今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。




シャルル「一夏って、わざとやってるんじゃないかって思う時があるよね(笑)」
(『インフィニット・ストラトス』第8話より)

▼関連記事:【ハーレムメーカー】『インフィニット・ストラトス』帰ってきた王道ハーレム…なのか?(´・ω・`)



うんうん……『インフィニット・ストラトス』。今週もシャルルは絶好調だな~(=´ω`=)
……っふ。このような場面、我が心眼を持ってすれば“再構築”など造作もないわ!(←買えよ。BD)



あああああああああ!!バカ!!自分からばらしやがった…!!!

最強だったのに!最強だったのに!

最強だったのに!!

今は、最後尾だよ!!こんちくしょおおおおお!!

というワケで、実にあっさりとした幕引きで“シャルル・デュノア・フィーバー・タイム”が終了し、残念至極のLDです。最強だったのに。最強のヒロインだったのに……orz
いや、いんですよ?分かります。いや、分かりません!(`・ω・´)…分からないけど、喋りますが、前回、シャルルの中で明確に「一夏が好きだ」という気持ちをハッキリと自覚して、その上で、他にも一夏の事を真剣に好きな娘たちがいる事も“見た”。自覚前ではなく、自覚した後に状態を改めて見渡したんですよね。
その上で、今の自分の位置~一夏に守ってもらえ、かつ半自動でパートナーを組める~を「ずるい」と考えたか、「舞台に立ってない」と考えたかは、敢えて測りませんが、ともかく一夏の事を好きな“一人の女の子”として一夏の前に立とうと思ったと。うんうん。…そんな事情、これっぽっちも分からんがな!(`・ω・´)(←)

しかし、がっくりばかりしても居られません。最強札の一つ“秘密の共有”カードは剥がされましたが、まだ“ルームメイト”カードは残っています。基本アドバンテージのあるヒロインからカードを剥がしにくる『インフィニット・ストラトス』ですが、均等にカードを配り得る“ルームメイト”カードまで剥がすとは思えません。ここからが勝負です(`・ω・´)
…しかし、このハーレム、ホントにカード剥がしてきますねえ……なら、セシリアさんにも何かカードを上げてもいいと思うんですが…この娘は不手(ぶた)がカードなのかな?

あとEDテーマの『SUPER∞STREAM』買ってきました。


SUPER∞STREAM
ランティス
ランティス



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放送終了しました。(↓)録画データです。

▼USTREAM:『魔法少女まどかマギカ』@漫研ラジオ

魔法少女まどか☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
原作:Magica Quartet,作画:ハノカゲ
芳文社


今週日曜日の夕方にレスター伯さんと、GiGiさんとで、USTREAMでネットラジオをやる予定です。お題は最近すっかりはまっている『魔法少女まどか☆マギカ』についてですね。

2月27日(日)18:00(3時間くらい?)

【USTREAM URL】
http://www.ustream.tv/channel/manken




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放送終了しました。(↓)、録画データです。(※放送の途中で録画が切れています。原因はサポートに問い合わせ中です)

▼USTREAM:『うみねこのなく頃に』2@漫研ラジオ

(↓)関連記事です。

『うみねこのなく頃に』~長い、長い、魔法と心の旅の結末

(↓)前回のep5あたりまでのラジオの録画データです。

【『うみねこのなく頃に』@漫研ラジオ】
(その1)http://www.ustream.tv/recorded/8980998

(その2)http://www.ustream.tv/recorded/8982124

(その3)http://www.ustream.tv/recorded/8983623

[同人PCソフト]うみねこのなく頃に翼 これまでの贈り物、全部。詰め合わせ
07th Expansion
07th Expansion

土曜の夜に魔王14歳さんと、かんで。さんと、USTREAMでネットラジオをやる予定です。お題は去年暮に完結した『うみねこのなく頃に』についてです。

2月26日(土)20:00(3時間くらい)

【USTREAM URL】
http://www.ustream.tv/channel/manken




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放送終了しました。(↓)録画データです。

▼USTREAM:物語三昧ラジオ~『フラクタル』『魔法少女まどかマギカ』

フラクタル第1巻Blu-ray【数量限定生産版】「ねんどろいどぷち ネッサ」付
小林ゆう,津田美波,花澤香菜,井口裕香,浅沼晋太郎
東宝

魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
悠木 碧,斎藤千和
アニプレックス


今週木曜日の夜にペトロニウスさんと、ルイさんとで、USTREAMでネットラジオをやる予定…かもです。都合が悪くなった場合は日曜の夜に変更します。内容は『フラクタル』とか『まどかマギカ』とか、アニメの話とか。

2月24日(木)22:00…くらいに開始かな?

【USTREAM URL】
http://www.ustream.tv/channel/manken





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【ハーレムメイカー】



安西先生!『インフィニット・ストラトス』(監督・菊地康仁)が楽しいです!(`・ω・´)なんか、もう、毎週楽しみで観ています!『インフィニット・ストラトス』は、タイトルと同名称のロボット(これって、モビル・スーツだよね?)が全世界で稼動し活躍している世界なんですけど、それは女性しか動かせない特性を持っているらしいです。何故かそうなってしまったと。ところが主人公の織斑一夏は何故か、そのISを動かせてしまって、ISパイロットを要請する学園に入学する。当然、女性しか扱えないISのパイロット候補生は全員、女の子ばかり…!というハイスピード学園バトルラブコメ!!な『物語』。

うん、まあ先に言っておくとロボットもけっこういいです。(´・ω・`)CGで。メカアクションやギミックも細かく機能しているのでバトルも楽しく観ています。…身体にまとう感じに乗るんですよね。これはルイさんの指摘ですが、身体が露出しているので、顔を突き合わせたり、あるいはお姫様だっこしたりと、ロボットに乗りながらスキンシップができるという“優れもの”ですね。素晴らしい。



しかし、この物語の一番の見所はやはり、ヒロインの女の子たちでしょう。どの子もカワイイ………とか書こうと思ってましたけど、取り繕うのは止めましょう。正直、好きなのはイギリス代表候補生のセシリア・オルコットさん(CV:ゆかな)と、フランス代表候補生にして世界で二人目の男子ISパイロット候補……のフリをしている女の子、シャルル・デュノアくん(CV:花澤香菜)だす!(`・ω・´)
………orz いや(汗)あのさ、シャルルさん?世界で二人目の男子パイロットって……超・注目株の正に焦点である所の“性別”を隠し通せるものなのでしょうか?フランスの国家機密だったとしてもさ(汗)…ま、いっか。話を続けます。(´・ω・`)

