
(`・ω・´)>「女犯坊」!!見つけたので保護しますた!!…いや、出版た時に買っとけって感じですが(汗)orz いや、こう…いろいろ逸してしまうと、後から探してもなかなか無いものなんですよねえ…。それから、佐藤まさあき先生の「ダビデの星」も最近、サニー出版から復刻されまして、何とか全巻、保護しますた!(`・ω・´)>この作品、何度も復刻されて順次出版という事になるのですが……その度に途中で出版が止まり完結まで至らないという札付きの悪書です。ここらへん備品さんが何度も悔しい思いをしていますね…。その意味ではサニー出版よくやった!と言いたいです。
まあ、どちらの作品も不道徳・非倫理にしてエログロ満載のマンガでして…僕は悪書と読んでリスペクトしています。……と紹介しようと思っていたんですが…「女犯坊」の竜水和尚、けっこうまともな事も言っているなあ?(←あ、頭壊れてるな?)昔、読んだ時はその毒々しさに頭クラクラしたものですが…w 「ダビデの星」の神納達也さんは途中ちょっといい人になってしまったのでは?という疑惑がないではなかったですが、最後まで極悪人でVサインで逃亡完了していましたね。…安心しました!w

ちょっと多少、意図的に内容を隠しましたが(まあ、別の機会には内容を紹介する事もあるでしょうけど)興味がある人は読んでみて下さい。清く正しい人たちは、こういうものは大嫌いで、ともすれば排除しにかかったりするんですけどね…。でも、僕はこれもまた「娯楽」の一つの形として保護し、語り継いで行きたいと思っています。
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> たりするんですけどね…。でも僕はこれもまた「娯楽」の一つの形として
> 保護し、語り継いで行きたいと思っています。
以前からのLDさんのテーマで、先日の細野不二彦のサンデー読み切りのときもルイさんと熱く語ってらした話題ですね。このテーマの話だと、私は以前「COMIC BOX」誌上で見かけた呉智英の書評の一節を思い出します。………今引っ張り出してきました。引用します:
“…たとえ強姦の素晴らしさを描いたマンガだろうと、朝鮮人虐殺の楽しさを描いたマンガだろうと、政治的には私は真正面から対立するものだが、作品としての完成度が高ければそれは必ず高く評価しなければならない。これが私の立場である。ただ、現実にそういう作品にお目にかかったことは、まだないけれど。”
かなり極端な例を挙げているだけに、主題がよく伝わって来ます。プロの評論家ともなると、これくらいの覚悟と信念を以て物事に臨まねばならない、ということを端的に表している文章として、印象に残る一節です。
一つ付け加えるならば、そういう問題の多い作品の場合は、評価におけるハードルは自ずと高くなる・ならざるを得ない、ということは言えるでしょうか。
はい、正にそこに繋げたい話でした。呉智英さんの意見にも同感です。少し大げさにいうと僕はいつも「面白さって何だろう?」と考えながら物語に接しているのですが、その実感として「面白い」あるいは「楽しい」という事は必ずしも「公序良俗」の範囲に収まるものではないと思うんですね。
人間の事を「素晴らしい」という時、法律や規範からはみ出さずに行動する事が「素晴らしい」の必要条件ではないよね……っという言い方は多少、詭弁くさいですが…。ここらへんは、また機会を改めて何か書こうかとも思っています。
>問題の多い作品の場合は、評価におけるハードルは自ずと高くなる・ならざるを得ない
ある程度、まともに教育を受けた人間は社会規範が身に染みていて、反社会的なものには“拒絶反応”を起しやすい状態になっていますよね。そこを突破して人間の本性…といったようなものに楔を穿つのは難しい事(ハードルが高い)ですが、それ故、突破するものの評価は自然と高くなるとも言えますね。
同時に反社会・反倫理的なものを紹介するのは慎重を要しますね。何かに付けマンガ・アニメ・ゲームの悪影響みたいな事を言いつのる人が絶えないですし、それらの人々の誤解を抜けるためにも相応のエクスキューズ(ハードルが高い)はあって然るべきでしょう。
なんか難しく書いていますが…
世間には猥褻物陳列罪という規範があるけどミケランジェロの「ダビデ像」とかチン○丸出しだよね?というかねw
人間のパトスってものを、そんな覚束ない“枠組み”に収めるのを是とするのか?って話で……むう、結局難しく言っているな(汗)