今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。




【日本史】



▼泳ぐやる夫シアター:やる夫が鎌倉幕府の成立を見るそうです 巻第一

今週の日曜日の夜あたりに、mantrapriさん、哲学さんと『やる夫が鎌倉幕府の成立を見るそうです』のラジオをやる予定です。しかし、この物語は先日、ペトロニウスさんのラジオでも取扱いましたが、非常に膨大なこの物語は、一回の放送で全て語りには……いや、仮に語りたい所だけ抽出しても、語り切るのは難しいのですよね。そこで、先にブログ上に僕の話の前提~背景~となる部分、だけでも記事に書き起こしておこうと思います。
『やる夫が鎌倉幕府の成立を見るそうです』は、源平の合戦~鎌倉時代成立期を駆け抜け、そしてやがて室町幕府を開く宿命を持った“足利一族”の頭領・足利義兼~義氏の視点から描かれる、源頼朝、北条政子を中心とした鎌倉幕府に到る者たちの壮大な群像絵巻をやる夫キャラクターたちで描いている『物語』です。

■中世を一つなぎにする物語

まず、僕がこの物語に感動というか“感謝”している部分は、どうも一般的(?)なものとはどうも微妙にズレがあるらしい…という事を打ち合わせしていて気づいたのですが(汗)僕はこの物語を通して“僕の中の日本史”を南北朝~室町時代から、鎌倉時代を、繋いで一続きにしてもらったという面の感謝が非常に大きいのですよね。
それは『風雲児たち』(作・みなもと太郎)を読んで「幕末」を「関ヶ原の戦い」からはじめる事によって、江戸時代を一つの視点で描いてもらった感覚に近いものがあります。
僕が歴史を学んだ時、まあ元々、織田信長や豊臣秀吉が活躍する「戦国時代」が好きだったという事がありますが、そこを調べて行くと「応仁の乱」と言うものに辿り着く。「応仁の乱」からさらに遡ると「足利義教の武断」を経て「足利義満の武断」に辿り着く。「足利義満の武断」からさらに遡ると「観応の擾乱」、「南北朝時代」、そして「建武の新政」、「鎌倉幕府の崩壊」に辿り着きます。
そうやって「ああ、歴史というのはずっとずっと連綿とつながっているんだなあ…」と実感するに到るのですが、そこから先…というのが僕には無かった。…「元寇」によって鎌倉幕府が弱体化して?それによって後醍醐天皇による天皇家復権の活動が?…う~ん?くらいの感じでしょうかね。

しかし『やる夫が鎌倉幕府~』を読むと実感できるのですが、そもそも北条氏は鎌倉幕府の執権という、当時の最大勢力/最大武力を持つ集団の筆頭には、確かになったのだけど、そこに到るまでに流した血と火種は、ずっとそのまま残ってしまっていた。
また、鎌倉幕府は確かに当時の最大勢力で、そこを支配すると言う事は、日本全体の支配者になる事を意味する……という言い方もできますが、実際は、日本国内の権力は一元的に統一されておらず、鎌倉幕府に未加盟の武家も(特に西国には)存在し、反旗を翻される存在は~そもそも反旗というか、仕えてすらいないから反乱ですらない者たちから戦争を仕掛けられる状況は~残ったままだった事が分かります。

『やる夫が鎌倉幕府~』は、この時代の一番の歴史資料である『吾妻鑑』について、批判的な視点で語っている面が大きい物語です。しかし批判しながらも別の~鎌倉府のナンバー2であったろうと作者が語る~足利氏という一族の視点を提示する事によって歴史の再構築を行い、それにより鎌倉時代黎明期の情景が鮮やかに再現されて行く所に感動を覚えさせられます。
正にそこ。『吾妻鑑』の最大の目的であったろう「執権北条氏の一強」とでも言うような歴史イメージ~おそらく学校で普通に習う鎌倉時代のイメージだと思いますが~からだと、あまりに多くの事が見えなくなっている、そこを質される事になります。

※あ、ここで一つ茶々を入れますが、この物語はあくまでフィクションで、そこで描写されるものを歴史的事実として捉えるのは危険というか、あまり歴史の学習として正しい姿ではありません。しかし、読めば分かりますが、この作者さんは相当な歴史知識の持ち主で、普通に専門家じゃないかとも思うんですが、そのまま後学に耐えうる資料を提示してくれます。その上で、個々の出来事はギャグとパロディによって成り立っているので、これをそのまま飲み込むような人は、そもそも、この物語を読めないだろうという、非常に絶妙のバランスによって描かれているんですよね。

そもそも、教科書の年表を見ていると江戸時代が“ミラクルピース”と言われる奇跡の時代だったなんて言っても「鎌倉幕府だって、室町幕府だって100年かそこいらくらいはピースだったんじゃないの?」というイメージを持つ人も多いのではないかと想像します。
しかし、実情を言えば日本史の、律令制度が崩壊した“中世”において、徳川幕府による幕藩体制が確立されるまでは、極端に言いますが、この国が一つの権力の元、一元的な支配体制が布かれた事は一度たりともないないと言ってもいい程、力の均衡による戦雲が立ち込め、人々は長い長い長い長い擾乱の日々を生き抜いてきたと言う事です。
なぜ、それ程長いこと擾乱の時が収まらなかったのか?それは正に日本史のキモという気がしますが……う~ん(汗)ここまでに、けっこう文字数使っちゃってますねえ(汗)日本史全体の話が長引いてしまっているので、ちょっと一旦、鎌倉幕府成立に到る話に戻ろうと思います。

■“坂東”というフロンティア

この長い長い擾乱の物語の、そのはじまりを考える時、坂東(関東平野)という土地を抜きにしては考えられないと思います。「墾田永年私財法」による荘園の台頭と班田制の崩壊、それに伴う律令制度による朝廷の中央集権体制の弱体化、その中で、「武士の出現」に伴って、朝廷の影響力の薄い独自の勢力として力を持ってきたのが坂東でした。

