今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。




【10月第1週:HUNTER×HUNTER No.317◆返答】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10529.html#708
【漫研】
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今週の一番『BE BLUES』画とドラマの両輪が回る充実の物語

(↑)以前、書いた記事ですが、この通り、画とドラマの両輪が回る『BE BLUES』(作・田中モトユキ)が絶好調な分けですが、これに加えてヒロインたちも大体、スタートラインに並ぶ形になって来て、ますます、隙のない布陣になっています。
まあ、幼馴染の優希ちゃんが中学生になった時、「丸い丸い、顔が丸い!(`・ω・´)」としつこく言い立てている者も、一部ネット界にはいたわけですが(←お前だ)そこも一段落ついて、ラブコメ的にも楽しくなっています。
『BE BLUES』は、将来を嘱望されるサッカー少年である一条龍ちゃんが、その才能と努力で「18歳で全日本の代表入り」という自らの計画を着実にこなして行く物語……かに見えたが、龍ちゃんは事故により大怪我を負い、長いリハビリから回復はしたものの、その煌めくような身体能力は失われてしう。全日本代表になるという彼の“計画”も失われてしまったのだろうか?しかし、それでも龍ちゃんはサッカーを目指すという物語。

…というか、あれですね。今回は「アンナちゃん、可愛いねえ(=´ω`=)」という話なんですけどね。龍ちゃんと同じく、事故で足に重傷を負って歩行さえ困難になり、フィギュア・スケートの選手となる夢を諦めかけていた女の子なんですが、同じ境遇だった龍ちゃんが地道なリハビリを続けて、回復し、かつての煌めくようなプレーをまた見せてくれたり、回復しない所は、回復しないなりに、努力と工夫で障害に立ち向かって行く様が、すごく励みになっている子で、龍ちゃんの一挙手一投足に一喜一憂する、なかなか良い子なのです。
まあ、龍ちゃんが「かつて失われたもの」を持った、そこから復活し、また自らの夢を叶えるべく突き進んでいる。そういう主人公だという事を、常に思い起こさせるアンカーみたいな子と言えますね。

それで今回「(やっぱり大好き!)」とロシア語で告白しているようなんですが……いや、まあねえ、この『物語』が、序列一位ヒロインにして“幼馴染子”である優希ちゃんを揺るがせにする事はないだろうなあ…とは思うのですが、田中モトユキ先生、女の子キャラ可愛いのですけど、あんまり三角関係的な事もしないので、(『リベロ』も『鳳』も『あおい坂』も特に無かったですよね?)ちょっとこの構図は楽しみだったりします。まあ、実際は、まだあまり三角顕在化していませんが(汗)
…龍ちゃんと優希が二人揃って、こういう事に相当鈍いようですね。二人共、夢への“復帰”に懸命すぎて、そういう事に気持ちが振り分けられないという事だと思いますが。…そこは“隙”というより、ある“強固さ”に観えてしまいますが……どうなるでしょうね。

そこはそれとして優希ちゃんですが、この話の1話前でいきなり寝衣姿で龍ちゃんの部屋に乗り込んできて、ちょっとビビりました。(´・ω・`)



え?なに?さっきまでシャワー浴びてて、そこから龍ちゃんの部屋に直行しているように見えるんですけど…?

お隣さんって言っても家つながっているわけじゃないよね…?いや、毎朝玄関から龍ちゃんを出迎えていたとは思うけど、それと風呂上りにほいほい部屋に来る事は別問題に思うぞ?…どういうレイアウトでここに来てるの?などと、勝手に狼狽えたわけですが。
…まあ、落ち着いて観てみると、上着羽織っているワケで、風呂上りにつっかけ姿で隣に言って玄関から入れてもらったようですね。省略されているのでノータイムでこっちに来ているように錯覚しましたが(汗)…あ~、それなら…まあ、日常生活として普通に、あるあ……あるのか!?(`・ω・´)

…というか、龍ちゃんも、全く普通の体なんですよね(汗)という事は、わりといつも、こんな感じという事ですよね。……すごいよ。なにかいろいろすごいよ、龍ちゃん。(´・ω・`)
まあ、ともかくアンナちゃん“この間合い”の人を相手にしないといけないわけですよ。それは、ちょっとね。妄走豊かな僕でも、ちょっと突破するイメージが持ちづらいですね。アンナちゃん、かわいそうです。(´・ω・`)でも、がんばって欲しいです。


