「遊星王子」(1958年制作)コンプリート…といきたい所だけど3話連続で放送されていて1回分ごっそり録り損ってゆ…orz ま、しょうがないよね?ね?(´;ω;`) 間を置かず「少年ジェット」(1959年制作)がスタート。これを待っていました。以前、友人に観せてもらったのですが、それが相当「面白かった」のですよ。まあ、「遊星」、「ジェット」の話はまた日を改めてしたいです。「あしたのジョー2」もコンプリート。以前も録っていたんですけどね…。大事な事だから2回録りました(`・ω・´)

仲間内の上映会で「マカロニ・ウェスタン」の影響を受けた…時代劇?のようなものを集めて流そうとしています。僕の担当は「風雲(or 快傑)ライオン丸」と「木枯し紋次郎」かな?あと、今、録っているこの「荒野の用心棒」(1973年制作)なんですよね。「荒野の用心棒」と言ってもレオーネの“あれ”じゃなくって、三船プロが制作した素浪人シリーズ(?)の一本ですね。このシリーズ全体がかなりマカロニな影響下にあって、まあこの作品もかなり凄い感じです。レオーネの「荒野の用心棒」と、同名タイトルなのは偶然ではないでしょうけど……モロに同名になっているあたりが、微妙に天然入っている気もするなあ…w(前作が「荒野の素浪人」だから…その次は「荒野の…ってw)
ライフルの達人(夏木陽介)、火薬の達人(竜雷太)、剣の達人(渡哲也)の三人が用心棒稼業で荒野をさすらう物語。天保年間頃の話ですかね。“銃の旦那”が持っているこの銃、ウィンチェスター銃だと思うんですが…う~ん……(調べる)ウィンチェスターの生産開始は1857年、ペリー来航の後ですね。…………ま、いっかw(=´ω`=)
まあ、そんなこんなで、この物語の日本諸藩は裏で密貿易やりまくっていて、けっこう新式銃部隊とか持っています(ウィンチェスターを扱うのは“銃の旦那”だけかな?)。豪商とかでガトリング砲買い付けてる奴がいたり…すっげええええ!!w(ガトリング砲の発明は1862年w)こんな頼もしい日本なら幕末の展開は全然違っていただろうなあ…wまあ、そんなワケでかなり異色なガンアクション時代劇になっています。
しかし、観ていて思うのですが、作劇のテイストはマカロニ・ウェスタンと大分違う気がします。いや、これはあくまで“マカロニの影響”としての話なんですが、3人の用心棒たちは、それぞれ人情に厚く、弱きを助ける性格なんですよね。“火薬の旦那”なんかは、おそらく百姓出身で、虐げられる百姓の気持ちをいつも代弁している。ここらへんのウェットな感じ……「ちくしょう、割を食うのはいつも百姓だ!」とか、そういう事を、内心で何を思っているかはいいとしても、それを口にしてしまうと、何というか僕が感じているマカロニ・ウェスタンのスピリッツの部分に異相があるように思ってしまいます。
僕のマカロニ・ウェスタン・ヒーローのイメージって、弱い奴を(気まぐれか結果的に)助ける事はあっても偏に感情移入したり代弁もしないというか…。気に入らない奴は撃ち殺す、金は奪う、復讐は果たす。それはそもそも理不尽がまかり通る、無法の荒野だからこそって事もありますが、自分もそれに乗った生き様を選んだのだから、結果どんな酷い仕打ちを受けても野垂れ死んでも文句はない……敵に落とし前はつけるけどw…と、そういう利己的に生きる美しさを描いていると思うんでよね(いろんな監督がいるので一概には語れない所ではありますが)。
そこらへん日本の人情的な時代劇メソッドだと、かなり移植の難しい部分ではあるのかなあ?とは思いました。じゃあ、どういうアプローチの仕方があるか?という答えの一つとして「必殺シリーズ」や「木枯し紋次郎」なんかがあるわけですけどねwまあ、ここらへんは、また機会があれば…。o(…「紋次郎」の担当だし、直近で「紋次郎」の話はしておこうかな?)
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