源平合戦を見ると分かる事ですが、この頃、坂東連合軍を率いた源頼朝は、平家追討の院宣を受けて、壇ノ浦まで平家を追い詰めてこれを討滅しています。途中、現地の勢力の支援があったとは言え、基本的に関東から出発した軍隊が、日本の西の端まで到達しそこで決戦を交える程の継戦能力が、既にあった事を表しています。
これってつまり坂東は中央軍としての武力を既に有しており、事があれば、日本のほぼ全域にその中央軍を派遣して討滅できる事を意味します。つまり、単純に武力においては、日本の支配者の名乗りをあげてよい程の勢力を獲得していると言えます。
日本地図を持っている人、あるいは頭の中で描ける人は、すぐに分かると思います。当時、日本の中心は畿内(関西)だったワケですが、土地のポテンシャルにおいては関東は全く引けをとっていない事、というよりむしろ順調に開拓が進んで行けば、いずれ坂東は畿内を凌駕する“国”になるであろう事は自明だと思います。

ここらへん西洋の「新大陸発見」と開拓移民から独立戦争までの流れをイメージすると、この“坂東”という土地の意味が見えて来るのではないかと思うんですよね。いや、僕はアメリカ独立運動の事などはよく知らないので、大雑把な符合になりますが。古代の日本人は、坂東という“新大陸”を発見し、朝廷の支配の届かぬ(届きづらい)その土地にこぞって出立し、植民と開拓を始め、人間の数を爆発的に増やし拡散させていった。
そうして、現地の治安の維持という問題において、ほとんど全くあてにできない朝廷を無視して、彼らは独自の武装をし近隣から襲いくる無法狼藉を防ごうとした。それが(↑)上の画像にある坂東武士団のはじまりになって行くワケです。

「坂東は日本人のフロンティア」であり、ある意味、法の届かぬ無法地帯で、自分の身は自分で守らざるを得なかった。それによって自分らの自立に対して何の恩恵もない朝廷に対する帰属意識は必然的に薄れていった、その経緯が分かると、日本史の中世のはじまりと、そして鎌倉幕府の目指したものが見えてくるはずです。
そんな中で正にフロンティア的な出来事として先住民を僻地に追いやる「前九年の役」、「後三年の役」があるのでしょう。これはアメリカ新大陸的に言えば、騎兵隊vs先住民と言ったようなイメージを持つ方が、一般に理解しやすいのではないかと思います(我ながら大雑把な語りですが)。

その先住民を追いやる戦いにおいて、直属の上司だったのが河内源氏の頼義、義家といったメンツだった。これが「源氏は武家の棟梁」という伝説というか、妙な決まりというか、坂東武者たちの心に刻まれたものになって行っているはずです。
「戦場でお世話になった上司」というのは、単なる身分や制度上の上司を超えた情と言うか忠誠心が自然と生まれるのでしょう。それが勝った戦、生き残った戦ならなおの事(平将門の血脈がこういった持ち上げ方をされてないのは結局負け戦だったからだろうか?)。気分の良くない人もいるかもしれませんが、異民族との戦いによって得た、同族の連帯感というのも、大きな作用を持っているように思います。これは、西国の海に勢力を持ち、貿易で力をつけた平忠盛→清盛から連なる平家一門には無いアドバンテージだったはずです。

これらの条件が坂東に鎌倉幕府の胎動を促して行きます。…もしこれに源頼朝という要素が入らなかったら、あるいは源氏の伝説がなかったら、どうなっていたか?事の当否は分かりませんが、おそらく坂東が大和朝廷の中央集権体制からの離脱を試みるのは必然で、その際は「坂東合衆国」のような様相を呈していたかもしれません。


……う~ん、時間切れ(汗)やっぱり書き切れませんね。もう幾つか書きたい項目があるのですが、また改めて書き足せられればと思います。とりあえず、走り書きまで。


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今期アニメの『ハイスクールDxD』のEDアニメーションが良いです。初見、CGかとも思ったんですが…どうも、そうでもないみたい(?)です。しかし、えらく骨格がしっかりしているので、何かモデリングされたものがありそうですね。
子猫(ちびっ子)のお尻の振り方とか明乃(黒髪の子)の胸の持ち上げ方とかが良い感じ…っていうか、何か入ってる。(シンメトリの画でそう見えちゃうだけかな?)



にょ~ん!(´・ω・`)




ポールダンスが素晴らしいのですよ(`・ω・´)リアスお嬢さま(赤髪の子)が楽しそうに腰振ってるところとか、シスター(金髪の子)がちょっと困り顔な所とかも良い感じです。こっちは普通に描いているっぽい……かな?要所々々でモデルがあるような気もしますが、いずれにせよ観ていて飽きないですね。元気のいい曲も気に入りました。

…しかし、この作品、オープニングはけっこう普通なんですよね、クオリティが低いわけではないですが…。ハルヒダンスなんかもそうですが、こういう趣向はエンディングの方がやりやすいのかな?