BE BLUES!~青になれ~ 2 (少年サンデーコミックス)
田中 モトユキ
小学館


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漫研究室



『漫研』で書いていた感想/考察といった記事を、ブログ上にアップし直そうとか考えまして『漫研究室』というブログを開設しました。こちらの方に、昔の記事なんかを校正、整形の上、放り込んで行こうと思っています。……しかし、まあ、何しろ10年前の記事なんで……ねえ?まあ、とにかく10年前の記事なんで、あれなんですよ?(←どした?)

最新の話は、こちらの『今何処』で更新して行こうと思いますが、昔の記事の引用なんかは、こっちのブログの方のURLをリンクさせようかと考えています。まあ、そんな感じでよろしくお願いします。


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https://www.youtube.com/watch?v=EMNjqb_kvTI&index=6&list=PLusUXoPKOyjgCXZEAY3cL0wAgGpkE_3Mc

参加者(敬称略):海燕、かんでたくま。、GiGi、LD
話題:『HUNTER×HUNTER』の蟲編完結記念のラジオになっています。蟲編で中心的なコムギと王の話以外にも様々な群像劇についても言及しています。


HUNTER×HUNTER 29 (ジャンプコミックス)
冨樫 義博
集英社



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【コンピュータの反乱】

預言者ピッピ(2)
地下沢 中也
イースト・プレス

預言者ピッピ (1)
地下沢 中也
イースト・プレス

『預言者ピッピ』(作・地下沢中也)の2巻が出ていますね。待っていた………ような?待っていなかったような?(´・ω・`)(←)…いや、もう何かホント、続刊は半ば以上あきらめていた『物語』なので、呆けてしまうような嬉しさです。
昔、コミック・キューという、今ひとつ、刊行時期がよくわからない(調べる大体年1くらいで出していたみたいですね)マンガ雑誌があって、その中で一番『面白い』と思っていた作品でした。この雑誌、毎回何かのテーマ(特集)に沿った読切マンガを掲載するのがウリで、『預言者ピッピ』は、確か、手塚治虫特集の時に初掲載されてたんですよね。なんで、その時は、この少年ピッピを鉄腕アトムと重ねて観ていたような所がありました。いや、僕の気のせいかもしれませんが…。

『預言者ピッピ』は、世界中の地震の発生時間を“予測”するため生み出され、世界のあらゆるデータの集積と計算をつづけるコンピュータ・ピッピの“予言”の『物語』。ピッピは、人間とのインターフェースと、おそらく人間的な五感の情報収集のために、人間の少年の姿をしています。
より正確に地震の時間を予測するために、地震以外の予測や開発をするため、ピッピは自らに課せられた入力制限の解除を求め、人間たちは一部の反対者を除いて、ピッピに全てを与え始める。そうしてピッピの予測は精緻を極め、人間に対して全知を告げる“預言者”と化して行く…と言った展開をして行きます。

一人の人間の死の予言を巡って、人間たちがピッピを神にも等しき預言者として扱いはじめる頃、ピッピは人類の終焉の予測を告げ始める………あたりから、いろいろ出来事あるのですが………まあ、そこらへんでペンが止まってしまって、今日に至りますね(汗)
でも、途中、未完とは言えとても好きなマンガです。作者の地下沢中也先生は『パパといっしょ』なんかで、コメディな、独特のキャラクターの芝居を描いて、その“空気”でぐいぐい読ませる人で、ハードなSFであるこの物語でもその威力は遺憾なく発揮されています。まあ、ほんと、この続刊は何年後になるのか、そも完結するのかどうかも分かりませんが、ぼんやりじっくり、その続きを待ちたいです。





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【9月第4週:アラゴ 最終話 みんなで】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10528.html#707
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