まあ、とにかくこの二人が好きなんですよw何がそんなにいいんだろうなあ~って、自分で考えてみたんですが、よく分かりません。いや、シャルルは分かるんですよ。今、彼女、設定的にすごく『強い』のでwしかし、セシリアさんは何がいいんでしょうねえ?この子、めちゃめちゃ好きなんですが……プライドの高い、意地っ張りな子が素直に懐いてくれる嬉しさ……かな?どっちかって言うと、いや基本犬タイプですよね。単純にゆかなさんの声がいいという事かもしれませんが……それは、恐るべしゆかな。(´・ω・`)

『インフィニット・ストラトス』は、不思議と久々に正統派な(?)ハーレム・ラブコメを観ている気分になります。いや、先期も深夜アニメの多分にもれず、ハーレム構造の物語は山ほどあったはずなんですが、どうも『神のみぞ知るセカイ』を筆頭に、ひねっているというか、ハーレム構造の持っている“崩壊因子”(ここでこの話を長々するのは避けますが)をどう処するか?という対策はとっていても“動的”じゃない気がします。
ハーレム構造が“静的”に、安定させる方向に向かっている成果としては、以前『祝福のカンパネラ』(原作・うぃんどみる)を取り上げて記事に書いたと思います。(↓)
【ハーレムメーカー】『バルツァーレ!トルティア姉妹!』レスターさんのそつのない存在の薄さ

『祝福のカンパネラ』っていわゆるハーレム・アニメなんですが、その構造に“まったり”した所があって、ハーレム的な圧力をかなり感じさせない『物語』だったんですよね。いや、そういうジャンルというか、そういう方向のものは別に特殊な例ではないので『カンパネラ』が飛び抜けて…というワケではないです。
でも、殊更特別では無いですけど、僕はこのアニメに不思議な開放感を感じてはいました。「圧力がない」……っていう話伝わりますかね?ハーレム構造は、ハーレム構造を敷いた時点で「このままがいいけど、このままでいいのか?」と言うようなベクトルが発生しはじめる…というような物語力場の感覚です。

要するに崩壊因子を活性化させない方向で円熟していると言うか……『祝福のカンパネラ』まで行くと、安定している状態に、まるで苦しさを感じ無い。最初から崩壊因子なんてなかったかのようなまったり感がすごいよね…と、今回の話に合わせて語るとそんな感じになります。
たとえば、近くは『そらのおとしものf』や『とある魔術の禁書目録』はハーレム構造がとられてますが、あまり“動的”ではありません。ちょっと、ここで個々について長く語るのは避けますが、一言で言えば「ヒロイン同士の直接対決がほぼ無い」のですよね。さりとて『祝福のカンパネラ』ほど“静的”に安定しているわけではない。……なんか、作品悪く言っているみたいに聞こえるかもしれませんが、あくまで僕がハーレム構造の角度で観た評価ですからね?(´・ω・`)(どちらも作品もハーレム構造について斬新な成果を目指している作品ではないですし)

しかし『インフィニット・ストラトス』は違う。カッコよくって優しくて男らしい、バカだけどやる時はやるという、絵に描いたような(?)モテ男の一夏くんを取り合って、どのヒロインたちも「一夏の一番がいい!!」と突っ走ってます。それがいい。ハーレム構造を“安定”させる性質をもらって静的に収まるヒロインよりも、ずっと伸びやかと言えるかもしれません。動的~ダイナミック~にキャラが動くというのは、それだけでそのヒロインを何倍にも輝かせる。そうして何だか回転するコマのような“安定”を引き出しているw

要するに「やっぱり、一人の男の子をヒロインたちが一生懸命に取り合っているってのはいいよね!(`・ω・´)」って事です。思わず顔がニヤけてしまう程に。
何故、ハーレム構造を組むのかと言うと“これ”があるからだったはず。それがいつの間にか構造を維持するため、安定させるために、それが失われている事はないか?…まあ、静的に安定させるなら安定させるで様々なアイデアがあり、単純に「失われている!」という事ではないと思いますが『インフィニット・ストラトス』はハーレム構造の王道的な良さを再確認させてくれた気がします。

そう考えると僕が、セシリアさんが好きな所も何となくみえてくる気もするんですよね。物語のスタート時は、一位ヒロインの篠ノ之箒(CV:日笠陽子)とセシリアさんが走るのですが、この時、幼馴染とかルームメイトとかの“手札”を持っている箒に対して、セシリアさんは完全に手札ゼロなんですよね。不手子(ぶたこ)なのです。(`・ω・´)
もう大分話が長くなってしまったので、また次の機会に語りますが、これに対して箒は新ヒロインが出る度に“手札”を剥がされて“並列化”の馬群に飲み込まれていったので、笑ってしまったのですが(汗)セシリアさんが、それによって“手札”と手に入れる事はなく、相変わらず不手子のまま。

でも、この人は一番率先して一夏くんを「お慕い申し上げる」姿勢をとるんですよね。それは時に展開の露払いっぽい動作になってしまう所もあるんですが、そんなのお構いなしです。暴走族で言うなら“特攻隊長”なわけです。(←何故、暴走族出した?)ちなみに、今、“親衛隊長”はシャルルな!(`・ω・´)箒さんは……まあ、なんか古参の構成員!
やあ~いいわ~セシリアさんw『インフィニット・ストラトス』の良さが、一人の男の子をヒロインたちが一生懸命に取り合っている図にあるんだとしたら、セシリアさんはそれを象徴するキャラなんでしょう。この娘がいないとはじまらないってほどに。



しかし、それを圧してシャルルくんは『強い』のですが。超強いのですが。(`・ω・´)

ED4thバージョンで一夏の傍ら取っているの伊達じゃないっす。彼女の“手札”の話はまた別にしたいですが、箒さんから“ルームメイト”の札を剥がして、かつ“秘密の共有”、そして“男のフリ”というギミック(手札)がまたスゴイwまあ、強過ぎて逆に勝てないという『読み』はあるんですけどね。
ED見ているとスカート履いているので、いずれ完全に女とバレるとしたら、この“魔法”が解け、さっき言った手札全部失う可能性がありますね。しかし、今は、王道ハーレムとか…嘘でしょ?ってくらい、全部一人勝ち。総取りで持って行ってしまっている感があります。お色気担当もほとんどこの娘ですし。
演出観ていても、セシリアさん含めて、他のヒロインものの見事に埋没しているように思えます。麻雀なら3人掛かりで、この娘の独走を引き下ろす局面です。…どうなるかなあ?w