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http://d.hatena.ne.jp/LDmanken/19990829/p1

記事:第62回 八木少将(狂四郎2030)


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【1月第3週:家庭教師ヒットマンリボーン 標的368 第二射】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10543.html#724
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



『べるぜバブ』(作・田村隆平)のベヘモット師団編というか…悪魔野学園編?…が一段落ついて、今、後日談みたいなフェーズにあると思うのですが、ジャバウォックに連れ去られて、サラマンダーによって記憶を消されてしまったヒルダさんの記憶がまだ戻らない状態で……それにかこつけてか、何か、“イチャイチャ編”が展開していますね(笑)

『べるぜバブ』は、怠惰な魔王の思いつきで、人間界を滅ぼす使命を受けた魔王の赤ん坊“ベル坊”が魔力の触媒となる男・男鹿辰巳に取り憑く。人間界の番長バトルと魔界のバトルが地続きに交錯する『物語』。今はベル坊の兄弟で魔王候補の“焔王ぼっちゃま”の親衛隊“ベヘモット34柱師団”が、男鹿たちにちょっかい出してきていた所でした。
…で、まあ、団長に就任していた現時点最強の敵・ジャバウォックをぶっとばして、連れ去られたヒルダを救い出した所まではいいんですが、そのヒルダは焔王に仕える侍女悪魔となるために記憶を吹き飛ばされていて、それがまだ回復していない。そこで以前から勘違いしていた男鹿の家族は、その勘違いのままに「あなたは辰巳の嫁よ!」と伝えてしまう。他に寄る辺も無いヒルダはそれを受け入れて、ぎこちないながら“男鹿の嫁”として振舞おうとする…みたいな展開なんですけどね。

いやぁ……『楽しい』なあ(*^ω^*) 自分の単純さに笑えてしまうのですが、読み返す度にニヤニヤが止まらない。ツンデレ…というか、ヒルダは元の状態でツンデレの気があって~正確にはクーデレなのかな?ちょっとよく分からない~キツめの言動の隙間々々で、チラリとデレ(らしきもの)を見せるという事はやっていたので、これは意外性の“ギャップ萌え”というやつでしょうか。
右も左も分からない状態での振舞いなので、これがヒルダさんの本性なんでしょうと言うか、ともかく取り繕っていないヒルダであると考えると、いろいろ楽しいです(笑)また、男鹿とベル坊、ヒルダの三人の以前からの関係として、記憶が無いながらも、受け入れやすい何かが有って、それが残っていたのかな?とか考えたり。
…まあ、サラマンダーの儀式完了後の少しの間、記憶が残っていたりしましたし、直に回復するんでしょうけどね。いっそ、このままってのも面白そうなんですが、それはちょっと厳しいでしょうね。

あと、ベヘモット師団編では、待ち受ける敵本拠地を、それぞれのポイントに幹部が待ち受けて団体戦などをこなす、いわゆる『死亡遊戯』の“五重塔化”が完成されないまま、準備の足りないまま、男鹿がベル坊と二人で奇襲をかけて(あとから仲間たちが追っかけてきて)そのまま突破してしまうという展開をしていて、そこは興味深かったです。
敵将にどうも五重塔化の計画を担当していた奴がいて「こうなるはずだったのになあ~」みたいな雰囲気が出てたりするんですよね(笑)まあ、『べるぜバブ』って、以前の展開とかでも、ふいにすっと端折ったりする所はあったんですどね。
そのため、決着がつくはずだったモノが、未決着で終わったりしています。邦枝さんをライバル視していたアギエルって悪魔娘がいて、この人(?)裏切ったんですが、この後、どうなってるのかなあ?とか。いや、すぐ描写されるんでしょうけどね。ヒルダさんの記憶喪失が後日談的に引っ張られているのも、この(未決着の)余波と言っていいでしょう。

敵の準備などお構いなしに…「一週間後だ、一週間待ってやる」と言ったお決まりのセリフからはじまった特訓フェーズを「一週間前に切り上げて」(結果として)敵の戦闘態勢が整えられる前に敵地に乗り込んでゆく。結果、混戦模様が深まり、他の仲間たち、敵幹部たちとの戦いをシーケンスに処理する事なく、速攻で男鹿がボスキャラに辿り着いて速攻で倒してしまった。アギエルの事や、ヒルダの記憶喪失が残ってしまっているのは、その顕れ。
…というのは少年マンガの展開として興味深く、僕としては『面白く』もあるのですが、同時に、分かりやすいステータス~五重の塔の今三階目と言った進行状況把握~、分かりやすいカタルシスを失している面もあったかもしれません。ここらへんは上手く両立できるといいんですけどね。
まあ、何か思いつきか、事情があって舵切り直したのかもしれませんけどね。舵の切り方自体、展開の方向性自体は、僕は嫌いではないですね。また、このヒルダさんの記憶喪失と、あるいは回復の話が、今後の物語にどう影響するかでベヘモット師団編というエピソードの意味づけも変わってくると思います。


べるぜバブ 14 (ジャンプコミックス)
田村 隆平
集英社


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▼USTREAM:ハイライト『輪るピングドラム』の話題

『輪るピングドラム』(監督・幾原邦彦)について、語るのが難しい(テーマの部分は…という意味ですが)、何か言葉に直して語ってしまうと、何かが零れてしまう…みたいな事を言っていた僕ですが、ちょっと語っておけそうな所は、語っておこうと思います。
『輪るピングドラム』のメッセージそのもは、第1話と最終回に交わされる以下の会話に集約されている所があるとは思います。


「だからさ、林檎は宇宙そのものなんだよ!手の平に乗る宇宙。この世界とあっちの世界を繋ぐものだよ」
「あっちの世界?」
「カンパネルラや他の乗客が向かってる世界だよ」
「それと林檎になんの関係があるんだ?」
「つまり、林檎は愛による死を自ら選択した者へのご褒美でもあるんだよ」
「でも、死んだら全部おしまいじゃん」
「おしまいじゃないよ!むしろ、そこから始まるって賢治は言いたいんだ」
「全然、わかんねぇよ」
「愛の話なんだよ?なんで分かんないかなぁ~?」