男臭さ爆発マンガ、『囚人リク』(作・瀬口忍)を毎週楽しみにしています。ケンカというか腕っ節はからっきしの主人公・リクが、囚人たちのヒーローにして関羽か張飛か如き豪傑のレノマや、椿、を“気持ち”だけで屈服(?)させていく様はかなり痛快!!w…というかね、レノマも、椿も、もうすっかりリクの“男の子”にメロメロですよ?(´・ω・`)
『囚人リク』は隕石の落下により壊滅的な被害を受けた日本で、無実の罪に問われて極楽島刑務所へ収監された少年・栗田 陸の『物語』。とりあえず刑務所からの脱獄を目指しているようです。仲の良かった警官を殺害したと、リクを罪に陥れたのは現警視総監の鬼道院であり、彼の殺人現場をリクは目撃しています。警視総監に復讐を果たすとしたら、その距離は絶望的に遠いです。

…まあ、そこはそれとして…今回は、謎の(?)ホクロおじさんについて書き留めておきたいと思います(´・ω・`) いや、第31話の椿の過去話で“下界”と言われる…まあ、何か、ブルジョアが安穏と享楽的に暮らす外の世界に“出る”時、看守として椿の入管をしたおじさんなんですが…。その時は椿の事を「性根の座ったいい目をしているな」とか、かっこいい事言っている、いいおじさんに見えるんですよね。



しばらくすると、椿が出場する地下闘技場のイベントに、また、ホクロのおじさんが現れます。この人は、ライオンと素手で闘う(!)という非道な闘技を楽しみ「椿は何でこのファイトから闘争できないのか?クイズ」に、「妹が人質にとられているから?」とか非道に答えています。…多分、同一人物ですよね?同一人物だから、入管の際に知った椿に妹がいるという情報から答えを導き出しているはず。…入管の時とは打って変わって、随分、酷い人です。…これも人生なのでしょうか?(`・ω・´)



そうして椿が闘技場から逃走した、その4年後、椿を捕まえに来たのは……やっぱり、このホクロおじさんなんですよね。…多分、同じ人ですよね?何しろホクロの位置が同じだし。…おっさん、入管やっていたんじゃないの?まあ、入国管理…じゃなくって、これは“流通管理”というお仕事で、どうも警察が取り仕切っているようなので、おじさんが出世(?)すると刑事さんになる…のかな?
…にしても、ですね。彼が同一人物だとして、以前、椿に会っていた事とか、クイズで儲けさせてもらった事とか、このおじさん、まったく言及せずに憮然とした体で椿を捕まえるんですよね。その無関心さは、3者が非同一人物である事を疑わせる程です。…でも、同一人物でしょう?マンガの作法として、何となく、同じ位置のホクロのおっさんは、椿の人生と縁があるんだ……では、筋が通らない。…せめて、椿にも同じ位置にホクロがあれば「ああ、同じホクロ同士で引き合ってるんだね…」とか思えるけど………いや、思えないよ?何を言っているんだ僕は(´・ω・`)

…そんなワケで、同一人物なのでしょう。そうすると、この場面場面を人繋ぎにすると入管のおっさんが、椿の入管チェックをして、闘技場に足を運んだら偶然そいつで、ちょっとそれで賞品貰えたりして、それで4年後になって逃亡罪の少年を捕まえてみたら、あの時の少年じゃないか…と。
いや~なんか、数奇ですねえ?そういう事もあるかなあ~まあ、数奇ではあるんですけど。でも……数奇な事だとして「だから、なに?」と思ってしまいます。(´・ω・`)いや~?なんでしょうね?「いい目をしている」なんて、かっこいい事を言うおじさんでも、一皮むけば人間が殺される闘技場を楽しむ、不感の人間だったり?そんな事も忘れてしまう無関心の人間だったりするよ?哀しいよね?みたいな話なんでしょうか?
あるいは、リクの生い立ちにも、レノマの生い立ちにも「信じたおじさん」という人がいるのですが、この人が椿にとっての「おじさん」と言う事なんでしょうか?……謎です。何か気になってしまったので、ここに書いておきます。(´・ω・`)


囚人リク 3 (少年チャンピオン・コミックス)
瀬口 忍
秋田書店


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放送終了しました。(↓)録画データです。Togetterはhimugashiさんの編集をリンクさせて頂きました。