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【MAD】『魔法少女まどかマギカ』~輪舞 -revolution


『魔法少女まどかマギカ』のMAD動画作ってみました。…どんだけはまってるんだ?とか言われてしまいましたが(汗)かなりはまってますねw
『少女革命ウテナ』のOPテーマ『輪舞 -revolution』と掛けただけ…と言えばそうなんですが、けっこう僕の『まどマギ』を見る視点とマッチしています。『まどマギ』を『ウテナ』として観ている……っというわけでもないですが、『輪舞 -revolution』の歌詞に近いものを感じていると言った方がいいですね。

夢を見て、傷ついて、涙しても、現実はがむしゃらに来るし。

たとえ二人離れ離れになっても、私は世界を革える。

ここらへんでしょうか。ラジオなんかでも言っているのですが、キュゥべえは本当にまどかの手に追えるとは思えない恐ろしい相手なんですが、それでも“決断”されてしまったら終わりという局面はあるし、そこに“突破”の可能性もあると思っています。現在、7話まで放送。佳境に入ったと思われますが、どうなるんでしょうね。

■キュゥべえについて語る

あと、最近、ツイッターで“キュゥべえ”(QB)の話をしていたので(↓)まとめました。

▼Togetter『魔法少女まどかマギカ』 QBをチェックしてみる

…まあ、何と言うか、彼、評判が悪いですね(汗)僕も彼を悪くはないと言うつもりはない……じゃないな(汗)彼を悪く言う事を「間違っている」と言うつもりはないんですよね。ただ、彼はそもそも人間の倫理観を持っていないし、人間の法治下にも存在ない。それをどう考えるかですね。
…歴史にある西洋列強は恐ろしい相手で油断していれば丸ごと食われる連中でした…それを悪く言ってもいいのでしょうが(特に被害者は)「江戸幕府日本の倫理観で話をしてくれないなんて!彼らは悪だ!」と言えるかどうかですよね。(飛躍した話で申し訳ないですが、このたとえ話しか思いつかないので(汗))
倫理~あるいは常識~は通じないかもしれない。しかし“交渉し得る相手”(それは互いに自分の倫理観~筋を分からせる作業も含む)ではあるんです。その相手をどのように遇するのか?ただ、悪として排斥するのか?(こちらが圧倒的に強いならそれでもいいかもしれないけど)それができるのか?



魔法少女システムのデバイスとしてのキュゥべえの交渉姿勢はとてもシンプルです。
1.願いを叶える代償に「魔法少女」になってもらう。
2.「魔法少女」とは何なのかは、聞かれない限り答えない。

1は時々、忘れられ勝ちな気もしますが、キュゥべえは“願いを叶える”というこの「商品」は正当に差し出しています。おそらくそこを違えた例、そこで“騙した”例は全くないでしょう。この物語はそういう話のはずです。
評判が悪いのは2ですよねwしかし、聞けば答える。また、マミさんが契約前の子たちに「魔法少女の実地研修」を行う事も止めていない。都合の悪い事は見せない…という事はしていません。多分、全部は説明できないだけで隠していないんですよね。※コメントのジャップリンさんとのやり取で「隠してない」だけでは良くなかったと思います。「(聞けば答えるので)隠してはいない」くらいのニュアンスで受け止めてもらえればと思います。

これ仮にキュゥべえが契約文書を用意しててそこに書いてあっても、その恐ろしさが分からなかったら、多分、まともに読めはしないんですよね。最も重要なポイント「魔法少女とは生命をかける仕事だよ」を教えるだけでピンと来る人は逃げるでしょうが、分からない人は分からない。「願いを叶えるという商品」が目の前にあれば尚の事です。
(それでも契約書を用意して欲しい…って人もいるかもしれませけど…まあキュゥべえ「ボクは文字が書けないんだ」とか言うかもw)

つまる所、人間社会でも同じですが、その交渉が恐いかどうかは自分で判断しなければなりません。「契約をしたい」という目的で来ている相手に対して「その契約について“恐がらせてくれなかった”なんて酷い」とは言えないと思います。

そして恐い契約でも、交渉すべき契約はある。交渉しなくてはならない契約はある。(この契約がそうとは言わないけど)…繰り返しますけど『まどマギ』は、その能力を“少女”に求めているのが一番“悪質”な所だと思ってますよ?(´・ω・`)
ちょっと付け足しておくと、僕の想像では“魔法少女システム”について根堀葉堀聞いてゆけば、キュゥべえも「それは秘密なんだ」という場面はあるんじゃないかとは思っています。(さらに、言うと本当に相当酷い事を隠している可能性があるw)まあ、そこで契約できないと判断してもキュゥべえは何も言わないでしょう。

そう、キュゥべえは、交渉相手の決断する意志は奪わないんですよね。それが本当に“恐い”。そこを奪ってくるなら、そいつは間違いなく“悪”です。(この場合の“悪”とは暴力で処するしかない相手という意味です)それは、これまでと同じような定番のヒーロー/変身魔法少女の出番ですが、そうではないと思う。そうではない所が恐ろしい。

しかし、暁美ほむらは「(仮に相手の意志を奪わなかったとしても)こいつは暴力で処するしかない相手」という判断をして、キュゥべえを問答無用に破壊しようとしていたのかもしれませんね。その判断が間違いだとは僕は思いません。確かにそれくらいキュゥべえは恐い相手ですし、人間の法治下にないキュゥべえは別に気まぐれで破壊しても罪には問われませんw
一応、言うと、それで本当に魔法少女システムにケンカ売っていいの?魔法少女システムに「暴力でこいや!」とタンカ切っていいの?とは思いますけどw

そこらへん含めて、キュゥべえについて、彼が何を考えているか?って角度で観てみるといいかもしれません。さっきは「多分、隠していない」と言いましたが、仮に意図的に隠していても、僕は彼、嫌いじゃないんですよね。


