた作家さんなんですよね。(別に珍しい事ではないですが)僕の記憶では1作目に「星のブンガ」という……………すみません。どんな内容だったか思い出せません。(´・ω・`)たしか鳥みたい翼が生えた連中が敵で、道化師みたいなヤツが主人公のバトル・ファンタジーな感じの話でした。…それが打ち切りで1巻出たくらいで続刊の予定無しで終わって(チャンピオンでは珍しい事ではないですが)。その次はじめたのが「THE フンドシ守護霊」というフンドシハゲの守護霊が少女に取り憑いているというギャグマンガ……からはじまって後半バトルになっていた作品?みたいな?(汗)……確かこれも単行本化はされていませんね。……いずれもユニークな作品ではあったと思うんですが、正直、打ち切りはさもありなんという感じの作品であったとも思っています。(´・ω・`)

しかし、その後、どこらへんで修行を積んだのか(想像がつかない事もないですが)この「シュガーレス」では絵もネームも格段に上手くなっている!……逆に細川先生の中にあったユニークさが失われている気がしないんでもないんですけどね。ネタはある意味ではありきたりのヤンキーものとも言えますし、また、これまで細川先生が描いてきた連載、読切を思い起こすと、本当にこれが彼の描きたいジャンルなのか?と思わない事もないです(汗)(というか「フンドシ守護霊」は無理矢理、編集にギャグを描いてみろって指示された可能性が高いと思うw)…でもね。そうだとしても「面白ろ」かったのです!繰り返しになりますが、マリモくんも、シャケも凄く魅力的なキャラクターに仕上がっています!そのジャンルから離れているから描ける事ってあると思うし、主人公の大きなビハインド感も、作者の心境と被らない事もない!(`・ω・´)ともかく、細川先生の新連載と聞いて「ふ~ん…」としか思わなかった僕の感想をいい意味で裏切ってくれました。是非とも少年チャンピオンを盛り上げる連載となって欲しいなあとそう思っています。


星のブンガ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
細川 雅巳
秋田書店

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最近、岡本喜八監督の映画を観ているので、そこらへん中心に入力しています。

・「独立愚連隊」 のデータシートを更新しました。(2010/02/05)
・「暗黒街の顔役」 のデータシートを更新しました。(2010/02/05)
・「ある日わたしは」 のデータシートを更新しました。(2010/02/05)
・「若い娘たち」 のデータシートを更新しました。(2010/02/05)
・「結婚のすべて」 のデータシートを更新しました。(2010/02/05)
・「すくらっぷ・ブック[創刊40周年特別企画]」 を新規登録しました。(2010/02/04)
・「★★★のスペシャリテ」 のデータシートを更新しました。(2010/02/04)
・「ULTIMATE CHASER」 を新規登録しました。(2010/02/04)
・「マイティ・ハート」 のデータシートを更新しました。(2010/02/04)
・「アイシールド21」 のデータシートを更新しました。(2010/02/04)
・「アイシールド21」 のデータシートを更新しました。(2010/02/04)
・「トラウマイスタ」 のデータシートを更新しました。(2010/02/03)


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「風雲児たち幕末編」で吉田松陰が順調に“狂い死に”しようとしています。

井伊直弼の権勢確かな内から、倒幕を謳って幕閣老中首座である間部詮勝の暗殺を計画する。主君である毛利敬親を京都へ拉致して強引に天皇の勅を受けさせ徳川幕府と対峙させようとする。…幕末において長州藩というのは相当“狂っていた”集団だと思うのですが、高杉や、久坂といった名だたる行動派が“どん引き”する程の“狂い”方w
諫める弟子たちへ松陰は言い放つ。「危険が去って後、立ち上がるというのか。功名手柄を立てられる時が来るまで動かんというのか。君たちの腹はわかった。僕は忠義をする積り!だが、諸君は功業をなす積り!なのだな!」と。“やらねばならない事”ってのは、できる、できないんじゃないんだと。成功しなければ意味がないというのなら、100%の保証が無い限り立たないという事で、100%の保証なんて永遠にこないから、それはつまり永遠に立たないという事だと。…まあ、非常に極端なものの考え方ですよね(汗)しかし、順番を前後させて語りましたが、松陰のこの“狂い”方が長州藩の全部に伝播し藩を動かし、倒幕・維新の原動力となった事は多くの人々が認める所でしょう。
誰かが“狂わない”と日本を近代国家に変えて西洋列強に対抗できる体制を作る時間を短縮できなかった。(「風雲児たち」を読んでいる人なら知っているでしょうが、松陰の先生である佐久間象山もまた“狂った計画”を幕府に上奏して、時代を短縮させようとしましたよね)

何でもそうですが“取り返しの利かない決断”というやつは、人の心を躊躇させ理と称して人を楽へ流しますよね。…まあ、これが功名や利益のための決断なら、慎重に慎重を重ねて“時が”来るのを待っているのもいいんじゃないかと思うんですよ。準備を怠らずに。…そうして結局、その“時”が来なかったとしても、まあ、それはそれで悪くない人生というかね。そこを敢えて打って出るのも決断ですが、まあリスクはあるよねと。しかし、それは「できるできない」のタイミングを測る話であって、今、松陰がしている「できるできない」の問題じゃない話とは違う気がします。
むしろ、こういう松陰の生き方を功名・利益の事に当て嵌めて参考にしようとすると、大失敗する気がします。松陰がここで命をかけてやろうとしている“やらねばならない事”ってのはそういうものじゃないんですよね。武士とは言っても身分制度でガチガチに固められた幕末に一人の人間に出来る事なんてたかが知れていて……「だって○○だから、できないんだもん!」と言いたくなったら、現代とは比べものにならないくらいその要素で満ち溢れている世界です。出来ないなんて言い出したら何でも全部できない事にできる!じゃあ、やらないのか!?という事を松陰は問うていて、自らは信じる所を実践しようとしているんですよね。