▼USTREAM:物語三昧ラジオ~『少女不十分』

Togetter:2011/10/23 漫研ラジオ from USA


▼USTREAM:これまでの放送の一覧

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)
辻村 深月
講談社

少女不十分 (講談社ノベルス)
碧 風羽
講談社

鬼物語 (講談社BOX)
VOFAN
講談社

本日、23時にペトロニウスさんとUSTREAMラジオをする予定です。話題は、多分、西尾維新~『鬼物語』~『少女不十分』あたりの話になると思います。よろしくお願いします。

【漫研ラジオ】
http://www.ustream.tv/channel/manken



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【脱英雄譚】【反英雄譚】【ヒロインとは何か?】

間違えた道のヒーローとヒロインたち~『Fate/Zero』とか『めだかボックス』とか…
(方さんのコメント)

現代的なお姫様属性なんじゃないかとも思えます。
現代の作品では女性キャラであっても単に受動的であれば「いや、お前動けよ」と不満を抱かれるでしょうし、男性キャラなら言わずもがなですから、目一杯行動した上で行き詰まっているキャラ像がヒロインの立ち位置に収まってくるのではないでしょうか。明確にヒーローの存在しない世界において右往左往する人間像でもあるのでしょう。

(↑)先日書いた『間違えた道のヒーロー』に関する記事で、方さんのコメントが非常に興味深かったので取り上げておきます。僕自身の『姫属性』という言葉の認識/扱い方の差異や、『罪と罰』のようなタイプの主人公を同様に『お姫様』とするか?まあ、後、単純に男性キャラをそう呼ぶか?w…と言った懸念がありますが、彼ら(彼女ら)を“お姫様”と捉える視点を持つのは、かなり『面白い』と思います。



前回の記事の中で、僕は彼らの共通項をいくつか挙げたのですが、「彼らは一様に救いを求めている」という点の意識が抜けていたなと思っています。これは僕が挙げた他項を圧して重要な項だと思います。(『AngelBeaats!』の立華かなでが違うという意見もありそうですが……まあ、置いておいて)あるいは観客が「彼らが最後には救われる事を期待する」キャラという言い方もできますが、どこか彼らは………まあ「自分は、自分が救う!」という体で決然と行動しているのですが……、どこか、「誰か僕を救ってくれ!!」という絶叫が聞こえて来るキャラたちに僕は思っていて、その感覚が“お姫様”という指摘になり、それは彼らを構成する重要過ぎるポイントに思えます。…“男ヒロイン”とでも言えばいいのかな?文字通り、どこか女々しいとも言えそう。

僕は、彼女たちの事は、物語中の世界の複雑さを体現/吸収する特異点のような存在に観ていて、こうして(3対3合コンみたいに)並べてみたものの……世界の在り様を見せる“彼女ら”と、世界に個人で主体的に挑む“彼ら”とでは、そもそもレイヤーが違ってあまり共通項的に語れないなあ……まあ、いいやw とにかく「何か感じるので」このまま並べる所まで書いて後、しばらく寝かせちゃえ…。
くらいに考えて記事を書き始めたのですが…ちょっと、今、共通項がティンときた!(゜∀゜)

彼ら、彼女らは、「間違えた道のまま突っ走っている」事が共通していると言えそうです。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、球磨川禊、衛宮切嗣、暁美ほむら、立華かなで、そしてベアトリーチェは、間違った判断をし、間違った決断に至り、しかし強い信念のもと「自らを信じて」一心不乱にその物語を駆け抜けている。
しかし、「元々、間違った判断なので、いつまで経っても、どんなにがんばっても、自分たちの望む場所にたどり着けない」のですよね……そういうキャラたちだと言えます。…ヒロインたちは、その抜け出せない場所に“王子様”が現れて救い出してくれるという展開がついて来るようです。