…モロに言っているように宮沢賢治の「愛による死」とその彼岸の世界が『輪るピングドラム』では描かれていた…という事になりますね。……そう説明するのが一番てっとり早いとは思うのですが、しかし、そこには監督の“幾原流”の宮沢賢治があるというか、僕自身はちょっと違うものを感じたりもしています。
いや、確かにそれは違がわず、“そのように”描かれていたとも思うのですが、同時に『銀河鉄道の夜』や『グスコーブドリの伝記』で書かれた『死』は、(僕の感じる所では)もっと迷いのないもの「そうすると決めているもの」に僕は思ったりもします。対して『輪るピングドラム』で描かれたのは「そうするもの」ではなく「そうせざるを得ないもの」であったような…そういう差異を感じるんですよね。…まあ「それは結局は同じものだよ」と言う人もいるかもしれませんが。
博愛(…のようなもの)と自己愛~家族愛(…のようなもの)の違い…と言ってもいいかもしれませんが……こうやって愛の在り方を“区分け”して語ってしまうと、色々零れてしまうものが気にならないわけでもない(汗)

しかし、その差が、宮沢賢治の世界を翻案して描いたかのような~あるいは、本作品を感受するための“視点”として宮沢賢治の世界を持ってきた~『輪るピングドラム』の独特の世界の部分に思えます。

これについて、ルイさんの(『輪るピングドラム』には)「まともな親が一人もいない」という指摘は、非常に重要なものという気がします。(高倉家の両親が、本当にまともじゃない(家族を大切にしなかった者)か?離婚する前の荻野目家はどうか?みたいな返し話もできるかもしれませんが)これが『輪るピングドラム』の世界を決定付けていると言ってもいい。



ちょっと、この話をするにあたって、何かいいサンプルがないかと思い起こしてみたんですが……何でもいいんですが『勇者王ガオガイガー』(1997年放映)を持ってきてみようと思います。『ガオガイガー』についての細かな説明は、省略します…まあ、勇者シリーズの定番の、ロボットで人類を守るストーリーなんですが。
僕は、この物語の主人公・天海護という少年がすごく好きでして…。子供のいない夫婦に育てられた正体は宇宙人の子供なんですが、とても明るく闊達で、危地に対し「みんなを守るんだ!」という気持ちが躊躇なく出て、そして地球を宇宙を守って行く少年なんです。

そのマモルくんは日常のパートで、血の繋がっていない天海夫妻に、ものすごく、ものすごく、ものすご~~っく!!徹底的に愛され可愛がられている様子が描かれるんですね。エンディングの画で、繰り返し、マモルくんの愛あふれる家庭を見せる。また、マモルくんの友達への接し方を見るかぎり、単に甘やかされて我儘に育てられているワケでもなくって、躾もキチンとしている事が伺えます。
これは『ガオガイガー』のテーマの一つだと思うんですが、それによってマモルくんが「正しい少年」である事に、とてつもない説得力があります。
何かあった時、みんなが、地球が危ない時、この少年が「お父さんとお母さんを守らなきゃ!!みんなをまもらなきゃ!!」って思う事、その為に勇気を出してがんばれる“勇者”である事が「すごく分かる」のです。…ちょっと、『ガオガイガー』の話はこのくらいにしますが(´・ω・`)

何が言いたいのかというと、このマモル少年は“ピングドラム”に溢れている子供だと思うんです。正にピングドラム無双!、ピングドラム富豪!、ピングドラムウィナー!な、少年であると。だから「みんなを守ろう!」と思える。
…まあ、別にマモルくんじゃなくても『赤毛のアン』とか、『家なき子』とか、古典的な作品には、ピングドラムのある(ピングドラムを見つける)名作は多数あると思います。(←じゃ、なんで『ガオガイガー』の話した)

『輪るピングドラム』は“これ”が“無い”物語だと思うんです。さらに言うと“無い”ことすら描かれない物語だと。一つの選択として、あの劇中のどこかに理想的な家族を置く選択はあったと思うのですが(あるいは家族じゃないけど、トリプルHのエピソードは、それに近い、ものなのかもしれない。陽毬はあそこで一つのヨスガを受け取っている)、それを描き、見てしまうと「(俺たちには)あれが無い。(俺たちには)あれが必要だ」と言う事が分かってしまう。

それが無い事すら分からない。描かれてないものが答えで、答えが描かれていないから、答えが無い。別の答えを必死に探して、辿り着くのだけど、それは人によっては、まったく酷い悲劇に見えるかもしれない……というのが『輪るピングドラム』という物語。

…に思ったり。あるいは多蕗さんやゆりさんは、悲劇じゃない結末を手に入れているかもしれないですね。…本当に無いか?描かれていないか?というと、それはそれで零しているものがある気はするんですが(汗)
「自分たちがなぜ生き苦しく、何が足りないからそうなっているのか分からない」それが描かれない事によって、描かれている…という言い方が、今の所一番、僕の中の、この物語の結末を観た時に感じるモヤモヤ感を、言葉に直しています。
それを単純に「愛の失われた世の中」とか「愛の伝わらない世相」とかの(親が悪い的な)語りに繋げたくはないのですが、しかし、感覚として現代においてそこに共感する人は多いように思えます。

「せいぞ~ん!せんりゃくー!!きっと何者にもなれないお前たちに告げる!“アイ”を手に入れるのだ!!」→「…え?なんだ、そりゃ?何を探せって?それは人か?モノか?何処に行けば手に入るんだ?」

…と言った方が伝わりやすいかも?(´・ω・`) アイとか言わない、何だかよく分からないもののままにしておく方が、僕の感覚ではしっくり来ますが。…なんか、生存権、存在権みたいな所もあり、一般的なアイとも違う気もしていて…。
しかし、この『物語』に登場するキャラクターたちは、充分にパワフルで、生命感に溢れ、強かに、狡猾に、ワールド・イズ・マインに生きて“生存戦略”していたので、「……いいじゃん?そんなもの無くても?苦しまなくても?」と思わないでもなかったのです(汗)
まあ、それはまた別の感想と言うか……「歌って!踊って!楽しく!力強く!哀しい物語を語ろうぜ!」みたいな所も、また『輪るピングドラム』という物語の形ではありますね。