(↓)関連記事

『魔法少女まどか☆マギカ』~ボクと契約して魔法少女になってよ

『魔法少女まどか☆マギカ』~TwitterでQBになりきって呟いてみる


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仮面ライダー・仮面の忍者赤影・隠密剣士・・・ 伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男
井上 敏樹,竹中 清
徳間書店

※本文及びタイトルで「不世出」という言葉を書いていますが、これを僕は「才能があるのにそれが評価されていない」意味で使っていたのですが、それは誤りで本当の意味は「めったに世に現れないほど、すぐれていること」(岩波国語辞典)という事らしいです(汗)
こういう場合「不遇」という言葉を使うらしいのでですが…なんかちょっとしっくり来ないのと、調べると、不世出の誤解の意味はそこそこ流布しているようなので、ちょっとこの本文ではこのままその意味で使います。以下、誤解なきようお願いします。


『伊上勝評伝』(著・井上敏樹、竹中清)を買ってきました。古い特撮ヒーローファンの中には伊上勝という脚本家はもっと評価されてもいいと考えている人も少なくはないでしょう。この本のあとがきの一行目には「伊上勝は不世出の脚本家である」と書かれています。僕も、そう思います。いや、「不世出の脚本家」どころか「不世出の天才」だったと思っています。この本の出版で伊上勝先生のこれまでの評価が陽に当たる……かどうかは分かりませんが、ともかく、一冊の本が「伊上勝を評価する」とアクションをとってくれた事を嬉しく思います。

伊上勝が何故、不世出なのか?それは一口に言えば“子供向け”ドラマの脚本家だったからです。今回、巻末にある伊上先生の脚本リストに目を通しましたが、やはり大人向けドラマの脚本を手がけられた事は相当少ない。近い時期に特撮~アニメの脚本でも活躍された高久進先生(『マジンガーZ』のメインライター等)などは『キイハンター』(1968年放映)、この本で取材を受けられている長坂秀佳先生(『キカイダー01』、『快傑ズバット』等)は『特捜最前線』(1977年放映)と、大人向けのドラマでも代表的な脚本を残されているのに対して、まずそれがほとんど無い。
今だとアニメと特撮だけの脚本家なんて沢山いるんですけど、当時は大人向けの作品で実績がないという事は、少なくもと評価される賞賛されるという場に立つのは相当に困難なものでした。まだ、手塚治虫先生だってその功績をほとんどの大人は関知していない時代でしたから。

また、この時代でも、大きくなっても子供向け特撮番組が好きで、子供ならほとんど意識しない脚本家にまで目を向けて評価を行うという、いわゆる“おたく”は居たのですが、そういうマニアたちには伊上勝先生の脚本はかなり無視されていたはずです。
これは話すと長くなるのですが、「大きくなっても子供向け番組から卒業できない事」にコンプレックスを持っていた当時のおたくたちの間では、作品の評価を「大人の鑑賞に耐えるか?」というゲージで測る事が有力でした。「本当は大人を唸らせる程の深いドラマとテーマを持っているのに、特撮がちゃち臭いのと子供向けってラベルが張ってあるだけで、それが分からなくなる愚かな大人が多いのさ」…と言ってアイデンティティを保ったと言えばいいのか(汗)
ともかく当時の“おたく”たちも脚本を評価すると言えば、風刺や内面描写が充実する深いテーマのものに偏り、あまりに子供だましなものは無視された。ピンキリのキリにされた。その意味で敢えてこう書きますが伊上勝の脚本は紛うことなく“子供だまし”の脚本でした。

だから、伊上勝先生は長らく目を向けられる事がなかった。SF的に練りこまれた『ウルトラQ』や、風刺とドラマ性を兼ねた『ウルトラセブン』などが持てはやされた。僕もおたくになりたての頃に目を向けていたのはそっちでした。
………というか僕としては「俺は、最初から伊上勝を評価していたよ?」とか言い出すおたくは、おたく的に信用できないくらいの勢いなんですが……どっすかね!?特撮ヒーローおたくの皆さん?!(`・ω・´)(まあ、例外はいるでしょうがw)
…まあ、反論はあるかもしれませんが。少なくとも『伊上勝評伝』に書かれているように、昔から円谷特撮関連のメイキングの本は様々に出ているんですが、東映ヒーローの黄金時代を築いたこの人に触れている本は、ほとんど無い。それがそのまま実情に則しているはずです。

※この一連の“史観”を語った文章ですが、MODSTOONさんから「(当時)ファンから「伊上勝」が不当評価され、貶められていたとは言えない」というご指摘を頂きました。この反論について、少し協議しました。僕自身は、おたくの間で、伊上勝先生が貶められていたとは思ってなくて、その功績の割に無視されていた~悪いダメな作家と言われたのではなく(消極的に)論ずるに能わずという扱いを受けた~という感覚で書いています。その上で、この“感覚”は他のコメントの方の話や、僕自身のおたく間の交流、またパブリックな出版物の文言、状況などを考えると、ある程度その当時の(伊上氏活躍頃のおたく界隈の)“空気”として語っていいレベルだとは考えています。『伊上勝評伝』にも謳われるように、こういう本がそもそも出ていなかったという事もあります。
しかしながら、僕のこの語りが、ある一面の語りに過ぎない事は承知していて、それを否定するつもりはありません。(これは他の記事についてもそうです)また、“そうじゃない人たち”がいた事も否定はしない…というか、できようはずがありません。
以上を踏まえて、今回のMODSTOONさんからのご指摘に基づき、注意を喚起しておきます。僕のこの語りは僕の体験基づく一面の語りである事は間違いありませんので、その点留意の上、記事に接して接していただければと思います。


しかし、ある時気がついたんですよ。というか具体的には丁度全話ビデオ化された『仮面ライダー』(1971年放映)全98話を全話一気に目を通している時に気がついたんですが。さらに言えば『仮面ライダー初期13話』という神話(まあ、ここでは知っている人だけ知っていればいいです)の検証の為に観ていたんですが(`・ω・´)…気づいたんです。
この脚本はすごい!!って。
その凄さの一端は、伊上先生の実子で現役の脚本家の井上敏樹先生が、的確に触れられています。
父の作劇法の第一の特徴はその省略法にある。いや、第一だの第二だの箇条書きにする必要はあるまい。要するにまだるっこしいシーンは書かず、面白いものだけをこれでもかと畳みかけるのである。だから説明のためのシーンが極端に少ない。たとえば刑事が犯人の隠れ家を探す場合、刑事はいきなりその隠れ家に現れる。なぜそこを突き止めたの経緯は一切説明されない。そういった手順を描く事は父にとってつまらない事であり、そのつまらない事を面白くひねろうなどとは考えなかった。そんな暇があるならば、刑事と犯人の直接対決を書いているのだ。