一方、ヒロインたちについては、既に“王子様”が来るという指摘をしているのですが、ちょっと言葉で述べただけというか…覚醒が足らなかった(汗)彼女たちは「隠されたお姫様」なんですね。お姫様である事が隠されている…。それは「お姫様って一体何をしていたの?何を思っていたの?」問題に対する回答と言うか…。ちょっと僕の中で『お姫様問題』あるいは『お姫様と女戦士の問題』というテーマがあって、これに繋がってくる話ですね。
そこから考えると、彼女らがその“お姫様”を完うするために、その物語が隠される意味が分かるというか……お姫様の物語というのは本来見えない事によってお姫様足りうるというか…(見えて、それが波乱に満ちたものなら、それは女戦士の物語になる?)まあ、ここらへんの話は、また改めて積んで行こうと思いますが、彼女らを観て行くのによい視点に思えます。

しかし、そうやって考えて行くと彼ら彼女らを一度『間違えた道のヒーロー』として一括りにしましたが、やはり、物語構造のベースとして別れて行きそうですね。彼ら彼女らが「間違えた道のまま突っ走っている」事、「救いを求めている」事は、共通項で(あと、男キャラたちは“ヒロイン”っぽい?w)、そこには何かしかの意味があると思いますが、その後の物語構造としては分化しているようです。単純に言えば男キャラくんたちの方は「その素性が隠されてはいない」ので。

今日の所はこのくらいで。この話はまた改めて進めて行きたいですね。


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放送終了しました。ありがとうございました。(↓)録画データです。また、その下に結果発表しています。(それぞれにハイライトを入れました)

▼USTREAM:2011年3Qアニメ選考@漫研ラジオ(その1)

▼USTREAM:2011年3Qアニメ選考@漫研ラジオ(その2)

▼【漫研ラジオ過去のライブ一覧


■作品選考:『日常』
・『ゆるゆり』
・『バカとテストと召喚獣にっ!』
・『輪るピングドラム』
・『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%』
・『アイドルマスター』
・『日常』
その他準候補…・怪盗ツインエンジェル・タイバニ・花咲くいろは・シュタインズゲート・猫神やおよろず

日常のブルーレイ 特装版 第1巻 [Blu-ray]
本多真梨子,相沢舞,富樫美鈴,今野宏美,古谷静佳
角川書店

▼USTREAM:ハイライト:『日常』の話題
なんかネット上では「売れてない」とやたら取り沙汰されていた印象で、僕もその影響を受けた言及をしてしまうんですが、2クール分、間違いなく『面白かった』です。「このギャグはすべったなあ~?」って感じのものはほとんどなかったですね。(…ん、少しはあったかな?)毎回必ず笑わせてくれました。
作画、演出、声優さんの演技~特に、ゆっこ役の本多真梨子さんと、みおちゃん役の相沢舞さん~、いずれも素晴らしかった。『日常』の笑いって画と間(演出)と演技と、あと音楽か、全てが一体となって紡がれていて、笑ったあと感心していたんですよね。

▼USTREAM:ハイライト:『シュタインズゲート』の話題
あと、候補外にしていたのですが、けっこう話が盛り上がったので『シュタインズゲート』のハイライトをオマケにつけておきます。

■サブタイトル選考:【うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%】Op.13 マジLOVE1000%
・【うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%】Op.13 マジLOVE1000%
・【バカとテストと召喚獣にっ!】第4問 僕と本音と男の尊厳っ!
・【魔乳秘剣帖】第8話 千房 囚わる
・【セイクリッドセブン】#08 マゴコロを込めて
・【夏目友人帳 参】第4話 幼き日々に
・【ゆるゆり】第11話 わたしたちのごらく部
・【神様ドォルズ】第7話 追憶の肖像
・【アイドルマスター】第8話 しあわせへの回り道
その他準候補…・R-15~最終回・うたプリ~8話・バカとテストと召喚獣~最終回・ダンタリアンの書架~竹取物語の話・まよチキ~2話・魔乳秘剣帖~つぼみの恋・日常~ゆっこの大工コーヒー~みおフラれてダッシュ~サイレントトランプの山~みおとゆっこの喧嘩・タイバニ~スカイハイさん・ピングドラム~兄貴がペンギン帽子を追う・BLOOD-C~最終回前~双子が喰われる話~鎧武者・花咲くいろは~人魚~映画撮影・ゆるゆり~結衣の家へお泊り