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【1月第2週:聖闘士星矢 冥王神話 NEXT DIMENSION Part40 歩み】
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【漫研】
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説明不要のボクシングマンガ『はじめの一歩』(作・森川ジョージ)の板垣対冴木のスピード対決に思わず観入ってしまったり。一歩の後輩にして、一歩とは対照的な“天才児”である板垣くんの活躍は、以前から加速を続けていて、最早、一歩の宿命のライバルである宮田くんを凌ぐ、「第二の主人公」と言っていい程の『格』をまとっていると思ったりもします。

…まあ、それは宮田くんが再び本格始動しはじめると、どうなるか分からないんですけどね。しかし、『はじめの一歩』の中で“主人公っぽい”戦いを見せるキャラは他に鷹村さんと宮田くんがいるワケですが、いずれも一歩の為にいる『従格』のキャラという面は大きく感じます。鷹村さんは一歩の“兄貴”として“先を行く者”として君臨し続けるのがその意味でしょうし、宮田くんも一歩の宿敵として置かれ、彼の背負うドラマは一歩の物語の昇華のためにあるのでしょう。

言ってしまえば鷹村さんにもし何かの出来事が起きる時、あるいは宮田くんが何かしら動く時、というのは『はじめの一歩』という“物語自体が動く時”であり、それ故、彼らは大きく動く事が“抑制”されている状態にある。
その中で板垣くんは、彼らほどの“縛り”を受けないキャラと言える。彼がどう物語を組もうが、一歩と対決しようが、大局的に「一歩の物語」としては、大きくはない山であり、その分フリーに動ける。
かつ、一歩と好対照のそのキャラクターの『面白さ』が相俟って、それこそ、一歩が鷹村という“兄貴”を見上げる事よりも、もっともっと劇的に一歩という“兄貴”を見上げる物語を構築してしまっているのですよね。その主体性とフリーさを含め、もう、かなり、相当、主人公をしている…と思うんです。


そんな中での、この板垣対冴木のスピード対決ボクシングなんですが、森川先生の画は相変わらずもの凄いですね(汗)(↓)以前も同じような意図で、一歩対ウォーリーの記事を書いたりしているのですが…

今週の一番追記「はじめの一歩」その画力にまんまとねじ伏せられてしまう快感
本当にこんな戦い方ができるボクサーなんか居るわけがないのに、やったとしても青木みたいなちょっとビックリさせてペースを崩させるくらいの事にしかならないだろうに。このトリッキーな動きで一打一打にとんでもない破壊力を込められる…そんな奴がいるかも!?と思わず信じさせてしまう。動線、斜線、残像、擬音といったマンガでは当たり前の技術の積み重ねだけで、そう思わせてしまう。マンガの醍醐味がここにあると思います。

…今回は、ある面ではこれ以上というか「超人」が二人いるわけで、一つの局面の頂上決戦を、本当に楽しく『面白く』描いてしまっている。一枚画で魅せる力も然ることながら、二人の暴風に巻き込まれて身動きが取れないレフェリーを間に挟む妙、頂上決戦における「空間の制圧」の説明など多角的な演出で、この一戦を盛り上げています。



それと今回、僕はこの対決に『サイボーグ009』の“加速装置戦”を視たりしていました。森川先生がイメージしているかどうかっていうのは分からないですが、二人だけのゾーンに突入して、周りを置いてけぼりにしている感覚が近かったり。描写的にも被る所があったりもしますしね。
それにゾーンに入っている板垣くん、ちょっと009っぽかった(笑)髪栗色だし。…いや、まあ、どうでもいいんですが(笑)



しかし、板垣くんを「第二の主人公」とか、持ち上げたりしましたが、まあ彼はどうなるんでしょうね?(汗)普通に考えると、やっぱり一歩の物語に収斂されて行きそうではあるんですよね。しかし、主人公とかじゃなく、単にライバルキャラとしても彼のキャラの『積上げ』は宮田くんと比肩し得る所まで来ていると思います。
もし、これが互いに絡み、一気呵成に決着をつけ始める事があるなら、それはものすごいカタルシスが生まれると思うんですけどね。………それはどうなるんでしょうね(笑)やっぱり小さく切り崩して行くのでしょうかねえ?(´・ω・`)ショボーン …まあ、気を長~~っくして、ゆっくりゆっくりしながら、見守って行こうと思います。


はじめの一歩(98) (講談社コミックス)
森川 ジョージ
講談社


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『アンドロメロス』(1983年放映)コンプリート。『ウルトラマン80』(…何年放映開始かは言わなくても分かるよね?)の終了後にはじまった、国内初のVTR方式での特撮番組です。……ん?僕、以前『サイバーコップ』(1988年放映)は何て紹介していましたっけ?(汗)……ん。別に『サイバーコップ』を“国内初”とかは言ってませんね。『アンドロメロス』が国内初と言う事らしいです。
ウルトラ超戦士と呼ばれる、何かウルトラマン的な(?)宇宙警備隊員たちが、コスモテクターと言う強化服を纏って、宇宙の平和のために戦う『物語』ですね。…と言っても「悪い奴らに善良な宇宙人が虐められている」みたいな展開はあまりなくって、基本的に悪の陣営と善の陣営の抗争劇みたいになっています。
10分劇番組で、非常に小気味よく話が進んでいい所でヒキになるので、止められない止まらない感じで最後まで観てしまいました。

しかし、この『アンドロメロス』。自分としては、なかなか複雑な思い出がある作品です。僕は、今もそうですが、当時もかなり理屈屋というかひねくれた性格であり、アンドロメロスに対しては、まず「こんなのウルトラマンじゃないやい!」と言う想いがありました。

