今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
マンガ、アニメ、特撮の感想ブログです。




【5月第1週:トラウマイスタ 第42話 ピカソはシエナにスジャータの面影を見るか?】
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【漫研】
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少年犯罪を題材にした刑事物マンガ「シバトラ」が、かなりショッキングな回でした。元々、覚醒剤中毒だったのが主人公の竹虎のおかげで更正した少女・リカが、少年犯罪グループ“シャドウ商事”のメンバーに捕まって、致死量の覚醒剤を射ち込まれるシーンなんですが、更生後はレギュラーに近いキャラとして動いていたリカが、じわじわと殺されて行く様、またシャドウ商事のメンバー(子供)が死んで行くリカを淡々と観察し、淡々と殺して行く様が、かなり怖いシーンとして印象に残ります。



「シバトラ」は僕は読んでいて、かなり“大人目線”な感覚を受けていて、その意味で「こんな、お説教くさい連載、子供の読者は面白く読んでいるのだろうか?」などと要らぬ心配をしたりもしているんですが(小池徹平主演でドラマ化とかしているんですから、本当に要らぬ心配なんですが…(汗))この回含め、いくつかの“大人目線”の描写は「作り手」の“それを描く”という鉄の意志のようなものを感じて少し震えました。
今、「お説教くさい」なんて言い方をしたんですが、こーゆーのはもう、お説教なんて話じゃないですよね。…なんて言うんでしょう。誤解されそうな単語しか思い浮かびませんが、子供が“薄暗い闇(犯罪)”に近付く事の怖ろしさを伝えているんですよね。それを筋道だった理屈(説教)じゃなくって、とにかくショックを与えるという手法で、理解を求めるのではなく、感覚に叩きつけている。

ちょっと僕の子供の頃の思い出を語ると、今のドラマはどういう感じだか知らないんですが、昔は「土曜ワイド劇場」なんかで、覚醒剤中毒で死ぬようなネタがけっこう流れていて(←土曜ワイド劇場とかにかじりつく小学生)、そういうシーンで中毒者は大抵、注射針の跡で青く変色した手首をさらして、焦点の合わない虚ろな目の亡霊/半死人のような描写がされていて、それがもう、とにかくおっかなくって!!(汗)絶対に麻薬には手を出すまい…出すまいというか、引っかかるまいと心に誓ったものです。
あと「ドーベルマン刑事」(1975年)のシャブ中関係のエピソードとか思い出深いですね。平松先生の描く、殺人鬼、狂人、麻薬中毒者の“目”って、もう、身の毛もよだつほど怖くって!!(汗)絶対に薄暗い闇(犯罪)には近付くまいと(ry …ああいうトラウマになるようなものを子供の頃に見せてもらったのは、あらゆる意味でいい体験だったと思うんですが……今の子供ってどうなんでしょうね?ああいう、見たくない物、おっかない物をちゃんと見る事ができているのでしょうか?

…で、今回の「シバトラ」一部の人は評価するのでしょうけど、不道徳もエログロも見つけるのが難しく、光も闇も“夢物語”にくるまれた作品が大半である今の(※こういう書き方すると“夢物語”がダメなように誤解されそうですけど、そんなつもりはないです)少年誌で、レギュラーに近い子が無様に嬲り殺されるというこんなおっかない話をするのはリスクの方が大きいと思うんですよね。…でも描くw“大人の使命”を意識した“大人目線マンガ”だからwマンガ(物語)は「面白い」方が良い。…でも「作り手」のこういうちょっと別の想いや、ちょっと別の視野が載る事も、また、「面白い」。

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