キャラ配置/ユニットが回る
上のリンク「キャラ配置/ユニットが回る」の項で、キャラクターグループを一つのユニットに擬えて「ユニットが立つ」「ユニットが回る」という視点を持って、キャラ構造を分析して行く方針を一つ謳ったわけですが、さて実際にどうしたものだろう?と考えまして………とにかく非常に大雑把ながら
ユニットの分類を強引に割る方法~後で説明しますが「WF分類」と名付けました~を思いつきまして……ちょっとこの視点でキャラクター配置というものを眺めてみるかな?と考えています。
あらかじめ入っておくと、このブログで「思考の遊びと準備」とカテゴライズしましたように、
まだ思考準備段階のものです。…まあ、ちょっと遊んでみて使えそうだったら使うし、使えなさそうだったら使わない…そんな感じでお願いします。
まずサンプルとして「コードギアス」の人間関係を利用しようと思います。この作品、それぞれの人間関係が一見複雑なように見えて、わりとシンプルな「ユニット」の集合体となっている面があると思っていて、時にその人間関係が「プリズム」のようだと比喩されたりする作品なねすね……少なくとも僕の近辺の人々の間ではw
そのプリズムが具体的に、どういう変化をしているプリズムなのか?を分析するのにとりあえず使ってみようかと思います。次第に応用を利かせて他の作品にも当てはめてみたいですが、けっこう「コードギアス」のように、ある程度人間関係が複雑な面がないと(人間関係が単純過ぎて)面白くないかもしれません。
さて、僕はキャラクターの構造分析をするさいに、キャラAとキャラBの繋がりを「主格」、「従格」、「対等格」、「つながり無し」、という言葉で表現しているんですが、まだ、このブログにはその内容をエントリーしていません(汗)そこはまた機会を改めて記載させてもらうとして、ちょっと「主格」という言葉だけを持ってきます。今回この言葉は「中心的人物」といった感じの意味に捉えて下さい。
そこから「ユニット」におけるキャラクターの属性を大雑把に、強引に分けます。……まあ、正直、B(ボケ)とT(ツッコミ)でもよかったんですが、もう少し漠然とW(賢者)とF(愚者)という表現にします。このW(ワイズ)とF(フール)の属性は「関係を表わすもの」で、任意のキャラに固定されません。AというキャラがBというキャラに対してF(フール)であったもCというキャラに対してはW(ワイズ)である可能性があります。……W(ワイズ)とF(フール)の意味は漠然と言葉の字義からイメージして欲しいのですが、敢えて言えば…
W(ワイズ)… 視野が広い?冷静?ツッコミ?
F(フール)… 視野が狭い?情熱?ボケ?
…とりあえずこんなイメージですかね?ただ、繰り返しますがあくまでキャラ同士の関係を表わしているので、クールなキャラは必ずW(ワイズ)というワケではないはずです。あとこれに合わせて、両方の属性を持つR(リバーシ)という属性も考えてますが、用意するだけで今回は使いません。必要になる場面があるかな?と思いつつ、なるべく使わない方向で考えたいです。
次に、これを「ユニット化」する基礎理論の説明から入ります。2点のユニットはそんなに面白みがないので、3点ユニット(テトラ)の分類からはじめます。まず「主格」のキャラを1人定めて3人組と考えられる組み合わせを抽出し、「主格」のキャラを先頭において、そのキャラ毎にWかFの属性を割り振って行きます。そうすると以下のパターンになります。
1)WWW、2)WWF、3)WFF、4)FFF、5)FFW、6)FWW
……え~…実はこの話はここまでなんですが(汗)これにまず「コードギアス」のユニットを当てはめて入ってみましょう。
■コーネリア+ギルフォード+ダールトン
→「WWW」ですね。「WWW」は大概「目的のハッキリしたユニット」になると予想されます。