(『伊上勝評伝』P.18より)

正にこういう感じだと思います。伊上先生のこのドラマ上要らないと判断するモノはもの凄く大胆でした。それが独特のテンポというかスピード感を与えていました。今みたいにTVアニメが隆盛するその前の一時期、夕方くらいの時間にTVを点けると、どれかのチャンネルは必ず特撮ヒーローがやっている、それも大半が東映ヒーローという黄金期があったのですが、それはこの伊上先生の脚本のスピード感がある程度、シェアされていた面が大きかったと考えています。
しかし、この『伊上勝評伝』、様々な関係者のインタビューをとっていて、伊上先生の知られざる実像に迫っている所はファンとしては満足なんですが、伊上先生の脚本のどこがすごいのか?という言及はかなり少ないんですよね(汗)(文中にちらほら匂いが散見される程度で)…なので、ちょっと僕が伊上脚本で観ている所を記事に書き起こしておこうと思います。

■伊上勝の作劇法

僕が伊上脚本の“良さ”を説明する時に、大抵引用する“定番の話”があります。『仮面ライダーストロンガー』(1975年放映)の第7話「ライダー大逆転!!」の回なんですが。
まあ、先に『仮面ライダーストロンガー』の説明をすると、復讐のために自ら悪の組織・ブラックサタンに身を投じて改造手術を受け、脳改造前に逃れた城茂(じょう・しげる)は正義のヒーロー・ストロンガーとしてブラック・サタンに立ち向かう物語なんですが……すごいよね!脳改造前に脱出とか!w伊上脚本による仮面ライダーの集大成的な作品で、ドラマ性、エンターテイメント性申し分の無い完成度の、大傑作ですよ!(`・ω・´)

さて、その第7話「ライダー大逆転!!」ですが、奇っ怪人ワニーダ(当然、ワニの怪人だ!)の罠に嵌ったストロンガーは対ストロンガー用に発明された催眠ガスを食らって眠らされてしまう。そして催眠効果で悪の手先にされてしまい、ストロンガーのパートナーだった電波人間タックルに、ワニーダの命令で襲いかかります。しかし、タックルがやられる直前で、ストロンガーはニヤリと笑う。ストロンガーは今まで操られていたフリをしただけだったのです。そして脱出を果たしますが、その時のストロンガーとワニーダの対話がなかなか衝撃的です。


ワニーダ「な、なぜだ、なぜ我々のガスが効かなかった!?」



ストロンガー「そんな事、俺が知るか!!」



ワニーダ「くそ~!こうなりゃ今までの奴隷人間を全部殺してやる!」

(『仮面ライダーストロンガー』第7話より)

「そんな事、俺が知るか!」って…orz ぼ、僕は知りたいよ!?知りたいよ!ストロンガー!!(`;ω;´)……いやね。考察してみると、ブラックサタンが発明したという「ストロンガー用の催眠ガス」というのは単純に失敗だったんでしょうねw…でも、ストロンガー的には「なんか、効いてないっすけど?……ちょうどいいから敵の秘密基地に案内してもらおうかな?(ばたんきゅ~?)」となったと。……で、それが効かない理由をワニーダさんが聞いてくるんだけど「そんな事、俺が知るか!」…と。うんうん。まあ、そういう事なんでしょうw
…でもね。大抵の脚本家は「どうやって、ストロンガーが機転を利かせて、ワニーダの罠を逃れた」のか考えるてくれると思うんですよ?その方が「さっすが!僕らのヒーロー!」だもの(´・ω・`)それを「ただ効かなかった」て……そりゃそうかもしれないけどw

でも、それを「そんな事、俺が知る!か」の一言で一刀両断してしまう。伊上脚本の真骨頂は正にこういった所に宿っていたと思います。…ちょっと誤解のないように言うと、僕はこのシーンを腹をかかえて笑ったりするし、誰かに『ストロンガー』を紹介する時に、パッと笑って興味を引いて欲しくって、面白おかしく説明したりもしますが、同時に大いに感動と感銘を受けてもいます。特撮おたくを自認する人には単純にギャグで流して欲しくない…とも思っています。

要するに井上敏樹先生が指摘したように「まだるっこしいシーンは書かない」って事なんですよ。それを入れる暇があったら面白い事をどんどん積み上げて行く。この場でいう『面白い』事って何か?それは「ストロンガーが罠にはまって、僕らの敵になってはらはらする事」です。そして「ストロンガーがその罠を脱してワニーダを追い詰める事」です。その間にある「ストロンガーは、どうやって罠を回避したのか?」はどうでもいい事……面白いかもしれないけどまだるっこしい事なんですよ。(`・ω・´)
直感的でない。という言い方の方が伝わるかもしれませんね。ストロンガーが罠にはまってピンチになる事は「はらはら」するし、ストロンガーが罠を脱してワニーダを追い詰めるのは「スカッ」とする。でも、どうやって罠を回避したのか?は「理屈」なんでしょうね。理屈を説き、相手を腑に落としてようやく面白くなる。そんなワンクッションに、うだうだ時間を割くくらいなら、他の“直感”を載せる。それが伊上脚本のメソッドと言えます。(伊上先生自身、考える気もなかったでしょうけど)

これは当時のお茶の間のTVの接し方にかなりマッチしたスタイルだったと思います。同時に、時代を経るとマッチしなくなってくる運命だったとも思えます。でも、僕はここに『物語』の本質的な面白さの枠組みが宿っているとも考えています。伊上脚本には物凄く勉強させてもらったという気持ちなんですよね。

もう少しこの枠組の話を続けましょう。たとえば『仮面ライダー』で敵幹部が人質を取ったりしますよね。いや、どのヒーローものにもある定番でしょうけど、仮面ライダーはこういうピンチの脱し方なども、多くはこの伊上メソッドに沿っています。

