http://www.websphinx.net/manken/come/wek1/wek10387.html#562
ジャンプで「バクマン」、サンデーで「神のみぞ知るセカイ」が好調だと思います。
「バクマン」は編集部の内部事情をかなりオープンに語っているのが、そういう事を知りたい人間にとっては嫌が応にも興味を引きます。そういう意味で「まんが道」というよりは「編集王」の方が感覚は近い気がしますし、さらに言えば「編集王」は“編集”を主題とするが故のディフォルメが入っていると思うのですが「バクマン」はそこが主題ではないだけに、より“生”の感覚が出ている気がします。(むろん、いくらか脚色はあるでしょうけど)
また「サルまん」と比すると、こっちは原作者が“マンガを描く事”の研究者というよりは、“マンガそのもの”の研究者だった面があって、類型分類的な指南となっているのに対して「バクマン」は苦難の実体験の深さというか、その語り口はかなり“実践的”ですね。どのくらい実践的かと言うと「最終的にマンガ家になれるかどうかは運だ!」と言ってしまうくらい実践的wこれは「サルまん」にはなかったセリフだwどっちかと言うと「サルでも描ける」という逆のアプローチをしているよなあ~。
「神のみぞ知るセカイ」は、ちょっと思い出したんだけど、以前「今週の一番」で「神知る」のパイロット読切りが掲載された時に、僕は「これを連載にするのはかなり厳しいんじゃない?」と言った記憶があります(汗)…その心は「恋して神様」(読切り版のタイトル)の特徴を活かそうとすると、毎回アイデアを相当盛り込まないといけない事が予想されたからなんですよね。それを止めてゲームにしか眼が行かない男の子が、何故か周りの女の子にモテまくる…なんてストーリーだと“厳しく”はないけど、そこらにあるハーレム・ラブコメと大差がなくなってしまうわけで。……え?今の時点でもそこらのハーレム・ラブコメと大差ない?wいや、そうかもしれないけど、僕はちょっと違うと思うというか、この作品は主人公がそれら“凡百”というものの体験者であり、それらを類型的に俯瞰して観察している面が、逆手にとった面白さを出していると思うんです。
ん~~~…つまりね。萌えマンガ好きな人なら、たくさん、たくさん、萌えマンガを読んでいるはずですよね。このマンガ、主人公がその境地に踏み込んでいる事で、読者にとってちょっと違った角度の“共感”を引き出しているんですよね。まあ、そこまで引っ張られなくっても、普通に可愛い女の子を連打連打連打で出しているので楽しいはずですし、その力筆っぷりには脱帽しているんですけどw
まあ、要するに当初「連載は難しいんじゃない?」と言った僕の予想は大きく外れて、毎回、アイデアを盛り込んで(陳腐なアイデアですけどね…そこを“逆手”にとる事によって再認識、再利用されている)短く、キビキビと、順調に連載を進めているってワケですw(汗)
どちらも非常におたく好きのする連載でもありますけど、微妙に計算して敷居を低くしている面もありますね。(実際、どのくらい寄るかは分かりませんけど)また、どちらも「終わり」を目指して描かれている連載に見えます。「終わり」を目指す物語は僕は大好きなので、今、すごく次週が楽しみな連載になっています。
ジャンプで「バクマン」、サンデーで「神のみぞ知るセカイ」が好調だと思います。
「バクマン」は編集部の内部事情をかなりオープンに語っているのが、そういう事を知りたい人間にとっては嫌が応にも興味を引きます。そういう意味で「まんが道」というよりは「編集王」の方が感覚は近い気がしますし、さらに言えば「編集王」は“編集”を主題とするが故のディフォルメが入っていると思うのですが「バクマン」はそこが主題ではないだけに、より“生”の感覚が出ている気がします。(むろん、いくらか脚色はあるでしょうけど)
また「サルまん」と比すると、こっちは原作者が“マンガを描く事”の研究者というよりは、“マンガそのもの”の研究者だった面があって、類型分類的な指南となっているのに対して「バクマン」は苦難の実体験の深さというか、その語り口はかなり“実践的”ですね。どのくらい実践的かと言うと「最終的にマンガ家になれるかどうかは運だ!」と言ってしまうくらい実践的wこれは「サルまん」にはなかったセリフだwどっちかと言うと「サルでも描ける」という逆のアプローチをしているよなあ~。
「神のみぞ知るセカイ」は、ちょっと思い出したんだけど、以前「今週の一番」で「神知る」のパイロット読切りが掲載された時に、僕は「これを連載にするのはかなり厳しいんじゃない?」と言った記憶があります(汗)…その心は「恋して神様」(読切り版のタイトル)の特徴を活かそうとすると、毎回アイデアを相当盛り込まないといけない事が予想されたからなんですよね。それを止めてゲームにしか眼が行かない男の子が、何故か周りの女の子にモテまくる…なんてストーリーだと“厳しく”はないけど、そこらにあるハーレム・ラブコメと大差がなくなってしまうわけで。……え?今の時点でもそこらのハーレム・ラブコメと大差ない?wいや、そうかもしれないけど、僕はちょっと違うと思うというか、この作品は主人公がそれら“凡百”というものの体験者であり、それらを類型的に俯瞰して観察している面が、逆手にとった面白さを出していると思うんです。
ん~~~…つまりね。萌えマンガ好きな人なら、たくさん、たくさん、萌えマンガを読んでいるはずですよね。このマンガ、主人公がその境地に踏み込んでいる事で、読者にとってちょっと違った角度の“共感”を引き出しているんですよね。まあ、そこまで引っ張られなくっても、普通に可愛い女の子を連打連打連打で出しているので楽しいはずですし、その力筆っぷりには脱帽しているんですけどw
まあ、要するに当初「連載は難しいんじゃない?」と言った僕の予想は大きく外れて、毎回、アイデアを盛り込んで(陳腐なアイデアですけどね…そこを“逆手”にとる事によって再認識、再利用されている)短く、キビキビと、順調に連載を進めているってワケですw(汗)
どちらも非常におたく好きのする連載でもありますけど、微妙に計算して敷居を低くしている面もありますね。(実際、どのくらい寄るかは分かりませんけど)また、どちらも「終わり」を目指して描かれている連載に見えます。「終わり」を目指す物語は僕は大好きなので、今、すごく次週が楽しみな連載になっています。