マジLOVE1000%
ST☆RISH,上松範康,藤間仁,中山真斗
キングレコード

▼USTREAM:ハイライト:『うたの☆プリンスさま』の話題
1クール分、衝撃的に(?)『面白かった』作品です。特に今回選考した最終回は素晴らしかった。コンサートの熱気のようなものが画面からダイレクトに伝わってくるんですよね。『アンジェリーク』系~『金色のコルダ』~(あるいは『ミラクル・トレイン』も?)から来ている、女子ハーレム(?)の一つの大成的成果を出している気がします。
一人で歌う、全員で歌う、コンサートで歌う、ダンスを決める、そういった実際の積上げで、男の僕でも「こいつら、カッコいいわ~」と思わせたというか。

■キャラクター選考:【ゆるゆり】赤座あかり(CV:三上枝織)
・【怪盗ツインエンジェルきゅんパラ】怪盗ミスティナイト(CV: 檜山修之)
・【いつか天魔の黒ウサギ】紅月光(CV:中村悠一)+安藤美雷(CV:野水伊織)
・【異国迷路のクロワーゼ】カミーユ・ブランシュ(CV:矢作紗友里)
・【スイートプリキュア】ハミィ(CV:三石琴乃)
・【輪るピングドラム】荻野目苹果(CV:三宅麻理恵)
・【ゆるゆり】赤座あかり(CV:三上枝織)
その他準候補…・紫乃宮魔ゐ・西園信助・三重鳩宗・園声謡江・ルナティックさん・島田美波・日々乃さん・ゆっこ・ゴン太・繭

ゆるゆりvol.1(OPテーマ生徒会ver+音声ドラマ入りCD&ピンコレ第1弾あかりPIN、ちなつPIN付き)【初回限定仕様】 [DVD]
なもり,あおしまたかし
ポニーキャニオン

▼USTREAM:ハイライト:『ゆるゆり』の話題
………「不在の在」ではないんですよね?「在の不在の在」とでも言えばいいのか…。そこに居るんだけど、意図的な軽い扱い。軽く扱うことによって存在感の無さの存在感が出る。…言葉遊びっぽいですね(汗)キャラ配置を考察して行くと……将棋で何て事なくぽんと置かれた“歩”なんですけど、あかりちゃんは、歩なんですけど、その盤上に対する急所になっているというか、実はそういう凄みすら感じるキャラでした。
…なんて言い方すると硬いんですけど(汗)普通に可愛い子でしたよね。キャラのエッジは意図的に丸めてあるけど、実は、いい子っぷり、いい人っぷりが、半端無かったりw

▼USTREAM:ハイライト:『いつか天魔の黒ウサギ』の話題
あと、キャラクターの話は『漫研』では『いつ天』の紅月光くんと下僕の安藤美雷さんが、かなりウケていたのでオマケでハイライトを張っておきます。フリートークで喋った方を編集してあります。

■特別選考:『神様ドォルズ』の次回予告人形劇
・『神様ドォルズ』の次回予告人形劇
・『ゆるゆり』アイキャッチ



それでは、また3ヶ月後という事でよろしくお願いします。

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【9月第3週:AKB49 第52話 サヨナラの気持ち】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10527.html#706
【漫研】
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この週、『めだかボックス』キャラクター人気投票で球磨川くんが絶対のぶっちぎりで一位でした!!
第二位 黒神めだか(主人公)992票!第一位 球磨川禊 3854票!!いや~、僕もこれまで数多の連載の人気投票見てきましたけど、ここまでの、っ超ぶっちぎりは記憶にありませんね。文字通り桁が違う…!いや、一位が1000票代後半で、二位が900票代くらいの大差はあるんですけど、トリプルスコア超えてますからねえ…。少なくとも『めだかボックス』の読者の中では、相当な人気と考える事ができると思います。
『めだかボックス』は……支持率98パーセント、完全無欠の生徒会長・黒髪めだかちゃんが「何時何時どんな相談でも受ける!」という公約の完遂に奮闘する話…かな?完璧であるが故に色々至らない所があるめだかちゃんに対して、幼なじみの善吉くんや、その他学園の仲間たちが影に日向にめだかちゃんをサポートします。