ただ、これを変じて、ギルフォードはネリ様が好き過ぎて、このグループの中ではFなのではないか?という評価に変えてみましょう。そうすると「WWF」のユニットになります。「WWF」はWWの繋がりがよくってFが少しハブにされている面があると予想します。ギルフォード、カワイソス(´・ω・`)というわけです。
…今、予想と述べましたが、今述べている、この「WF分類」を使って当てはめた「ユニット」にどういう特徴があるか?を検証して行くのに数をこなすリサーチが必要なんですね。この考え方を準備と位置づけているのは、それが理由でして。…まあ検証の結果大して「楽しくない」ようだったら切り捨てようかな~?と思っているわけです。…続けます。
■ルルーシュ+CC+カレン
→「WWF」でしょうか。さっき述べたように「WWF」はWWが結託してFをハブにすると思われます。第一期の三人の関係がそれだったかと思います。しかし「R2」になってカレンの成長は著しく、FからWへ、つまり「WWF」から「WWW」に変化しつつあるという読み方ができるかと思います。
つまりコーネリア+ギルフォード+ダールトンと同じ「目的のハッキリしたユニット」になりつつある…となります。ここで同じ属性のユニットになりつつある、と言われてイメージが合うなら、けっこういい感じなんですが…。
■ルルーシュ+藤堂+ディートハルト
→これも「WWW」ですね。最近、ディートがFになっている気がしないでもないですが…。
■スザク+ロイド+セシル
→典型的な「FWW」と考えます。主格がFでWWが二人並ぶ場合、WWはFを強くサポートすると予想します。結果、突破力というか意外性において「WWW」の上を行く事になるかと思います。「WWW」よりヒーロー的な「ユニット」なんですね。
■ナナリー+ルルーシュ+スザク
→このユニットも「FWW」かと思うんですけどね。ヒーロー的か?っていうとそうでもないな?(汗)でもWWでFをサポートします。
■ユーフェミア+スザク+コーネリア
→「FFW」でしょうか?FFが二人並ぶと暴走気味(?)になってWは監視観察者になると予想しています。……コーネリアじゃしっくりこないかな?ユフィ+スザク+ダールトンの「ユニット」だと「FFW」に当てはまると思います。……ユフィ+スザク+コーネリアは「FWW」かもしれませんねえ…。WWの二人がFを助ける。(こういう時、スザクをR(リバーシ)って言うのかな…?)
■ミレイ+シャーリー+リヴァル
→「コードギアス」の中でFFFの「ユニット」を見つけるのは困難なんですが彼女らはそうなるかな~?とかwちなみに「FFF」は「WWW」の真逆で「迷走する」という予想を持っています。ミレイさんをWと位置づけるのもいいかもしれません。「WFF」はFFがWの足を引っ張るという予想を持っていますが…これはどうかなあ?
大体、こんな感じでしょうか?これをもうちょっと色々な作品に当てはめてみて、検証していこうかと。別の発見をするかもしれないし、むしろそれが目的。…え?どういう意味があるのか分らないって?……大丈夫!僕も分らないから!w………orz …え~っと(汗)ます「ユニットを回す」という考え方に対して、どこを足がかりにしていいか分らないので、とりあえず任意にグリッドを設置する思考方ですね。「WF分類」としましたが、他にもA(アクティブ)とP(パッシブ)とかL(ロウ)とC(カオス)とか、もっとしっくりくる分類があるかもしれませんねえ。
とりあえず「ハヤテのごとく!」とかに当てはめようかと思って入るんですけどね~。けっこうギャグマンガって大抵のユニットが「FFF」寄りだったりするから、判断が難しそうです。それと、この分類はキャラ構造が複雑な作品に適用するのが正しいらしく、あまりキャラ構造がシンプルな…昔の作品とかに当てはめてもそんなに楽しくなかったりします。
まあそんなワケで、時々、この分類の検証のメモ書きをこのブログに書くかもしれません。悪しからずお願いいたします。