しかし、そうやって松陰の熱に浮かされて行く長州藩で、一人浮いているというか……「んなこたぁねえんだよ!!皆、死んでもいいで死んじまって!何が何でも絶対に生き延びてやるってヤツがいなかったら!誰がそれを成すんだよ!!」って、まるっきり正反対の思考で生きて行く桂小五郎と、松陰がつるんでいるんですから歴史は「面白い」!!w

さて、タイトルの話に入りますがw「武士道とは死ぬことと見つけたり」って一文が有名な「葉隠」の思想というのがあります。吉田松陰という人は「葉隠」思想を最も体現した歴史上の人物の一人だと思っています。(と言いつつ松陰が「葉隠」を読んだかどうかは知らないんですけど……読んでてもおかしくない気もしますが…)「葉隠」というのは戦中の滅びの思想のベースとなったように扱われたりして、かなり毀誉褒貶のある書物だと思うんですが、僕はあれは現代の価値観で観れば危険な書物であり危険な思想だと思います。それは同時に吉田松陰という人も危険人物って話でもあります。…もっとも、平和な時代であれば彼は単なる“恐ろしく熱心な教育者”としてその生涯を終えたのではないかと思いますけどね。吉田松陰を単に危険人物という評で片付けられないように、「葉隠」もまた「死」を謳うからと言って危険思想で片付けられないとは思います。でも、まあ現代で考えればその一面を持っていないとは僕は言えないですねw
その一方で「葉隠」は「鍋島論語」と言われるくらい(?)世間知と分別を弁える言葉も同時に綴られてもいるんですね。…ちょっと僕の解釈で大雑把に述べると「葉隠」には大体次の二つの事が書いてある。

1.死ね。(´・ω・`)

2.分別をつけろ。(´・ω・`)

……ちょっとわざと乱暴な言い方していますけどね(汗)「死ぬことと見つけたり」なんて修飾した言葉だと何か別の意味にとられそうな気がしてw要するに武士は何かあった時は迷わず「死ね」と。それが武士の武士たる基盤なんだという話だと受け取っています。ここらへんを指して「葉隠」は当時の武士道としても過激な方、なんて言われたりもしているみたいですが。まあ、非常に直截的に述べただけで大意においては多くの(?)武士道に共通する部分だと思います。しかし、同時にこの頃既に天下は泰平であり、何かあった時のその“何か”が極少になっている。勿論、たとえ平和でも武士は「死ね」を忘れてはいけない。…でも、平時には平時の分別があって、自ら殊更に“何か”を起こす必要はない。…という事で2の「分別をつける」話が出てくる。実際、「葉隠」の内容の大半は世間話と分別をつける話で構成されていて、多くの人の印象に残る「死ぬ」話はそうは出てきません。

で、この1と2の思考は、まるっきり矛盾した考え方に見えるものだから、解釈する人の中には1の「死ね」をかなり薄めて「死ぬ気になにかをしろ」とか、そういう話に収斂してしまって(実際、そう取れる章もある)「死ね」というのは2の「分別をつける」範囲内の話…つまり「死ぬ気でやれ」といった程度の事で、「葉隠」は決して危険な思想書じゃないんだよ…といった論旨を組む人もいます。まあ、それはそれで解釈として通るのですが、僕はそれは現代価値に流用できるようにリライトした面が強い解釈であって、あの時代の武士と武士道を仰ぎ見る人たちの観ていたものを読み取れる観方ではないように思います。あるいは、この「死ぬ」思想が現代の価値観にそぐわない、必要ないものであるなら「葉隠」も特に読まなくていい危険な書物なんでしょう。それぐらい当時の武士に特化した書物って事でもありますね。



ただ、本当は1と2が矛盾した思考であるからこそ、その思想には価値があるというか。単なる理屈では通らない矛盾した思考を両立させなくてはならない、その上で様々な“取り返しの利かない判断”をしていかなくてはならない、見逃してはならない。そこに“武士道”というものの緊張感が見える気がします。
吉田松陰の書いた文章を読むと、非常に明晰な頭脳の持ち主であった事が分ります。また、非常に冷静に“狂っている”自分の行動の在り方を見つめている事が分ったりもします。つまり、松陰は大いに“分別”を持っていた事は間違いないんです。じゃあ、狂いながら松陰は一体、何を観ていたのでしょう?
幕末ってのは非常に血なまぐさくって、相当狂っている時代でもあったと思います。その原点の一つは松陰の“狂い”にあると思う。しかし、今、僕は「狂ってる、狂ってる」変に繰り返し述べていますが、単に狂っていた…だけでは、幕末・維新の「物語」は生まれてこないと思っている。そこは一筋光明を通す「繋がって行く物語」があったからこそ、この物語があるんだと、そう思って松陰の生き様を眺めています。


風雲児たち 幕末編 16 (SPコミックス)
みなもと 太郎
リイド社

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