地獄大使(ショッカーの幹部)が「ライダー!!これを見ろ~!貴様が一歩でも動けば、人質の生命はないぞ~!」と本郷猛こと仮面ライダーを脅したりします。どうなる?……しかし、ライダーは「おのれ地獄大使~」とか言いながら、動くんですよね。襲ってくる戦闘員を「とう!とう!」とか言って蹴散らします。
その間なぜか、地獄大使はライダーを注意しないんですよね。「…いや、動くなって言わなかったけ?」とか言ってもいいと思うんですけど。…で、何かへんだな?と思う絶妙のタイミングで滝(ライダーの協力者、強い)が現れて、ライダー「滝!」→滝「ライダー!ここは俺にまかせて人質を!」→となる。
「ライダー!ジャーンプ!!」掛け声と共にライダーはジャンプ一閃!崖の上で十字架に張り付けられている、おやっさんやガールズたち(定番w定番w)を見事救出!!さあ、地獄大使とその手下の怪人との決戦!となるわけですが……地獄大使、その間わりとぼ~っとしてます。人質作戦なのに……何してたんだろ?この人?(´・ω・`)そのクセ、人質を奪われてしまうと、おもむろに「おのれ、仮面ライダー!!」と地団駄を踏みます。…愛すべき間抜けさです(´・ω・`)

これも『仮面ライダー』の興味を引いてもらうために僕がひっぱり出す話ですが、ギャグ的に笑ってもらえるといいなと思いつつも、僕自身はすごく感動、感銘している構成でもあるんです。“まだるっこしいもの”を抜いたらこうまで美しくなるのか!とさえ言いたい。
先ほど話した直感の面白さでこのシナリオを分解します。

①地獄大使に人質を取られた。ライダー・ピンチ! → はらはら!
②そこへ滝が現れた!「ライダー!ここは任せろ!」 → やった!嬉しい!
③ライダー!ジャーンプ! → カッコイイ!!(゜∀゜)
④人質を救出! → やった!嬉しい!
⑤地団駄を踏む地獄大使 → あっはっは!ざまみろ!


この各要素を“まだるっこしいもの”無し、でつなげると(↑)上述のああいう感じになるんですよね。「大事な人質なのに、よそ見したり、注意を怠るわけないじゃん!…じゃあ、どうやって救ける?」とか理屈を言い出すと、どんどん“まだるっこしく”なります。
『伊上勝評伝』に伊上先生はシノプスの段階で面白い~むしろシノプスの段階でシナリオが完成している~という話があって、想像ですが大体こんな要素じゃないかと思います。そして、今まで伊上脚本を誉めてきたんですが、これをそのまま画に収めれば、それで楽しくなる!と判断して撮影して来た『仮面ライダー』シリーズ(第一期)の監督たちも本当に、凄い!凄い!凄い!と思います。この共闘…ある意味、共犯関係が『仮面ライダー』という伝説を生む原動力だったのでしょう。僕は「30分の芸術」と呼ぶのですが伊上脚本の眷族には間違いなくその美しさが宿っていました。

しかし、それらは“子供だまし”のレッテルを張られて来たと思います。いや、レッテルなんで貼った連中の視点の事で、元々、子供向けを作って来たのだからそれは勲章と言っていいのですけどね。
考えさせられる深いテーマがあるわけでもない。ただ、きゃーきゃーと楽しい事だけをかき集めて。展開と展開を結ぶ理屈もおざなり。それは大人や、コンプレックスから「大人の鑑賞に耐える子供向け作品」を標榜するおたく~今、こう書くと滑稽に聞こえるかもしれませんが、これはこれでおたくとして真剣でした~からは、そっぽを向かれ、(あるいは無視し難い伝説を持った『仮面ライダー』には理屈の“初期13話”という神話が付加された…とそう思うんですよね)気がつくと特撮ヒーローの黄金時代は終わりを告げ、再評価の機会さえも薄くなってしまった。

でも、僕は“子供だましの脚本”だからこそ『面白さ』というものの核がよく観えると思っている。「30分の芸術」としてそれは結晶のような輝きを放っていると思っている。
物凄く勉強させてもらいました!伊上脚本を楽しみ、分析した事は、僕が物語を愉楽する事の大きな財産になっています!本当に「ありがとう」と言いたいです。
そして受け手が『物語』に複雑さを求めるようになって行くとともに時代に合わなくなり静かに消えていった伊上脚本のシンプルさは、今こそ~それは古典としての位置づけではあるかもしれないけど~参考にされるべきモノになっているのじゃないか?とも思っています。

※伊上勝先生の不世出性を強調しようと思ったら、ちょっと恨み節っぽい文章になってしまいましたね(汗)悪しからずお願いします。

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【2月第1週:みつどもえ 222卵性 [混入DAYS]】
http://www.tsphinx.net/manken/wek1/wek10497.html#675
【漫研】
http://www.tsphinx.net/manken/



ローズ・トゥ・人気漫画家マンガ『バクマン』(作・大場つぐみ、小畑健)の新キャラ、新人作家・七峰くんが『面白い』ですね。最速のデビューを目指し、自分の自信作が「ジャンプ向きでない」という理由ではねられたとみるや、ネット上にアップして自ら話題を作る。その読切にしてから、予め、ネットから4人の才能を認めた人間に募ってアイデアを出してもらっている。そして今回の騒動でも、新たに50人のネット上のブレインを仕入れている。そこから『面白い』マンガを練りあげて行こうとしている。………面白いですね。

『物語』は確実な正解なんて無い世界なんで、こーゆー作り方の是非は僕には分かりませんが、しかし、七峰くんは面白い。“華”がある。他人が躊躇するような事、ヤバい事でも、その意味を見出せばさらりとやってのける。何人もの人間からアイデアを貰って、それじゃ君の作品とは言えないんじゃないか?という指摘にも、しらっと「僕がまとめたんですから、僕の作品ですよ」と言ってのける。
…これもオリジナルとは何か?~何人以上の人間から意見やアイデアを貰ったらダメなのか?~なんて話をしてもキリがない事ですよね。でも、多分、作家というのは、それぞれの心の中に「これ以上は自分の作品とは言えない」という線が引かれていて、それぞれのその縛りでやっているように思えるんですが、七峰くんは、そもそもその縛りが無い。オリジナルという言葉の曖昧さにそのまま身を任せているようにさえ思えます。あるいは、自分は絶対に軸がぶれない自信というか、何十人を“指揮”してもリーダーで居続ける自信…それこそが自分のオリジナル部分と思っているかのどちらかでしょうか。