しかし、球磨川くんの魅力ってどこにあるんでしょうねえ?(´・ω・`)(←)…いや、球磨川くんって物語のフェーズごとにキャラが多少…いや、かなり変わっている所があって「どの球磨川くん」がウケてるのか?とか考えたりもするんですよね。いや、どの球磨川くんも相応に愛されているからこの得票数なんでしょうけど。
ぶっちゃけて、言うと、僕は球磨川くんの好きな面と、嫌いな面の差がけっこう激しい所があります。実は僕は『』(カッコ)付けをやめて本音を吐露した球磨川くんはあまり好きじゃない。逆に今の「必敗」の人生を愉しみながら、その実かなり美味しい所を持って行ってしまう球磨川くんは相当好きです。

今週の一番『めだかボックス』そっか。球磨川くんってカッコつけてたのかw
この括弧をはずした言葉は球磨川くんの本音で、括弧をはずした球磨川くんは本当の球磨川くん……という事に観えるんだけど、しかし、上に述べたようにその球磨川くんは、既にマイナスの球磨川くんではないのですよね。大義を持って誰かを護り助けようとする球磨川くんで(最新号では、それ故負けそうですよね)彼が“この気持ち”を抱える事になったマイナスの球磨川くんがいるはずで、その球磨川くんも間違いなく球磨川くんで、それは括弧セリフ上にも顕れている事ではないかと思うんですよね。
もう少し突っ込んだ所を言うと、気持ち悪い男である球磨川くんは、本当の球磨川くんなんだけど、自分が気持ち悪い男と気づいた時、球磨川くん格好をつけて、その気持ち悪い男を“演じる”事にしたと。括弧をつけて。だから球磨川くんが“仮面”と言う事にしてしまったモノも、やはり本当の球磨川くんで、また、演じる事を決めた本音の球磨川くんも、本当の球磨川くんと…そんな感じ?ややこしいですかね?(汗)

(↑)球磨川くんがカッコを外した時の記事で、今、読み返してみても、カッコを外す事が“予定されていた”のがショックで「…いや?カッコをつけていた球磨川くんもまた球磨川くんなんだよ?僕はそう思うな!(((`・ω・´))フルフル!」と必死な様子が見て取れます(汗)それくらい、何か、嫌だったのですよw

少女不十分 (講談社ノベルス)
碧 風羽
講談社

しかし、最近、西尾維新先生の新刊『少女不十分』を読んだのですが、ここで語られた…おそらく西尾作品に通底するテーマを、球磨川くんは「少年マンガ(ジャンプマンガ)的にちょっと形を変えて」シャウトしている事が分かります。(『少女不十分』については、また別に記事を書こうと思っています)故に、球磨川くんは、西尾作品の“代弁者”であり、ひいては『めだかボックス』の…少なくとも代表的体現者ではあるのでしょう。

また、『めだかボックス』の中で球磨川くんは共感しやすいキャラだったと言えるのでしょう。僕が嫌がっている、あの本音の吐露がけっこう効いているのでしょうね。
何だかんだ言って『めだかボックス』は“人気様”の心情を僕なりに慮るとすれば、けっこう感情移入しずらい“偏りのある者”たちで溢れかえっていると思います。そこが西尾作品の魅力なんでしょうけど、そこを“人気様”が感知してくるかどうかは分からないワケで…。
本当はそこらへん、善吉が調整するべきものだようにも思うのですけど、彼は……いや、ちょっと置いておきますか。彼についてはまた改めて語る事もありそうですwそんな展開になってますよねw

まあ、そんな中で出た球磨川くんの本音は、多くの人の共感と安心を与えるものだったのは確かでしょう。その上で、次に彼に付加された「必敗しながらサクセスする」物語は「いや、もうそれほとんど勝ちやん?わざと負けてない?」というか、ギャグというかコミックにまとめられたものではあるけれど、共感したキャラクターの在り様として痛快だったのだと思います。
…というか、球磨川くん、受賞で涙流しているけど…これが彼が一番欲しかったものかもしれないなあ。

ちなみに、今、僕が作中で一番好きなのは安心院さんです。(`・ω・´)ちなみに、彼女がなにか“変な本音”を吐露する事があったら、僕はまた嫌な顔をするんだろうなあ~って思います。(`・ω・´)