『ザ・ウルトラマン』ジョーニアスは筋肉ムキムキのナイスガイ(`・ω・´)

(↑)『ザ・ウルトラマン』の記事を書いた時にも、多少、“遠まわし”に語っているのですが……いや、もう正直に言ってしまいましょう(汗)僕は『ザ・ウル』や『アンドロメロス』の持つ世界観や設定は、ウルトラシリーズの世界観としてあまり好きではなかったのですよ。
ウルトラマンという存在に対して科学を超えた神秘的な何か(?)…のようなものを感じていた僕は、宇宙戦艦や、パワープロテクターという科学技術そのものを纏う彼らを「ウルトラマンの仲間」として扱うのが、ちょっと疎ましかった。それほど明確な批判ではなかったですけど「これは何かが違う」と感じていたんですね。

しかし、同時にメロスたちが装着しているコスモプロテクターには魅せられていました。……カッコいい。単純に。バイザーが超戦士たちの目を隠すのも、何だか分からない“男の子心”をくすぐるものがありました。……しかし、『アンドロメロス』は、当時、僕の地方では放送されていなかった(汗)
それがとても残念でねえ、色々、難癖つけてるけど……子供向け雑誌のオマケのマンガなんかでは登場しているから、ああ、なんかこういうヒーローがいるんだなあ…TVでやってないけど…と。「ウルトラマンと何か違う」と「でも、何かカッコいい」をあわせ持った不思議な気持ちで、この見ることの出来無い『物語』に思いを馳せていたものです。

今回、通して観直してみると劇中でウルトラマンとの関係性を語たる部分は全くありませんね?(見落としがあるかもしれませんが)メロスたちは、アンドロ超戦士で、宇宙警備隊の隊員だと説明はされるのですが、その組織とウルトラマンの関係性は語られていません。というか、語られていない以上、彼らがウルトラマンと似ていても、その関係は基本的にないという解釈もできそうです。…いや、マンガだとモロにゾフィーがプロテクターを装着してたりするんですけどね(汗)
ちなみに『ザ・ウル』も彼らをU40の宇宙文明人たちと設定しているのですが、その文明とウルトラマンの故郷M78星雲との関連性は語られていなかったはず。
そうして考えてみると彼ら…『ザ・ウル』や、『アンドロメロス』のように宇宙船に乗ったりするタイプのウルトラマンは、U40系とでも言うか…まあ、本来のウルトラマンたちとは隔たりのある存在と考える事はできそうです。(←何か必死だな)まあ、実際に彼らは史観によって多くはウルトラ兄弟に数えられてなかったりしますね。

この頃(80年代前半)って、洋画特撮の『スターウォーズ』と、和製スペオペの『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』が隆盛の頃で、ウルトラマン的SF世界って、今ひとつリアルを感じられないというか、ウケない時代だったように思います。久しぶりに製作された『宇宙怪獣ガメラ』(1980年公開)なんかでも、ガメラと宇宙戦艦ヤマトが共演したりしている。
初期のウルトラマンは明らかに“超存在”で、他のほとんどの侵略宇宙人たちは宇宙船に乗って襲来するのに対して、ウルトラマンは宇宙船というものを持っていないんですよね。それはすごいミソだと思うんですが……うん。まあ、とにかくこの頃はウルトラマンも、宇宙戦艦を駆っていたと。
その傾向で『アンドロメロス』も『ザ・ウルトラマン』も、かなりスペース・オペラ/スペース・アドヴェンチャーな『物語』に仕上がっています。


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特撮(映像)
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EMOTION the Best ザ★ウルトラマン DVD-BOX
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【1月第1週:トリコ グルメ170 メテオガーリック実食!!】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10542.html#722
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



『GANKON』(作・菅原健二)が楽しいです。『GANKON』は、小さな神社の神様・イサナが勘違いから「お前を(嫁に)欲しい」という願いを聞き届けて“美少女”として女の子好き彼女欲しい少年の多賀守新太の元に嫁いで来て、神様の領地争いの戦いに巻き込んで行く『物語』…なんですが。スタート時はバトル主体でキャラクターと世界観を整えて行って、今回、ようやくと言うか遂に、ライバル・ヒロインにあたる三峰椿さんが置かれて、少年サンデーらしい(?)ラブコメ+バトルなマンガの体制が揃ったなという感じです。

三峰さんは第1話から登場している再登場が約束されたヒロインだったんですけどね。…まあ、新太くんにピンチを救われて、何となく好きになってしまって、でも新太くんとイサナさんは既に“夫婦”なので、諦めようとしていたんですけど、イサナさんの“本体”を知って「これは新太が幻惑されて囚われている!」と勘違いして、新太を助けるために立ち上がっている……あれ?何か話す順番間違えましたね(汗)
イサナさんは普段・美少女の姿をしているのですが、本来は巨神というかデカブツでマスクをしている神様の姿(『未来日記』のゼウスみたいな感じ)で、さらに本性は別のものらしい(八百万の神で、多分、人型じゃなさそう)のですが、三峰さんは、この巨神のモードの時のイサナさんを見て、これは何か怪しいというか裏がある!と睨んだみたいです。

今のところ三峰さんは、バトルに対するスキルを何も持っていないのでバトル・フェーズには入ってこれないように思えますが……んん?新太をイサナさんから引き離そうとしている犬姿(?)の神様・マガミと何か契約するかな?…それはともかくとして、現状でも、新太を奪う(助ける)気満々で動いているので、それなりに『強い』位置は占めてくれそうです。何より可愛いし。(`・ω・´)
また、イサナさんも、三峰さんも、基本“勘違い“から、新太くんに接近しているんですよね。そこは、それなりに意味がありそうな気がしています。