また、このキャラクターはところどころに穴が見えるんですよね。自分のメソッドを亜城木夢叶に話してしまう所もそうですが、ブレインをネットに求めている所も危うく感じます。要するに脇が甘い。しかし、その脇の甘さがまた、妙に、魅力を駆り立てています。僕は、実は『デスノート』の月くんの時は、彼の脇の甘さを魅力的に感じるなんて事はなかったんですが(あ~あ、なんかLの安い挑発に乗ってアナウンサー殺しちゃったよ…とか)七峰くんは、その危うさ含めて、どきどきはらはらしていますね……何か違うんですかね?(汗)

多分、一つは演技の明るい好青年・七峰くんと、裏の七峰くんのギャップが面白くて、それを出すための脇の甘さなら、返って好感を持っているという事かもしれません。プライドなんて要らないという言行が一致しているというか。それが脇の甘い形で明確になっているんですよね。逆にサイコーたちにも自分の内心は吐露せず、どっか帰り道の誰もいなくなった道端で、一人暗く本性を出していたら、あ~月だなあ、と思ったかも。いや、分かりませんがwそこらへん、結局のトコロ、裏だろうと表だろうと本質的に彼はネアカなんだと思います。
それと合わせて、自分のロジックを堂々と謳い上げているところもいいのでしょう。これに対してサイコーたちの反論は少なくとも七峰くんにそれを止めさせる力は持ち得なかった。まあ、先ほども言ったように確実な正解なんて無い世界ですから「それは正解じゃない」なんて話がそもそもしようがない所があるんですけどね。それでも作家が本来持つであろうオリジナルへのプライドとは別の場所で、ロジックを構築しそのプライドを持っている(はず)、その異質さも面白いなと。

多分、彼、マンガ描くのめちゃめちゃ好きだと思うんですけどねw今、亜城木夢叶が目指している“邪道バトル”、“邪道な王道”みたいな(?)対決相手として、正にそれが具現化されたような「邪道の敵手」として登場してきているんですけどw……また、最近、この物語のでかなり上位存在である新妻エイジにネガティブ・コメントもらっていたので、いやなフラグ立ってるなあと思ってますけどw華があって面白いキャラだと思っているので、ちょっと頑張って欲しいです。


バクマン。 11 (ジャンプコミックス)
大場 つぐみ
集英社



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魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
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(↓)前回の記事

『魔法少女まどか☆マギカ』ボクと契約して魔法少女になってよ

『まどかマギカ』(監督・新房昭之、脚本・虚淵玄)のキュゥべえが、すっかり好きになってしまって(汗)いろいろ、考えていたら、なんとな~く、頭の中にキュゥべえが“降りて”来たので、ちょっとツイッター上で小芝居を演じて遊んでいました。(↓)Togetterにまとめました。

『魔法少女まどかマギカ』風?にペリーの日米交渉を演じてみる

キュゥべえを、黒船来航のペリーに見立てて幕府とペリーの小笠原諸島の領有権に関する交渉を演じてみました。ちょっとややこしいですね(汗)まあ、とにかくペリーは交渉の際、小笠原諸島をアメリカ合衆国の領土と主張したんですよ。それに対して当初、有効な反論を持たなかった幕府は大慌て。(↓)くわしくはこちら。
▼でいらほん通信

ペリーの浦賀来航と沖縄、小笠原諸島、そして林子平の関係

『魔法少女まどかマギカ』で株トレードを推めるQBを演じてみる。

キュゥべえが、まどかを株トレーダーになる事を推める事を演じたまとめですね。シチュエーションは大分違うんですが、キュゥべえが何をやっているのか、この角度で分かってくる所もあるんじゃないかと思います。
やってみて思うのは、やはり大人の社会に出ると、こういう交渉は普通にあるし(株をしつこくすすめるなんてのはあんまり無いでしょうけどw)、それで交渉相手の事を悪く言っても何もはじまらなくって徹底的に細心の注意を払って対応して行くしかないんですよね。ただ、それを子供にさせるか?というのが『まどかマギカ』の一番の特徴であり“怖い”所、それゆえ『面白い』ところなんだと思います。


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【魔法少女大系】



「諦めたら、それまでだ。でも、君なら運命を変えられる。避け様のない滅びも、嘆きも、全て君が覆せばいい。その為の力が君には備わっているんだから」

「ホントなの…?わたしなんかでも、ほんとうに何かできるの?こんな結末を変えられるの?」

「もちろんさ、だからボクと契約して、魔法少女になってよ!」


(『魔法少女まどか☆マギカ』第一話より)

今期のアニメで『魔法少女まどか☆マギカ』(監督・新房昭之、脚本・虚淵玄)を愉しく観ています。クリフハンガー…と言っていいのでしょうね。1話ごとに何らかの“気になる”情報が混ぜられていて、ぐっと引きつけられて、次の回を観たくさせる。また、すごく、色々語りたく作品なんですよねw解釈、推理なんかで色々考えていると、あっと言う間に一週間が過ぎてしまうw…ここらへんのドライブ感はちょっと堪らないものがありますね。

『魔法少女まどか☆マギカ』は、どこにでもいる普通の少女・鹿目まどかは、ある日出会った不思議な生物・キュゥべいから「僕と契約して魔法少女になって欲しい」と言われる。しかし、同じ日に転校してきた謎の少女・暁美ほむらからは「家族や、友だちが大切なら、今とは違う自分になろうとは思わない事」と忠告を受けていた。魔女と魔法少女による災厄が進行して行くなか、まどかは何を選択するのか……という感じの『物語』かな?

まあ、まず僕は魔法少女勧誘にいそしむキュゥべえの、逆に痛快ささえ感じる胡散臭さに参っていますねw
また、この物語は、おそらく魔法の契約に基づく「君の願いとその対価」というものが大きなテーマとして扱われていると思います。…その上で、そういった『積み』を、ひっくり返して来そうな気もして、その油断のならなさが、否が応にも緊迫感を出しています。

(↓)ここらへんの話は先日やった漫研ラジオでルイさんと話しているのでその部分をハイライトで抜き出しました。

TVアニメ放談4@漫研ラジオ
▼TVアニメ放談:『魔法少女まどか☆マギカ』の話題


それで、キュゥべえのように魔法少女の契約(?)を持ってくるマスコット(?)たちが、当時、どういう行動、手順を踏んでいたか?観返してみると何か見えるものが違うかな?と思いまして、ちょっとライブラリをひっくり返してみました。

■美少女戦士セーラームーン(1992年)


ルナ「今、東京には変な事件が続発しているの、警察には手に負えない事件ばかりよ。“敵”が現れたの。うさぎちゃん!その敵をあなたが倒すのよ!あなたは選ばれた戦士なの!そして、もう一つの使命は仲間と一緒にあたしたちのプリンセスを探し出すこと!」
うさぎ「なんだか、カッコいい~!」
ルナ「まだ、あたしの言っている事が信じられないのね…。だったらね、こう叫んでみて。ムーンプリズムパワー、メイクアップ!