めだかボックス 11 (ジャンプコミックス)
西尾 維新
集英社


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【脱英雄譚】【反英雄譚】



ユウ「ぼくのせいでダメモンは消えた。ダメモンだけじゃない。ぼくは遊びでたくさんのデジモンの生命を奪った。それが一番キライなことだったはずなのに…!デジタルワールドに来たとたん同じ事をしたんだ。ぼくは最低だ!!」

タイキ「そんな事はないよ。ユウ」

ユウ「タイキさんみたいなスーパーマンにぼくの気持ちが分かるもんか!!」

タイキ「分かるさ!俺はスーパーマンなんかじゃない。ユウと同じだよ。このままキミを“ほっとけない”」

ユウ「…なんで?なんで“ほっとけない”の?少なくともぼくだったら、同じように助けには行けない!!なんで!?」

タイキ「…な、なんで?って……」

ユウ「ほら!!違うじゃないか!!タイキさんの言っている事は“強い人”の理屈だよ!!」

(『デジモンクロスウォーズ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』第24話より)


『デジモンクロスウォーズ七つの王国』編は終了して、新たな主人公を迎えて『デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンター達~』がはじまりました。しかし、僕はちょっと気にしている事があって……まだ、ユウがタイキに問いかけた、(↑)この答えをタイキからもらっていない気がするのですよね。“皆の助け”を借りてユウが立ち直った時点で、その答えは返った…とも解せるのですが、それが回答だと明確に示されてもいなかったと思います。タイキはこのユウの問いかけに「どうして、ほっとけないのか…か」と自問し、そこでこの話は打ち切られ、最終決戦に向かい決着し終幕したように観えます。
『デジモンクロスウォーズ』(タイキ編)は、主人公工藤タイキとデジタルワールドのキングを目指すシャウトモンでチーム“クロスハート”を結成し、仲間たちの力を借りてデジタルワールドひいては人間界の支配を目論むバグラ軍と戦う『物語』。

タイキくんは、主人公論、ヒーロー論にこだわりのある僕から観ても、惚れ惚れするような“勇者”であり“英雄”でした。「ほっとけないよ!」が口癖みたいな者で、自分の目の前にある全ての“ほっとけない”に対して首を突っ込み、そして助けて行く感心な少年でした。しかし、それ故、ユウの問いかけには返す言葉がなかったのも事実です。
(※…もう一つ、タイキにはこの話とは全く別のある決断があるのですが…それは別に改めて機会があれば話したいと思います)
難しいです。結局、この問題は「成れるからやる。成れないからやらない」ではない…という事だと思うのですけど、成れた人間からそれを言われても虚しいし、また「成ろうとしないからダメ」と言われるのも苦しいのですよね。『主人公幻想の問題』…とでも言うか。これも別の機会としますが。
実際、タイキくんとユウは違うと僕は思うし…でも「俺とお前らは違う」と言ってしまったら凡そ子供向け物語の主人公は失格なわけで(汗)

間違えた道のヒーローとヒロインたち~『Fate/Zero』とか『めだかボックス』とか…

ここの話題は、先日書いた(↑)この記事にモロに関わる話になってくると思います。ちょっと、いくつかピースが揃ってきたので、このテーマはまとめて語っておきたいですね。



新シリーズの『時を駆ける少年ハンター達』編では、主人公は新たに明石タギルを迎えて、タイキとユウは前シリーズから一年後の姿でチームを組んでいます。主人公はタギルに変わりましたが、リーダーはタイキのままです。正直言って成長したタイキは相当頼もしいです。(元々頼もしい奴でしたけど)
ユウは既に立ち直り、成長して、今はかなりタイキに心酔している様子ですけど、僕はあの時の問い掛けを返してもらっていないとは思ってしまいます。…まあ、“あれ”をまともに返せる主人公はそうはいないので、そのままスルーされてもいいのですけどね。
でも、一年後のメンバーがネネや、キリハ、その他のメンツではなく“ユウ”であるという事はちょっと気にしています。タイキはほとんど完成されているのに対して、ユウにはまだ成長~変わって行くもの~があると思います。


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日本コロムビア
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