非常に瑞々しい作品だと思います。結婚もので初々しいと言ってもいいけど。…ぶっちゃけ、主人公はほぼ下心丸出しで頑張っているだけなのですが、丸出しだろうと何だろうと「その子のために頑張っている」のは間違いない。その気持ちが、ヒロインの心を少しずつ動かして行くのが楽しい。頑張る根性みせる~継続的な努力と言うより、その場の瞬発力のような大見得の~嬉しさが顕れているなあと思います。
…まあ、ここまで読んで分かると思いますが、特に設定やキャラクター等に奇抜なものがあるワケではない、他愛のないラブコメ+バトルものですよ?(´・ω・`)でも、良いです。僕が、こういうのず~っと飽きない人間という事もありますが。元気をくれる。最近、サンデーは、新連載攻勢をかけていて、こういう瑞々しい、若々しい感じの誌面になってきていますね。


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漫研ラジオ/2011年4Qアニメ選考① 2011/01/14


0:02:23-『Fate/Zero』のライダー
0:20:06-『輪るピングドラム』の多蕗桂樹と時籠ゆり
0:31:05-『ペルソナ4』の鳴上悠
0:49:14-『UNGO』の海勝麟六
1:09:35-サブタイトル選考
1:10:59-『たまゆら』の話題
1:22:23-『アイドルマスター』の話題
1:54:52-『輪るピングドラム』の話題

漫研ラジオ/2011年4Qアニメ選考② 2012/01/14


0:00:01-『アイドルマスター』の話題
0:09:55-『僕は友達が少ない』の話題
0:12:39-『ペルソナ4』の話題
0:22:51-『UNGO』の話題
0:33:37-『ましろ色シンフォニー』の話題
0:40:19-『輪るピングドラム』の話題


■作品選考:『輪るピングドラム』
・『アイドルマスター』
・『輪るピングドラム』
・『僕は友達が少ない』
・『ペルソナ4』
・『UNGO』
・『ましろ色シンフォニー』
輪るピングドラム 1(期間限定版) [Blu-ray]
高倉冠葉(木村昴),高倉晶馬(木村良平),高倉陽毬(荒川美穂),荻野目苹果(三宅麻理恵),多蕗桂樹(石田彰)
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▼USTREAM:ハイライト『輪るピングドラム』の話題
語るのが難しい……ラジオの中でも言っていますが、何か言葉に直して語ってしまうと、何かが零れてしまう作品に思っています。(元々、言葉は不完全で色々なものを零して行きますが、この作品は特に…ですね)それでも、語るなら。「自分がここに居ていい権利」というのは「誰か(まあ、基本愛する人)がここに居ていい権利を与えられるなら、自分はここにいなくてもいい」と、そう行動してようやく手に入るもの…とでも言うか…。
いや、結局、愛の話なんですけどね(汗)愛って言うと何かいろいろ零れそうで…。
ただ、この物語、ルイさんが指摘した「まともな親がいない」という点が相当重要に思っています。普通ならば「貴方がここに居ていい権利」は“親”が自然に与えてくれるのでしょう。そうして、そのピングドラムは悠々と“輪る”のでしょう。そう思うんですよね。
…それが無い…というのがこの物語で、たとえばオウムの事件と引っ掛けているのも、そこが関係しているように思います。あれは“輪る”~受け継ぐモノが~なき者たちが起こした事件という観方もできるかなと。
まあ、それはそれとして「生存戦略~!!」とか謎言葉と謎楽しさがあったのも良かったんですよね。なのでこの作品を選びました。プリンセス・オブ・ザ・クリスタルは、キャラクター選考にもエントリーしておけばよかったかなあ(汗)

■サブタイトル選考:【アイドルマスター】第24話『夢』
・【ペルソナ4】第12話『It’s Not Empty At All』
・【たまゆら~】第6話『A:それはいつかの日のこと、なので/B:そしてある日のこと、なので』
・【たまゆら~】第8話『かわらない人かわりゆく時、なので』
・【アイドルマスター】第21話『まるで花が咲くように』
・【アイドルマスター】第24話『夢』
・【境界線上のホライゾン】第12話 『平行線上への相対者』
・【C3-シーキューブ-】第3話『彼らの温度の二律背反』
・【真剣で私に恋しなさい】第1話『真剣で私にかかってきなさい!!』
・【廻るピングドラム】第15話『世界を救う者』
・【廻るピングドラム】第18話『だから私のためにいてほしい』
・【UN-GO】第7話『ハクチウム』
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▼USTREAM:ハイライト『アイドルマスター』の話題
ず~っと、楽しかったです。毎回楽しみでした。奇を衒ったような驚かすような展開や、先進的な演出があるワケではなかったのですが、画面の隅々まで行き渡った情報と、女の子たちの細かな描きに、すごく満足させられました。
どこかのラジオで「物語が好きな人は観なくてもいいかもしれないけど(物語角度からの収穫は少ないかもしれないけど)、アニメが好きな人は観た方がいい!」という事を言ったかと思いますが、そんな感じです。
単話のインパクトや、いい話(?)では他の作品にもいいものはあったのですが、それでも2クールかけた拡散と集束の焦点として、この一話の盛り上がりを選びました。

■キャラクター選考:【ペルソナ4】鳴上悠(CV:浪川大輔)
・【Fate/Zero】ライダー(CV:大塚明夫)
・【輪るピングドラム】多蕗桂樹(CV石田彰)時籠ゆり(CV:能登麻美子)
・【ペルソナ4】鳴上悠(CV:浪川大輔)
・【UNGO】海勝麟六(CV:三木眞一郎)
・【僕は友達が少ない】柏崎星奈(CV:伊藤かな恵)
・【未来日記】我妻由乃(CV:村田知沙)
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▼USTREAM:ハイライト【ペルソナ4】鳴神悠の話題
候補に上げたキャラクターの中では『UNGO』の海勝麟六なんかも、かなりいい味を出していたとは思うんですが、「いい味」という意味において、今期、『ペルソナ4』の鳴上悠くんを超えるキャラはいなかったと思います。
ほんとに…(笑)ときどき、ぼそぼそっと素っ頓狂な事をしゃべるだけの、このぼ~ちゃんに、みんなクリティカルなリアクションをとってくれて持ち上げてくれて、仲間の中心に持って来てくれる。不思議だ…。しかし、妙な説得力というか……いや、魅力があるんですよね。不思議なんですが(汗)
また、今もしかしたらトレンディなような?そうでもないような?…まあ、とにかく、ちょっと僕が追ってみようと思うテーマである所の「仲間とその集まりの描き」の在り方の一つとして、そのコミュニティの中心人物の在り方として彼は『面白い』ですね。