■カードキャプターさくら(1998年)


ケロちゃん「あああ~!カードがあれへん!なんでや!どこいってもうたんやぁあ~!!」
さくら「…これ?(ウィンディのカードを差し出す)」
ケロちゃん「…!これやこれやこれやがな~!…で、他のカードは?」
さくら「わたしが“ウィンディ”って読んだら…いきなり風が起きて…全部とんでちゃった!(笑)」


ケロちゃん「よっしゃ!カードキャプターの誕生や!
さくら「えええええええええええ!!?」

■ふたりはプリキュア(2004年)


なぎさ「あの、取り込み中悪いんだけど、いろいろ説明して欲しいのよね」
メップル「君たちはプリキュアのパワーをさすかったメポ~」
ミップル「これから、二人は光の使者プリキュアとしてわたしたちといっしょに戦うミポ~
なぎさ「たたかう~?勝手に決めないでほしんだけど?」
メップル「ぼくたちのお世話もするめぽ~!

■魔法少女リリカルなのは(2004年)


なのは「なにがなんだかよくわかんないけど、一体なんなの?何が起きているの?」
ユーノ「君には資質がある。僕に少しだけ力を貸して
なのは「ししつ?」
ユーノ「僕は、ある捜し物のために、ここではない世界から来ました。でも、僕一人の力では思いを遂げられないかもしれない。だから、迷惑だと分かってはいるんですが、資質を持った人に協力が欲しくて。お礼はします!必ずします!ボクの持っている力をあなたに使って欲しいんです!ボクの力を、魔法の力を!」
なのは「まほう…?」

セーラームーン以降の戦闘を含む魔法少女もので有力そうなものをピックアップしました……本当はこれに変化球的な『十兵衛ちゃんラブリー眼帯の秘密』(1999年)、『セイントオクトーバー』(2007年)を交えて記事を構成する事を考えていたんですが、時間の関係で、次の機会に回します。…書けるといいんですけどね(汗)

さて、このリストの引用。受け止める人によって感想は違うと思うんですが(当然かw)かれら“マスコット”たちは実にあっけらかんと彼女らを戦いの世界に“誘拐”しますw(『まどかマギカ』に合わせて(?)わざと悪い言葉で言っていますが)また、少女たちは実に真っ当に、そうされる事に拒否反応を示しています。
まあ、それを世界の運命をかけた戦いの選択としての気安さや、ぶつくさいいながらも戦いに身を投じてしまう少女の気楽さを「おいおいw」とツッコンで愉しむのは、ありなんですけどね。(僕はそういう事をする)まあ、多分におたく的な愉しみ方ですよね。
しかし、そこをギャグやパロディではなく、真剣に詰めて(多少、悪趣味ではあるんでしょうが)物語を描いているのが『まどかマギカ』という事になってくるかと思います。

そして、他のマスコットたちと比べてみると、キュゥべえはかなり異質な存在だと言う事が分かります。…それは言うまでもない事ですか?wまあ、そうなんですけど、他のマスコットたちは、善意に満ちている代わりに、ほとんど問答無用に少女たちを冒険へと誘います。キュゥべえは、そこが全く正反対な存在なんですよね。彼(?)が何を考えているかは分からない。

しかし、少女が戦いに身を投じるという決意に対して彼は恐ろしくフェアです。

“フェア”という言い回しに違和感を感じる人もいるかもしれません。彼は確かに隠し事というか(特に言われなかったから)開示してない情報を持っている。しかし、“契約をさせたいモノ”の振る舞いとして、決して悪質な振る舞いや、騙しはしていないと僕は思っています。
…これ一口に説明するのは難しいのですが「自分の契約の不利になるような事は殊更言わない」あるいは「逆に自分の不利を開示する事によって相手の信頼を勝ち得る手段もあるが、それはあくまで契約させる為であって、厳密には相手の為ではない」というか「死ぬよ、という事を遠まわしに言ったとして、それで死の認識が甘くなるのは相手の責任」とか、まあ、「交渉とはそういうもの」としか言えなくなってくるんですが(汗)いろいろあるんですよ。

また他のマスコットたちについて、一般論で考えれば、勝手に、強引に、魔法少女にして既成事実を作ってから、なし崩しにその気にさせて行くという手法は、あまり誉められたものではない。といか、はっきり言えば卑怯!な部類に入ります。…一般論で言えばですよ?wヒーローってのはそういう当たり前のロジックに組みしない物語ではあるんですからw

そうやって考えると、キュゥべえは極めて公正な交渉をするいい奴、という事になるはずなんですが……大抵の人は、彼に言い知れぬ怖さを感じるのではないかと思います。僕も彼は怖い。(…まあ、いい奴は言い過ぎましたw)
彼は公正な生き物なんですが、その公正さが恐ろしい。そして多分、キュゥべえの怖さ、公正さは“世界”の怖さ、公正さに限りなく近いものだと思うんです。
なんでこんな事になっているのか。本来、保護者に護られているべき少女たちが、その無垢な心のまま“世界”とまともに交渉をしなければならない物語。それが『まどかマギカ』。

……という一つの“観え方”はあるかな?とそう考えていますね。その象徴……というより、まさにエージェントがキュゥべえという事です。
まあ、ぶっちゃけ、大人でも、挑めば大多数がワンサイドゲームで負けて行くモノ相手ですから、勝負になる以前の問題という気もしますが……しかし、第一話を深読みすると、その“契約書”の隙を突いたようにも思えます。キュゥべえは恐ろしい相手ですが、彼自身もまた「限られた武器」で戦っているはずで、恐ろしい世界そのもの、ではないはずです。…そこに突破があるか?


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