■特別選考:【アイドルマスター】765プロアイドルメンバー
・【アイドルマスター】765プロアイドルメンバー
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…765プロ、アイドルメンバー全員みたいな意味ですね(汗)『アイドルマスター』の良さの話は上記で触れていますが、まあ、ともかく見終わった時、765プロのアイドルたち(…と小鳥さん)全員が好きになったんですよ。……いや、全員は言い過ぎですが大半が好きになりました。
いや、もう、嫌いなキャラは別にいなかったんですが、僕は美希と千早くらいしか好きでもなかったんですけどね(汗)気がつくと大半が好きに……特に前半で律っちゃんを気にいったのは、自分で自分に驚きました(笑)


それでは、また3ヶ月後という事でよろしくお願いします。

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あ、『ヴァンガード』のEDにミルキィホームズが出てる!

新エンディング曲をミルキィホームズが歌っているんだなあ…と思ったら次の瞬間出ていました。同じブシロード作品なので、あり得る事ではありましたね。(レコードはランティスか…)でも、(深夜と早朝で)畑が違う気もしていたので驚きました。



って思ったら『ペルソナ4』にもミルキィホームズ出てる!!(`・ω・´)

いや、ミルキィホームズってワケじゃなくて“ミルキィホームズみたいなもの”なんですけどね(汗)ちょっと、『ミルキィホームズ』人気が伺える…というか、横に展開してるなぁ…みたいに思ったり。第二幕がはじまった、その『ミルキィホームズ』は、アイキャッチに“イカ娘みたいなもの”を出していたりしましたけどね。イカ娘とミルキィホームズは、ちょっと今、アニメキャラ的に“強い”気がしますね。

まあ、それだけなんですが。…それだけでは何なので『ヴァンガード』と『ペルソナ4』について、ちょっと触れておきたいと思います(汗)
『カードファイト!!ヴァンガード』はキッズ系のアニメで一定のジャンルとして成立しているカード・ファイト・アニメなんですが、主人公の先導アイチが“闇”(?)に落ちている時間がけっこう長かったですね。敵側の闇の力に傾倒して、それで強くなって行く、しかし、親友の櫂との戦いで目を覚ますのですが……まあ、鬱展開とは言わないんですが、微妙に不安感が残る展開が続いて…それがけっこう長かったです。
主人公が闇の陣営の考えに囚われて、洗脳というワケでもないんですげど、催眠状態というか、幻覚状態というか、別人格的な状態がこれだけ長く続く『物語』も少ない気がしました。逆に主人公が、長らく洗脳された友人の正気を取り戻すパターンは多いですよね。…それを考えると、やはり櫂が影の主人公的な存在ではあるのでしょう。
それと、ぶっちゃけアイチくんてそんなに強くなかったので、短期間にブーストをかけてある程度の実力を持たせるためには、必要だったのでしょうね。

『ペルソナ4』は、ルイさんとのラジオで、主人公の鳴神悠くんの主人公としての妙なキャラクター性を話したりしているのですが(ラジオのハイライト編集しないと)、この回、鳴神くんを尾行する妹の……じゃなかった、従姉妹の菜々子ちゃんもけっこう“鳴神くんのキャラクターの補助”として重要なキャラに思っています。
どこか、ぼ~っとしていて、あまりアクティブさは感じなく、時々、一言二言ぼそりとリアクションを取る。しかし、そのリアクションが絶妙かつクリティカルなもの“らしく”、あれよあれよと仲間が集まり、特にみんなをリードしているワケでもないのにペルソナチームの中心人物になっている。
…というのが「不思議な魅力を持った主人公・鳴上悠くん」のかいつまんだ説明なんですが、この寡黙と言ってもいい鳴神くんに、従姉妹の菜々子ちゃんも妙に、懐いているんですよね。

ペルソナチームの鳴神くんは基本的に戦力としてチート・レベルなので、それが頼られて仲間たちの中心人物になる流れが見えない事もない。しかし、菜々子ちゃんが接している鳴神くんは、ほんとうにかなり何もしない黙々とごはん食べるだけ(?)のキャラクターの鳴神くんなんですよね。……でも、この子は懐いている。これは鳴神くんのキャラの“不思議さ”として、かなりキーに思えます。
元々、菜々子ちゃんも、しっかりしている事はわかるんですが、あまり饒舌にしゃべるタイプではありません。けっして無口なワケではないけど…何となく無口な印象を持ってしまうそのキャラクター性は、鳴神くんとかぶります。
それ故、鳴神くんのキャラクター含めて、それが血筋的なものに思えてくるんですよ。鳴神くんは無味無臭なプレイヤー・キャラクターをそのまま動かす可笑しみみたいな所を持ったキャラだと思うのですが、彼女を観ていると「あ、これは血筋かもね」と。キャラの厚みを補助しているなかなかいい所にいるキャラに思えます。

…「菜々子ちゃんがペルソナ持ってたりしたら面白ろそうなんだけどな~」と思ったりもするんですけどね。どうも、そういう展開はなさそうなんですよね。…残念であります。(´・ω・`)


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